テラーノベル
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S「る、累くん…なんで…怒って…」
R「……僕、先生に言ってくるから!!」
S「あ、まって!累くん!」
そういうと、累くんは走って病室から出ていってしまった。
S「……(累くん……)」
こんなとき、読心が使えればな…
S「……(どうにかして、累くんを止めなきゃ…!!)」
僕右手くんと左手くんに電話をかける
S「……あれ?(つ、繋がらない……!!)」
何回かけても繋がらないなんてことは初めてだ
S「……お願いっ……(気づいて…!)」
ようやく、電話がつながった
M「……千ト?どうかしましたか…?」
S「め、右手くん…?(目の下が…赤い…?)…左手くんは?」
M「左手は、先ほどどこかへ出かけてしまいました…」
S「……?そっか、」
M「それより、何度もかけていましたが、何か緊急ですか?」
S「……あっ!……右手くんお願い!累くんを止めて!」
M「…累さん?何かあったのですか…?」
S「累くんが、急に怒りはじめちゃって…理由を聞いても答えてくれなくて……」
M「……(もしかして…左手…?)」
S「……それで、お医者さんのところに…行っちゃって…止めたかったんだけど…僕…歩けなくなっちゃったから……」
M「……っ…」
S「…右手くん…」
M「…すみません、では…今から向かいますね、」
S「……うん、出来れば急いで来て欲しいかも、」
M「わかりました、ではまた、」
S「……(車椅子、用意してもらわないとな…)」
私は駆け足で病院に向かっていた
M「……(左手…もしかして……、)」
その時、電話がなる
M「……(左手…?)はい、なんd…」
Y「単刀直入に言う…お前の母親は✖︎んだ…」
M「……!?」
電話の向こう側からは、左手の声が聞こえてきた
病院
医「だ、だから……皇さんを退院させることは……」
R「なんでですか!?千トさん…このままじゃ!!」
医「だからと言って退院させていいわけじゃないんですよ…!」
R「……じゃあ、僕のお母さんはどうなるんだよ…!」
医「…君の、お母さん?」
R「そうだよ…!!僕のお母さんはずっとここの病院で寝てるんだ…!!」
医「……」
R「…なんだよ…その反応…!!なんか言えよ…!」
そういい、胸ぐらを掴んだ瞬間
⁇「はーい、そこまで…、」
医 R「!?」
R「ゆ、左手さん…!?」
Y「……わりぃ、累と2人きりで話させてもらってもいいか?」
医「え…あぁ…はい…」
Y「……あ、そーだ…」
俺は医者に耳うちをする
医「!?……そ、それは…本当…ですか、?」
Y「あぁ、俺が見たから本当だ…俺から累には言っておく、」
医「わ…わかりました…」
Y「処理、しとけよ?」
医者はこくこくと頷きながら部屋を後にした…
R「左手さん…!どうして…!」
Y「……累、単刀直入に言う…お前の母親は✖︎んだ…」
R「……え……っ?」
Y「………」
累はその場に崩れ落ちた、
R「……そん…なっ、嘘……だっ…」
Y「…信じられねーのは俺だって一緒だよ…」
R「…僕は……母さんが助かるように…頑張って…」
Y「……」
R「………ははっ…はははっ…なんで…死んじゃうんだよぉ…」
床に雫がこぼれ落ちる
R「……うわぁぁっ……あぁぁぁぁぁ…!!」
Y「……わりぃな…累……」
俺は優しく累の身体をギュッとする
R「母さっ……!母さぁぁぁぁんっ……!!」
Y「……(千トのこと、退院させようとしたこと…怒ってやろうと思ってたんだけどな…)」
M『左手…もう少しよい言い方はなかったのですか……?』
電話越しで話を聞いていた兄貴が俺を叱った
Y「……仕方ねーだろ…他にいい言い方が思いつかなかったんだからよ…」
M『だからと言ってあの言い方はダメでしょう……もう少し、考えてから発言をしなさい…』
Y「しゃーねぇだろ…俺らの親父が✖︎んだ時もこういう言い方だったんだからよ…」
M『……』
R「……そっか…お母さん…もういないのか…あんなに辛い治療…いっぱいしてたのに…」
M『累さん……』
R「……なら、千トさんもそうしようよ、」
M Y『…は?」
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コメント
3件
累のお母さん亡くなっちゃったんだ… ん!?累君どしたんだ!?←最後 今回も神回でした! ありがとうございます! 明日の学校頑張れそう…!(>◡<) 次回も楽しみに待ってます!