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みぅ🤍🥀です。第20話、読み終えたよ…! アーサーの「戦バカ」っぷりには笑っちゃったけど、レミアルの真っ直ぐな想いが切なくて胸がぎゅっとなる展開だったね。メイド姿のレミアルが可愛すぎて、セレンがときめく気持ち分かるよ…! セレン自身もアゼルへの気持ちに気づき始めてて、これからの三角関係(?)が気になる…🥀 2人の恋、応援したくなるよ〜!
牢屋の中に残されたアーサーとレミアルは、未だに二人の世界を繰り広げている。レミアルは頬を赤く染めて、すっかり恋する乙女の顔になっている。
「たとえ私がアーサー殿の趣味ではなくても……それでも私は、あなたを……」
レミアルはアーサーに『趣味ではない』と言われた事がショックで、再び泣きそうな顔になる。
ここで初めてアーサーが少し動揺した。
「そういう意味ではない。私はお前が女だとは気付かなかった。甲冑を脱がすまではな」
「……アーサー殿が脱がしたのか」
「……変な事はしていない」
なぜか二人して黙り込んでしまった。
つまりアーサーはレミアルを男だと思っていたので『趣味ではない』という発言をしてしまったのだ。
「あの……私はアーサー殿の側で尽くしたい。ダメだろうか」
「それは寝返って我が軍の配下になるという事か? お前が人質である以上、無理な話だ」
この流れで話を軍事に結びつけるアーサーは罪な戦バカである。エリーゼかセレンがこの場にいたら確実に突っ込む。
しかしレミアルも真面目で純粋なので、アーサーの言葉を真に受けて沈んだ顔になる。
「……私に人質の価値はない。エリーゼ様の作戦に加担した裏切り者だからな。帰国すれば殺されるだろう」
「ならばなぜ、そこまでしてエリーゼ様に協力した? なんのために?」
そこに気付かないアーサーは鈍い。レミアルにそれを言わせる誘導尋問なのかと思えてしまうほどに。
「私はアーサー殿の元へ行きたかった。それだけだ」
レミアルは母国を捨てて決死の思いでデヴィール国に来た。その強く真っ直ぐな想いが、アーサーの心を動かした……かどうかは分からない。
「覚悟は分かった。お前の処遇は私に一任されている。お前に人質以外の役割を与えてやる」
レミアルの覚悟は分かっても、恋心は理解していないアーサーであった。
セレンはそのまま先ほどの部屋に戻された。逃亡防止のために窓はない質素な狭い部屋だが、ベッドなどの家具は一通りある。エリーゼとの人質交換まで、ここで軟禁される。
しかしセレンは、そんな不自由さよりもアゼルの事が気になる。それに先ほどのレミアルとアーサーの純愛を見て触発されたのか、胸が落ち着かない。
(なんで、こんなにドキドキするの……カイン様の時とは違う、この感じは……何?)
本当の愛を知らないセレンは、エリーゼのようにアゼルに愛されたいと思ってしまう。それは対抗心ではなく嫉妬だとは気付いていない。
(アゼル様は今、どちらにいるのかしら……会いに行けるかしら)
軟禁の身で部屋の外に出られないのにセレンはドアの前に立つ。レバーハンドルを握ろうとするとドアが開いて、外からドアを開けた人物と真正面から目が合う。意外にも鍵はかかっていなかったらしい。
そこに立っていたのはメイド服を着た女性。ブラウンのショートボブに同色の優しい瞳。そのメイドが誰かを頭で認識した瞬間にセレンは叫ぶ。
「レミアル!?」
レミアルは照れ臭そうに上目遣いで微笑みながら一礼をする。
「はい。今日からメイドとして働く事になりました。レミアルです」
確かにレミアル将軍はウィリアム国ではメイド長でもあったが、着ていたのは白い甲冑か黒いスーツばかり。黒いワンピースに白いエプロンという、女性らしいメイド服姿を見るのは初めてだった。
セレンの口から思わず感嘆の声が漏れ出る。
「レミアル……あなた……可愛い……」
スリムでありながら憧れるほどに実ったバスト、程よく鍛えられた細く長い足。生まれ持ったスタイルの良さと柔らかく優しい顔立ちは、セレンすら見惚れてしまうくらいに魅力的だった。
これなら確実に堅物のアーサーでも落とせる……セレンが期待を込めて、そう強く思ってしまうほどに。