――書き出し――
記録物語-R.s.༗《レェズ》メリーさんの執事
《紅糸の裁決編》の続きでございます…
では、続きをご覧下さい。作者より
……場面は変わり……
――王都の西側の街――
…αメリー達&爻綺&パティシナは、
爻綺「コレは…酷い……」
ベネット「・・・」
パティシナ「狩りだな…この数のイカれ様は」
……目の前の光景は、
大量のアンデッド軍団と冒険者達&騎士団の戦闘が繰り広げられている。逃げ遅れた民は悲鳴をあげて走り、腰を抜かし、瓦礫に埋もれた子を助ける冒険者がいる。
蒼牙「応戦するぞ!」そう言い走り出す。
ベネット「争い事からは逃げられない、助けに行ってきます、その子は貴方達が」彼もそう言い走りだす。
パティシナ「勝手な…」
爻綺「君達は僕が守るから…民達を助けるのを手伝ってくれるか?」
αメリー「うん、手伝う」
オグリ「でも…大丈夫なのか?まだネメシスは眠ってるんだぞ?……瀧奈は居ないし、魔法は大丈夫なのか?」
爻綺「魔法か〜、この本をあげるよ……僕が旅の途中で書いてた魔術が記されてる。使えるかわからないけど…」
……αメリーに魔術書(手書き)を渡す、
αメリー「あ……ありがとう」
パティシナ「……行くのか?」
爻綺「行こう!無実な民達を守りに」
……αメリー達は戦場へと踏み込む。
ベネット「大丈夫ですか、走れます?」
猪の老獣人「ありがた……向こうの家も回ってくれぬかの?、無事か不安で……」
ベネット「わかりました…」
…背後から改造されたゾンビオオカミがベネットに飛び襲いかかる……
猪の老獣人「危うぃ!……ゴホゴホ」叫ぶがむせる、
蒼牙「フーガ!ッ」ゾンビオオカミを消し飛ばす。
蒼牙「大丈夫か!怪我ないか?ここはもう戦場なんだ、気おつけよ…」
ベネット「はい、私は向こうを見回るつもりなので、そのかたをお願いします」
蒼牙「わかった先に行ってこい」
…ベネットは猪の老獣人の言葉を信じて見に行く。
パティシナ「アイツ…どこ行った」
…布団パティシナの腕に凶暴化したラットが噛み付く、
パティシナ「美味しいか?…それとも、」…
…探し回ったパティシナはその場を立ち去る、
その場に大量にいた…ゾンビやラットは暴れ狂い…
?黒衣の医士「ラットが死んだ。」
?血塗た女の子「ペスト、見てコレ奴のだ」
?黒衣の医士「この状況じゃ旅費が破産するな…」
αメリー「あれ?見失っちゃた…」
オグリ「追わなくても大丈夫だろ、あんなに身体能力が凄いならさ……」
爻綺「でも、心配だよ…どんな力を持ってるか知らないし、もしもの事があったら」
?黒衣の医士「そこの君ら、今からココは立ち入り禁止だ……立ち去れ」
爻綺「いえ、僕らは助けに来て…」
オグリ「お!有名人だぞ、黒医士ペスト先生と相棒のジャックザ囚人だ」
ペスト(黒衣の医士)「そうだが……助けに来ただと?まだ未成年じゃないか?…特に、その子……」
ジャックザ(血塗た女の子)「何か、懐かしい匂いがする」
ペスト「気色悪いぞ……、力があるならそれでいい、だが!君らに忠告しとく…怪我はするな」
ペスト「行くぞ、負傷人と病人が待っている」
ジャックザ「私達もう行くね〜」
ペスト「怪我したら飲ませろ…副作用は無い」
…爻綺にヒールポーションを渡す、
ジャックザ「バイバ〜イ」
2人は颯爽にどこかへ行く。
爻綺「コレは君にだって」αメリーにさっきもらったヒールポーションを渡す、
αメリー「お礼言わないとね」
爻綺「そうだね」
〈ドゴォォ〉っと突然壁上から爆発音と煙がたつ、
爻綺「あそこへ向かおう…いいかな?」
αメリー「うん!」
オグリ「お…おう……」
……繰り返される爆音は城内に届く。
――王都の西壁――
向かうまで数々の妨害があったモノのたどり着く。
…目の前に人影が見えてくる、
オグリ「あの爆破ってまさかな…」
バベル「何処に行ったァ!!」激怒している。
オグリ「アイツ、何か怒ってるぞ…」…
バベル「主への冒涜!アバドンの強奪!許さん、許さんぞ!貴様!」
ゲーティア「…誰?!……あ、貴方なのね」
目の前には、特殊な何かで拘束されたゲーティアと激怒したバベルの姿があった。
ゲーティア「αメリーちゃん、今から言う方法でコレを解除できないかな?……今、魔法が使えなくて……」
αメリー「う……うん」
……バベル以外は落ち着き話をする……
