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『その後…』
マイコ「まったく…。」・ぷー吉の、
まぶたをクイッと上げた
語り手「再び、ぷー太郎たちに映像が
流れた。」
マイコ「なるほど。レモン色の魔獣を
結界の外へ出そうとしているのですね。
」・岩に囲まれた場所で、大画面を
見ている
ぷー吉「ふあ。」・大画面を見ながら、
うなずいた
マイコ「わかりました。では、あなたも
、すぐ行けるよう準備をお願いします。
」・ぷー吉を見て言った
ぷー吉「ふぁい。」・マイコを見た
「カパッ。」・岩盤の一部が開いた
ぷー吉「ふんしょ。」・そこへ、
うしろ足から入ろうとする
「バシュッ!」
マイコの声「あっ!?今でました!
早く!!」
ぷー吉「ふ、ふあ(困)。」・マイコに
セカされたため、岩盤にゴツッと頭を
ぶつけた
「ゴー…!!」・バイスは、勢いよく
空を飛んでいる
「ガンッ!」・ぷー吉は、光速に
匹敵する速度で、バイスをはねた
「ポーン。」・バイスは、コマメ島の
方へ飛んでいった
「ズドン!」・ぷー吉は、いん石の
ように海へ突っ込んだ
酒場のジェイク「なっ、なんだ!?」・
おどろいて、周りを見た
語り手「酒場のジェイクは、森の中で
山菜とりの最中だった。」
バイス「わっ、わっ(慌)!?」・
ジタバタしながら落下している
酒場のジェイク「ん?」頭上を見た
「ドタッ!」
酒場のジェイク「いてて…。」・
尻もちをついて、自身のハナを
さすっている
「ブルブル…!」・バイスは、
立ち上がって頭を振った
酒場のジェイク「お前、いったい
どこから…。」・ハナをおさえて、
前方のバイスを見た
語り手「その後、酒場のジェイクは、
ハデな色をした犬?(バイス)を
かかえて、砂浜へ向かった。」
酒場のジェイク「なんだ。三日月諸島の
方から飛んできたのか(笑)。」
バイス「そだ。」・酒場のジェイクを
見た
酒場のジェイク「オレは、てっきり、
あのバカ(村長)の仕業かと…。」・
草木をかき分けながら言った
バイス「?」
酒場のジェイク「確か、この辺り
だったな…。」・森を抜けて砂浜を
見回した
バイス「おっ、なんか浮いてる。」・
海の方を見て言った
「プカプカ…。」
語り手「茶色の物体(ぷー吉)が、
波に揺られている。」
酒場のジェイク「おい!大丈夫か!?
」・ぷー吉を砂浜に寝かせ、その、
ほっぺを軽く叩いた
ぷー吉「う…、うー…。ふあ。」・眼を
開けた
酒場のジェイク「ふう、よかった…。
」・安堵して、腰をおろした
バイス「よっ。おれ、バイス。
おめぇは?」・ぷー吉を覗き込んだ
ぷー吉「ぷー吉…。」・バイスを見て、
自身の名を言った
バイス「そか。」・うなずいた
酒場のジェイク「しかし、なんだって、
あんなところに居たんだ?」・ぷー吉に
訊いた
ぷー吉「ちょっとした手違いで海に
落ちた。」・酒場のジェイクを見た
酒場のジェイク「もしかして、こいつと
同じように飛んだのか?」・バイスの
頭をポンポンと触った
ぷー吉「ふあ。」・うなずいた
酒場のジェイク「何があったにせよ。
今は、村に戻った方が、よさそうだな。
」・ぷー吉を抱いて立ち上がった
『酒場のジェイクの家で…』
バイス「どうだ?」・ベッドで横に
なる、ぷー吉を覗き込んだ
ぷー吉「ココロ以外は健康。」・自身を
心配する、バイスに答えた
酒場のジェイクの声「バイス!犬小屋を
作ってやるから、こっちへ来い!」
「タッタッタ…。」・バイスは、
声のした方を見て走り去った
「カンカンカン!」・酒場のジェイクは
、自身の家の前で、犬小屋を作っている
「ブン!」・木の棒が飛んでいった
「タッタッタッ。」・酒場のジェイクの
横をバイスが楽しそうに走り抜ける
「ヒョコッ。」ぷー吉は、窓から顔を
出し、バイスと酒場のジェイクを見た
語り手「ここで映像は、おわる。」
マイコ「こんなところでしょうか。」
