「と言うかさ、何で愛と此奴が一緒に来てたん だ?」
移動中、独華がアメリカのことを指差しながら尋ねたんね。独華の質問はiоも気になってたことなんね。
「此奴は偶々、先斗町に居たからちょうど良い と思ってな。私は勘だ。自分の仲間達に何か大きな変化が起きそうな気がしてな。勿論、良い 方の、な」
愛は又、アメリカを指差しながら、そう言ったんね。もしかしたら、愛にこれまでの事を全部仕組まれてたのかも知れない、なんて、今更iоは気付いたんね。
「愛華サン?ちょうど良いって何?」
アメリカが何故か少し低姿勢で愛に尋ねたんね。
「何かあれば盾にできるかと、、、、、、」
真面目な声で愛はそう言ったんね。ありゃ絶対、本音と建前が逆になってるんね。
「間違えた。お前がそのまま放置していれば五月縄そうだったからだ」
わざとらしく愛は「間違えた」って言ってるんね。多分、一、二割は後者も間違いではないだろうけど、本音は前者なんね。
「何の盾にするんだよ!?」
とうとうアメリカが声を出して反抗したんね。
「黙れ。矢張り貴様は五月縄いし、直ぐ祖国様にちょっかい掛けるし、チャラいし、顔面がうるさいから嫌いだ」
愛、やっばり、 すんごくアメリカの事嫌ってるんね。すんごい悪口の嵐なんね。
「初めのニつはごめん。でもさ!残りのニつは悪くなくない?!そうじゃなきゃ俺じゃ無いだ ろ!」
アメリカも一応はうるさい事を自覚してたみたいなんね。
「だ・ま・れ」
圧のこもった声で、愛はそう言って、腰に差してる刀を鞘ごと抜いてアメリカの首に当てたんね。
伊華は独華に目を塞がれてるから安心なんね。
「Оh, sorry sorry」
「それでいい」
降参のポーズをアメリカが見せると愛は刀を収めてくれたんね。
そんなこんなで、io達は愛の所有してる道場に到 着したんね。
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