オグリ「奪われた!やばいんじゃないか?悪用されたら勝ち目が無いぞ……」
ゲーティア「相手は計画的に私達のマグナコアキューブを取って行ったわ……私が魔法しか使えない事を知って魔力封じさせて、バベルを不意打ちで……」
αメリー「上手くいかない……」ゲーティアに教わった解除魔法を試している
爻綺「僕がやってみようか?」
ゲーティア「あ、できるなら……ぜひ」
爻綺「アン シェイドー…」黒い存在が現れまた姿が変わる、鍵の様な変わった姿に…アン シェイドーは拘束具を何か細かく操作し解除する。
ゲーティア「うん…動ける」動ける様になる
爻綺「ありがとう、もういいよ」そう言うとアン シェイドーは消える。
オグリ「何でお前らが居るんだ?」
ゲーティア「それはね、」
バベル「誰だから知らん奴の餌にまんまと引っかかった……それだけだ」…
ゲーティア「言い方……あれ?何か落ちてる」…
…少し離れた所に何か取りに行く、
拾い上げた物は、見覚えのある十字架の短刀だ。
ゲーティア「コレは、私達の知る…」少しいじると短刀は形が変わり変化する。
ゲーティア「あの時、バベルの爆撃の破片で落とした物かな?……」少し考える
オグリ「コレで何かわかったのか?」
ゲーティア「私達と別に来た誰かが……この…裏切り者が……今、何処かに居るはず……」
突然、電話が鳴り響く…バベルとゲーティアの腕輪からだ
バベル「奴らは、我々におとなしくしてろって事か」
ゲーティア「墓威さんが…捕まった……」
……少し場面が変わり……
ベネット「ぐぬぬぬ…」テコの原理で瓦礫を移動させる
瓦礫から獣人の子が出てくる、
ベネット「大丈夫?いける?」
獣人の子「うん、ありがとう…お兄さん」礼を言いその場を立ち去る
ベネット「もう、大丈夫なはず……さっきの爆音は何だったんだろう?」
仮面者「貴様がイーノック・モリー・ベネットだな…」
ベネット「そうですが、貴方は?……!」
ミラン(仮面者)「ミラン言います、貴方のマグナコアキューブを回収しに来ました……こちらに」
ベネット「それは、ダメです……コレは私の大切な物ですので、お引き取りください」
ミラン(仮面者)「そうですか……では、時間が無いので、……すみません。」
…ベネットは突然の仮面者の攻撃を防ぎ転がっていく、
ミラン(仮面者)「命より、大事かですか…」
ベネット「コレは渡さない!」
ミラン(仮面者)「そうですか、ロスタード様が持って13日ほどですが…よろしいのでしょうか?」
ベネット「それは……どう言う事ですか」
…横から誰かが割り込んでくる、ベネットの知る仲間、ジャンヌ・アルス だ。
ジャンヌ「そのまんまの通りだよ、イーノック…時間がないんだ……」手を差し伸べる
ベネット「わ…わけがわかりませんよ……」
ミラン(仮面者)「ジャンヌ様はご理解していただいています……他の方も、貴方だけなのです…さぁ」
ジャンヌ「イーノック、渡すんだ…」
ベネット「……」深く考える、そして…
…ベネットはマグナコアキューブ(神秘的な笛)を取り出す
アルス「さぁ…」…ベネットの方へ近づく
ミラン(仮面者)&ジャンヌ?「さぁ!」…
ベネット「彼は、そんな呼び方も言葉も……使いませんよ…このペテン師が」
ミラン(仮面者)&ジャンヌ?「バレてしまったか」…
ミラン(仮面者)「だが、コイツは本物の本人だぁ!この意味がわかるかぁ〜!」
ベネット「審判を!ウォフ・ユーデクス!」そう叫び〈プヴー〉と神秘的な笛を鳴らす。
ミラン(仮面者)「奴…法王の力を見せてやる」
(洗脳)ジャンヌ?「カエルム・アルタリア……」
……2つの神が現れる、
ベネット&ウォフ「その悪業を裁いてやる』
ミラン(仮面者)「悪業ではない、正義への犠牲だ」
(洗脳)ジャンヌ?&カエルム?「・・・」
……物凄い威圧がただよう…
パティシナ「あ?やべ、置いてきてしまった…にしても、あの子供…何処に行った?……コレは、まさか…」
『大変な事になってるなぁ…ソワカ!』
……ちょと別の場所で、
ソワカ「へクチュ…」くしゃみをする
ナルナリ「モキャ〜?」
ソワカ「何か、すまない事した様な…」
……また…場所は変わる……
続く→
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