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27 - 第27話 【渡す花に思いを宿して】

♥

11

2023年08月26日

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【渡す花に思いを宿して】

※メインキャラとオリキャラに関わりあり。

※芦澤&瓜生×金鳳←←←←奏

※通報しないでください、苦手な方はスクロールをしてください。

※死ネタ要素を含みます


とある日の出来事、

芦澤「金鳳さん!これ、受け取ってほしいっす!」

突然芦澤に花束を渡された

私は少し疑問をもったが、それを呑み込み、

そっとその手から花束を受け取った

金鳳「ありがとうございます、綺麗なお花…急にどうして?

私が問いかけると、芦澤は少し照れながら答えた

芦澤「えっと、花屋を通ってた時、綺麗だなと思って…金鳳さんが好きそうなのを選びました!///」

そして赤くなりながらこういった

聞いているこっちも照れくさくなり、私は花束で顔を覆い隠してしまった

金鳳「そ、それはどうも…///」

花はたくさんあり、どれも種類が違う

どうやらこれは造花らしく、触れた感じ植物のような湿りを感じない

マーガレットに薔薇、色とりどりのガーベラ…どれも花言葉が{愛}に関するもの

金鳳「とっても嬉しいです…このお花、お部屋に飾ってもいいですか?」

芦澤「も、勿論っす!///」

金鳳「ふふ、貴方顔が真っ赤ですよ、まるでこの薔薇みたい」

そしてその熱っている頬に口付けると、ぼっと音が出る勢いでさらに赤くなってしまった

芦澤「あわわわわ//そ、それじゃあ俺はこのへんで!///」

そして照れ隠しか、急足でその場を離れていった

金鳳「まったく、忙しい人ですね〜」

そんな彼も、私にとっては大切な愛人…

こう云う日も悪くはありませんね

そしてその翌日の出来事、

瓜生「おーい金鳳、ちょっといいか?」

今日は珍しく、死龍の方から私に話しかけてくれた

金鳳「はぅっ、死龍からのお話っ!胸が高鳴る〜なんでしょうか!っ」

私は機嫌良く返事をする、すると彼が背に隠していたものを取り出す

それは花束だった

金鳳「?、この花束は??」

瓜生「…受け取ってくれ…ニコ」

そしてそれを笑顔で、それも強引気味に渡された、

花はまた造花で、種類はバラバラ、私が花言葉を知らないものばかり…

アネモネ、紫のヒヤシンス、ハスの花…そして何故か彼岸花がある

金鳳「あの、この花…一体」

瓜生「ん?綺麗だろ?…ニコニコ」

そういう死龍はずっと笑顔を絶やさず、私を優しく見つめてくる

私は言葉を飲み込み、別の言葉を紡いだ

金鳳「え、えぇ綺麗ですね…ありがとうございます!でもこのお花、一体どういう___!」

全てを言い終わる前に、私の口は強引に抑えられた

瓜生「金鳳は黙って、この花を受け取ってくれ…そしてその花の意味は誰にも聞いちゃいけないし調べちゃいけない…」

金鳳「え、あ……はい」

瓜生「偉いな…ニコ」

そう云い終わると、死龍はお店の方へと戻っていった

そしてさらに翌日の出来事、

金鳳「ふーんふーん♪」

北条「智~、少しいいかな?」

今日は奏さんが私のもとへとやって来た

金鳳「*奏さん?どうしたんですか、こんな時間に、*」

時間は夕方の四時、すっかり日が落ちた頃だった

北条「実は、智に渡したいものがあって…じゃーん!」

そして後ろから花束をだしてきた

私は驚いた、

*でもその驚きは、3日連続花束を渡されたことへ対してではなく* その花々の色の美しさだった

金鳳「わぁ!綺麗ぇ…どれも色鮮やかで、とっても素敵です!」

北条「でしょ〜、これ智に渡そうと思ってさ、造花なんだけど」

そしてその花を私は受け取った、

その花達はとても鮮やかな色合いで、つい見惚れてしまいそうになるものばかり

花言葉は分からないが、きっとどれも素晴らしいものと私は思っていた

アジサイにマリーゴールド、なしとりなでしこ、そして全てをまとめるアイビー

それらはどれも私を魅了させた

金鳳「ありがとうございます奏さん!…嬉しぃ//」

つい、うっとりしてしまい顔が少し緩んでしまったのが自分でもよく分かった

北条「智が喜んでくれてよかった、じゃあまたね!

そういい、奏さんは自宅の方向へと駆けていった

私は花束を胸に抱きしめて、彼の背中を見つめた…

その時は幸せで、まるで時間が止まっているようだった…________


そして今日、

そんな事もあったなと私は1人で 愛人であるあの人のお墓の前に立っていた

金鳳「芦澤…もう抗争は終わりましたよ、そっちはジェイクもいるんですか?元気にしてないと、承知しませんから…… っ」

CODE-ELの内部抗争が終わり、数日が経ち

私はようやく、愛しの彼の墓に足を運ぶことができた…

金鳳「貴方からもらった花…まだありますよ、今はお店に飾ってますよ? 毎日お客さんに、綺麗って、云ってもらえて…っ 貴方にも見て…もらいたかった、ですよ…っ本当に…ッ」

思い出して涙を流していると、どこからか微風が吹き、私の髪をゆらし、涙を空へと舞い上げた

その一粒の涙が、彼のお墓の近くに咲く

リンドウの花に落ち、少ししめらせた…

金鳳「…っ本当に……寂しいです…芦澤…っ…」

私はお墓に花束をそなえた…

花は造花、選んだのはワスレナグサです…

金鳳「意味は…{私を忘れないで}です…っ、この花をみて、私を思い出してくださいね…?約束、ですよ…」

私はその場を離れた、近くにあった花の花弁が、風に舞い私を追った

まるで芦澤が、泣かないでほしいと伝えてくれてるような…そんな気がした…____

マーガレット…「真実の愛」

薔薇…「あなたを愛してます」

ガーベラ…「熱愛」

芦澤の、金鳳に対する恋心のあらわれ

アネモネ…「見捨てられた」

紫のヒヤシンス…「悲しみ」

ハスの花…「別れゆく愛」

瓜生が金鳳に向ける伝わらない愛、(失恋)のあらわれ

アジサイ…「嘘つき」

マリーゴールド…「絶望」

むしとりなでしこ…「罠」

*アイビー…「*死んでも離れない

奏の金鳳に対する思い…嫉妬の思いや重い愛を詰めたような、片思いのあらわれ

リンドウ…「悲しんでいる時の貴方が好き」

*・゜゚・*:.。..。.:*・’END’・*:.。. .。.:*・゜゚・*

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コメント

11

ユーザー

花って面白いですよねぇ...、1輪1輪違くて、同じ種類の花でも色が違かったら花言葉は変わるんですから、花が好きだから私の作品花言葉のやつが多いのか...w 切ない恋ですねぇ...

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