第2話[🦋📖🔪]
30XX年8月31日_____
とある村に
1人の少年が生まれる
「可愛いいねぇエーミール」
またの名を
「ぅ、ぅ~、えぃあ?」
エリザ
「…♬.*゚」
「エーミールー?」
「どうしたのお母さん」
「たまにはお外にでて遊んできたら?」
「…俺は…部屋に居る方がええから」
「あら、そう」
バタン
扉が閉じる音がすると母親とは違う綺麗な女性がエーミールの前に現れ彼に身長を合わす
「あいっかわらず、綺麗ねぇ」
「エリザさん」
「こんにちは。げんき?」
「うん、まぁまぁやな」
「そう、それより貴方こんな貧乏臭いところで楽しいの?」
「エリザさんみたいに高貴じゃないから」
「…そうよ!私は美しく高貴で完璧なのよ!」
「うん、綺麗やね」
「そうそう、あの総統のグルッペンの嫁になればあなたも私のように完璧な生活が遅れおくるわよ!」
「思想強」
「確か、ここは同性婚が認められてるんでしょう?良いじゃない!」
「そうだけど、今は良いかな」
「ふん…これだから子供は」
「ごめんね、エリザさん」
「そうそう!今日もあそこ連れていってくれるわよね?」
「…ええけど、汚れるよ」
「いいわよ!」
そう言い彼等は家を飛び出し1つのナイフを隠し持って森へと入っていった。
「…うぇ、虫ー!」
「エリザさん、静かに」
「はいはい」
「…」
彼らの視線の先には1匹の兎が寝そべっている
「ねえ、まだ…」
グシャツ
その瞬間エーミールは兎の足を刺し動けないよう押さえつける。
抵抗するようにエーミールの手の中で暴れる兎にエーミールはお構い無し次々にナイフを突き刺してゆく。
グシャツ!ゴキツ!バキッ…グシャツ
兎が完全に抵抗を辞めるとエーミールは最後に首を刺した
「ふはっ…ふははっ!あっはははつ!」
狂気に満ちた笑いをするエーミールとそれに釣られて笑うエリザ。
「うふふっ、あはっきゃはっ!」
血塗れたエーミールの髪をエリザは自分の手で拭い、その後素早く兎に、かぶりつく
「んぐっ、う、…ん…」
兎の肉を黙々と食べるエリザを見てエーミールは笑っている
「あはは!女も美味いけどこの時代の獣も悪くないわね!」
「エリザさん、汚れてんで」
「え、あぁありがとう…流石私の息子!」
「別にエリザさんのでは無いけど」
「貴方に会えて良かったわ!」
「ありがとう。」
「でも、やっぱり少女が食べたいわぁ」
「…うーん」
「どう?エーミール」
「考えとくよ」
エーミールはそう言い彼等は家に戻っていった。
穏やかな森の中1匹の兎の死体に大量の蝿が集っていた。