▶︎学校に引き返し、会いに行く
とにかく明那と会おう
会って話をしよう
俺は学校へとまた走り始めた
[はぁ、はぁ]
学校の門をくぐる
明那を傷つけてしまった場所に猛ダッシュで向かう
謝りたい。話がしたい
それが俺の傷つくものでも
明那に会いたい
場所に着くとそこには
その場で立ち尽くす明那の様子があった
暗い顔で下を向いて、絶望している明那がいた
俺がそうさせてしまった
傷つけてしまった
言わなきゃ
俺は走って明那の方へと向かう
[明那!!]
『え、ふわっ』
ガバッ
そして思い切り明那を抱きしめた
[ごめんっ!!]
『っ、』
[拒絶してごめん!傷つけてごめん!話聞かなくてごめん!]
今まで支えてくれた彼を信じられなくてごめん、
[でも、俺…おれ、全部聞くって決めたから、]
今まで、君が支えてくれたように今度は俺が
[明那がたとえ俺のことをきらいでも、
憎たらしくおもっていても、]
[それでも、いい、から、]
自分で言っていて涙が出そうになる
本当は嫌っていないで欲しい
俺のこと好きでいてほしい
[話だけ、ききたい、できるだけ受け止めるから、
今度は俺が理解するから、]
俺が彼の理解者になるんだ
彼のために。
[えっと、どうして、ば、ばらしたり、]
やばい、少し言葉に詰まる
これはきっと嫌われていることの再確認
だから怖い。苦しくなる
[お、おれのこと、]
でも聞かなきゃだろ!やるんだ!
『ふわっち、好きだ』
[え]
『大好き』
なんで急に、て、え?
『これまでのこと全部話させて欲しい』
『でも、これだけは知っていて欲しかった
俺はずっとふわっちが好き。ずっと、ずっと前から』
『俺の話聞いて』
そこから明那の話を聞いた
明那が噂を広めたというのは全てでたらめだった
それでも一人の女の子に言ってしまったことは事実で
最低なことをした、ごめんと
明那は繰り返し謝ってくれた
『ふわっちの頑張りを近くでずっと見てきて、そんな努力を踏み躙る奴が許せなかった』
『でも、そんな俺の感情で、ふわっちを傷つけて…本当にごめん。』
そういうことだったのか
『ごめん。許してもらえないかもだけど…』
[許すに決まってるじゃん]
『え』
そんなの当たり前に許すよ
こんなに優しい人が、俺のためにした行動を
咎めてしまったことが申し訳ない
[明那が俺のことを思って行動してくれてるのわかってるから、]
『ふわっち…』
俺は知ってるから、彼の優しさを
[明那。俺も好きだよ]
[改めてありがとう。支えてくれて、理解してくれて]
[たとえ他人に理解されなくても明那だけはずっと味方でいてくれて、支えてくれて]
[本当に大好き]
『俺も好きだよ』
『俺の気持ち理解して許してくれて、ありがとう』
HAPPYEND 理解者
コメント
5件
すごーーく時差コメ失礼します、、!! BADENDのaknくん視点もみてみたいです✨
バッドエンド見た後だと凄い不破が報われた気がして凄い泣けました…😭😭 今回も最高なお話ありがとうございました😇
やっぱりbad endもいいけどhappy endしか勝たんだな