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——銃声。
ヴェルデのボスのすぐ隣にいた部下が、静かに崩れ落ちた。
👑「……ッ」
ヴェルデのボスは眉をひそめながら、即座にゆうたを盾に取る。
👑「おっと、無闇に撃つなよ。“お前の姫”がどうなってもいいのか?」
やまとは、ゆうたを抱え込む男を見つめたまま、銃口を下げもしなかった。
💚「……お前さ、舐めすぎね…俺のこと、」
静かに呟いたその瞬間——何かが飛んだ。
👑「——ッ!?」
ヴェルデのボスが驚愕する間もなく、銃を握っていた手が弾き飛ばされる。
👑「ナイフ……?」
ヴェルデのボスは手を押さえながら後退した。
💚「……俺を甘く見すぎ」
ゆうたが淡々と答えた。
💚「これは”やまとの命令”。俺は盾になんてならない」
ヴェルデのボスの胸に、小さな赤い点が浮かぶ。
「……!」
照準——ゆうたの狙撃用スコープの光が、ヴェルデのボスの心臓を捕えていた。
👑「お前、いつの間に——」
💚「俺を奪うって言ったよな?」
ゆうたの瞳が、鋭く光る。
💚「だったら、覚悟してたよね?」
その指がトリガーにかかった瞬間——
❤️「撃つな、ゆうた。」
低く、冷たい声が響いた。
やまとの言葉に、ゆうたはピタリと指を止める。
💚「……やまと?」
❤️「こいつは俺が”殺す”」
やまとがゆっくりと前に出た。
❤️「ヴェルデのボス——俺のものに手を出した罰は、“死”だ」
静寂の中、ヴェルデのボスは苦笑した。
「ハッ……“com.の王”自ら殺しに来るとはな……」
彼は息を整えながら立ち上がる。
「なら……こっちも”最後の切り札”を使わせてもらおう」
その言葉と同時に、周囲の影が一斉に動いた。
💙「——っ!」
💜「囲まれた……!」
ひゅうがの声が無線から飛ぶ。
❤️「ゆうた、やれるか?」
💚「まぁね」
ゆうたはナイフを抜きながら、状況を確認する。
四方を囲まれた。敵は二十人以上。
だが——
💚「関係ねぇな」
やまとが、ただ静かに銃を構えた。
❤️「——潰すぞ」
その言葉を合図に、“com.”が牙を剥いた——。
次の瞬間、闇夜に銃声が響いた。
👑「撃てッ!!」
ヴェルデのボスの命令が飛ぶと同時に、敵の部隊が一斉に動き出す。
バン! バン! バン!
💜「っ……くそ、数が多い!」
ひゅうがが壁際に身を隠しながら、拳銃を撃ち返す。
💙「数で押し切ろうって魂胆か……めんどくせぇな」
ゆうまが舌打ちしながら、手に持ったナイフを弄ぶ。
💙「こっちの方が楽しめるけどね?」
次の瞬間、ゆうまはふっと姿を消した。
?「……!」
敵の兵士が気づいたときには遅かった。
ゆうまは、まるで獲物を弄ぶかのように、静かに一人の背後に忍び寄り——
💙「死んでくれる?」
——ナイフを喉元に滑らせた。
グシャッ
鈍い音と共に、男の体が崩れ落ちる。
🧡「ひゅうが、そっち5人向かった!」
すぐさまあむぎりの声が無線に響いた。
💜「了解!」
ひゅうがは床を蹴り、敵の方向へ突撃する。
💜「俺を舐めんなよ!!」
拳銃を撃ち尽くしたひゅうがは、懐に隠し持っていた短剣を引き抜き、敵の一人の喉を斬り裂いた。
?「こいつ……近接戦闘も強ぇのか!?」
💜「当たり前だろ」
ひゅうがは次々と敵をなぎ倒していく。
だが——
💚「……あむぎり、まだ敵が増えてる?」
ゆうたが問いかけると、無線の向こうであむぎりがキーボードを叩く音が聞こえた。
🧡「うん…増援、あと15人くらい来るっぽい」
💚「……めんどくさ」
ゆうたは軽く舌打ちをした。
💚「やまと、どうする?」
やまとは敵に銃を向けたまま、冷静に言い放つ。
❤️「俺たちは退かない。やるぞ」
💚「——了解」
ゆうたは銃のスコープを覗き込む。
次の瞬間——
パンッ!!
敵のスナイパーの頭を撃ち抜いた。
👑「……っ!」
ヴェルデのボスがそれを見て、舌打ちする。
👑「……やっぱり、あいつは”欲しい”」
ヴェルデのボスの視線は、“com.の姫”に向けられていた。
👑「ゆうた……お前は絶対に”俺のもの”にする」
その言葉を聞いていたやまとは、静かに目を細める。
❤️「——お前のものになるわけがない」
やまとの瞳には、冷たく、深い怒りが宿っていた。
❤️「覚悟しろよ、ヴェルデ」
次の瞬間——“com.”が一斉に動いた。
続く 〉〉〉