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※微エロ注意です。pixivを意識しまくってます。


そう―、初めて会ったときから、「何て綺麗な人なんだろう」と思った。

触れれば消えてしまいそうな程に白い肌。

よく整えられたクリーム色の髪。

筋肉質な体に似つかわしくない細い首筋。

キラキラと輝くルビーの瞳。

そして…、狡猾であり美しくもある強さ、時々見られる優しさ。

あの人は―相良の兄貴は、そんな人だった。

あの人を知りたい。あの人に触れてみたい。

そんなことを考えたのも、これが初めてだった。

それからの俺の行動はかなり早かったと思う。

俺が告白した日、相良の兄貴はその気持ちを受け取ってくれた。晴れて、俺たちは恋人同士になれたのだった。

「相良さん」

「あ?」

「…もう、良いんじゃないでしょうか」

「いきなり喋りだしたかと思えば、何の話だよ」

「その…俺たちは付き合い始めてからもうしばらく経ちますし、…も、もっとお互いの体に触れても良いと思うんです」

「…ふーん」

相良さんはしばらく黙った後、少しいたずらっぽく笑った。

「つまり、お前は俺の体に触れてみたいって?そう言いてぇのか?」

図星だった。付き合い始めたと言っても、俺は相良さんとスキンシップの一つもしたことがない。恥ずかしいと思いながらも、欲求は募るばかりだった。でも、言いたいことを奥に隠して装飾された言葉であっても、この人はそれをすぐに見抜いたのだ。こうなれば、もうどうしようもない。

「…お願いです」

相良さんが、首を縦に振った。

事務所を出て、最寄りのホテルへ向かう。そこのベッドに相良さんを押し倒した。

相良さんは、尚も表情を変えない。

俺は初めて、相良さんの体に触れた。首筋、鎖骨、胸元にかけて順を踏むようになぞっていく。いつの間にか相良さんの余裕な表情が、小さな吐息になっているのに気付いた。少し思いきって、俺は相良さんの突起に触れてみる。

「っ!…」

相良さんの体が少し震えた。もっと、強く―。

「ん、…はぁ…」

吐息に混じって喘ぐ声も聞こえてくる。しばらく弄り続けた後、ようやく俺は手を放した。

「俺のことをあんな顔で見てたのに、相良さんこそ意外と、いけない人なんじゃないですか」

相良さんのシャツははだけて、呼吸も荒くなっている。…今になってようやく分かった。

この人は、美しいだけじゃなかった。こんなにも色気があって、可愛らしい人だったんだ。

「…相良さん」

俺は静かに、柔らかい布地に体を沈めた。そうして、二人で夜の闇に堕ちていく。

どこまでも、どこまでも―。

この作品はいかがでしたか?

230

コメント

6

ユーザー

いやあぁぁぁ最高っす!!! この先を想像するのが一番……♡フォロー失礼します!!

ユーザー

くがさがやっぱり尊いなぁ〜♡

ユーザー

や、やったーーッ!!!ありがとうございます😭これからも頑張らせていただきます!

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