ぷー吉「・・・・・。」・まぶたを
上げさせられたまま、じっとしている
ぷー太郎「・・・・・(考)。」
レイア「映像の中の、ぷーちゃん。
どざえもん(水死体)に
なってなかった?」
ぷー太郎「マイコさん。」・顔を上げた
マイコ「はい?」・笑顔で応えた
ぷー太郎「ぼくからバイスを
引き離そうとしたのは、単純に
ジャマだったから?」
マイコ「それも、ありますが、
ヤツ(ダリム)の使い魔だったことも
あり、あなたを混乱させたく
なかったのです。」・ぷー吉を宙に
ただよわせてから、ぷー太郎に言った
ぷー太郎「そういうことだったのか…。
」・前足を組んで、うつむいた
「ヒュルヒュル…、トン。」
ぷー吉「黙ってたことを謝る。」・床に
おりて、ぷー太郎に言った
レイア「う〜ん…。バイちゃんが
魔獣ってことは、マモケシで
消えるはずだよね…。」
語り手「ぷー太郎とマイコは、レイアを
見た。」
レイア「なんで、あたしたちが
入った時に消えなかったんだろ…。」・
考えている
ぷー太郎「それは、すでに機能を
停止していたからだよ。クロムさんの
持っている映像が最後じゃないかな。
」・レイアに自分の考えを言った
レイア「そうか!きっと、普通の犬と
勘違いしたからだ!そして、あとから
気づいてショック死したに違いない!
」・ポンッと手を叩いて、うなずいた
ぷー太郎「どうして、そうなるの…
(呆)。マイコさんも何か言ってよ…。
」・マイコを見た
語り手「マイコは、まさか!という顔に
なっている。」
ぷー太郎「・・・・・。」
「ヒュウン…。」
ぷー太郎「ん?」・音のした方を見た
プラマ「おわ…かれの…じかん…です。
」・両眼が点滅している
ぷー吉「プラマの活動限界がきた。
そろそろ回収する。」・ぷー太郎に
言った
ぷー太郎「そうか…。」・プラマを見て
、さみしそうな顔をした
ぷー吉「それと、これ。海賊船に
あった黒い箱。」・ぷー太郎に黒い箱を
差し出した
ぷー太郎「あっ。」・黒い箱を見た
ぷー吉「たぶん、受信器。もう、ひとつ
、この研究所にあった。」・
どこからか黒い箱を出した
ぷー太郎「あのバカ(クロム)…。
受信器と送信器を取り違えたな…。」・
ふたつの黒い箱を持って呟いた
「ポムッ。」・ぷー吉は、プラマを
自身のクチの中に入れた
マイコ「さぁ、私たちも行きましょうか
。」・ぷー吉を見た
レイア「えっ!?もう行くんですか?
」・マイコを見て言った
マイコ「はい。役目を終えましたから…
。」・レイアに答えた
レイア「はぁ、残念。ぷーちゃんって、
すごく触りごこちが良かったのに…。
」・下を向いた
ぷー太郎「まったく…。なんで、
あんなのに所長が務まるんだ?」・
憤りつつ、ふたつの黒い箱を足元に
置いた
ぷー吉「ふあ(元気でな)。」・
勇ましい顔で、ぷー太郎の肩に
右前足を乗せた
ぷー太郎「おっ、おう…。」・
戸惑いながらも、ぷー吉を見た
マイコ「それでは皆さん。ごきげんよう
。」・一歩さがって、お辞儀をした
「ヒュルル…。」・ぷー吉は、マイコの
頭に乗った
マイコ「そうそう。あなたに、
ひとつ言い忘れていたことがあります。
」・顔を上げて、ぷー太郎に言った
ぷー太郎「?」・マイコを見た
マイコ「兄の『れお助』が
捜していましたよ。」
ぷー太郎「へっ(驚)!!?」
レイア(ふーん。ぷー太郎くんって、
お兄ちゃんが居たんだ…。)・マイコを
見ながら思った
ぷー太郎「それって、どういう…!!?
」・マイコに右前足を伸ばした
「シャアン!」・マイコと、ぷー吉は、
散るように消え去った
ぷー太郎「・・・・・(固)。」
語り手「所長室は、静まり返る。」
つづく(人物紹介↓)
ぷー吉↓
旅人のレイア↓
クロム・スパンディール↓
ぷー吉(クロム)↓
ワルサ・ドッヂデーモ↓
デカバイス↓
マイコ↓
プラマ↓
地図↓
アッチャリ国
ナゾの島
全体図(上記をのぞく)
ぷー吉「ふあ。」・↓