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続き
「ふぅ〜……」
風呂に入ると力が一気に抜け
あっという間に1分経ってしまって
まだシャワーしかしてない。
「やっと湯船にできる〜」
普通とは違う体験でこそ楽しみな様で
「僕の家、母子家庭でもあり湯船に入ることだってできなかったしな。」
独り言をブツブツと。
「そろそろアツいし出るか」
頭の上にあるタオルを外し
もう一度冷たいシャワーを浴びれば
「よし、出よ」
僕が出る頃には深夜で、近坂も寝ていた。
「着替えて…、って自分の服…」
「がある!?」
あ、そっか、母さんが僕の服持ってきてくれたのか。
元々家は同じアパートで構造も一致しているから
すぐにトイレなど行けた。
違いは… 広いと狭いかな。
着替え済み
「よし、寝よーっと。」
近坂は隣の部屋で寝ていて、僕は違う部屋で寝ていると言う。
だって、幼馴染と隣で寝るとかありえないし。
朝_______
「ふぁ〜…」
目が覚めた。
いい朝だ
「よし、朝ごはんはフレンチトーストに決定!」
ガチャッ
下に降りて
「おはよ!近坂」
「おはよ、朝からはえーな」
「学校の日ではないけど早く起きちゃった」
「学校の日は起きるのが遅く、休みの日は起きるのが早い。って体質があるものな」
「僕は学校の日でも早いけど」
「おう」
「僕、フレンチトースト作るけど、食べる?」
「関口の料理か、うまそうだし食べるわ」
「おっけ」
軽く返事を済ませて
ジュージュー
「出来上がり。」
「おー、うまそう」
「結構良くできた。」
自信作だよ!と言わんばかりの顔で
「ん、サクサクでおいし」
「作ってよかった〜」
「料理あんま得意じゃなくてさ〜!」
「本当か?俺は上手いと思うが。」
「へぇ〜!うれしい」
「パンのカスついてんぞ」
ぇ…?
僕のほっぺに近坂の口が…?
「えっ…?」
「なーに驚いてんだよ、”恋人同士”だろ?」
「え?いつなったの……?」
「一緒に住んだ時から」
あの時…?
「一人暮らし、…僕も住んでいい?」
「おう、いいが家出でもすんのか?」
あの時だ…!
「そ、そう言うこと?」
ちょっとした走馬灯に驚いた僕は
「そう、あん時だよ」
「え、あの時?」
「そう」
「え!?あの時!?」
「そうつってんだろ」
「あ、ごめん」
「…」
たとえば結婚したらこの意味、同棲ってことになるんだよね?
や、や、や、や、や、、や、「やばすぎ〜!!!!」
心の中で驚いたつもりがまさか声にも出ていた。
「なにがやばいんだ??」
「それに、俺たち一回ヤってるし」
「あ、そっか?」
「実質恋人かぁ…」
「って、なる訳ないしっ!???」
恋人になったよ。の事を1時間(7時まで)説教されたとさ。