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R -15 モブくんが喘いでるので一応…
モブが風邪をひいた
ついさっきメールでそう伝えられたのだ
『今日はデートだったってのに…』
そう思い、ソファにゴロンと横たう
少し曇りがかってきた空を見ながら、溜め息を吐く
モブから送られてきたメールをもう一度見る
別に見たいわけでもなかったが無意識に手が動いていた
「エクボごめんね、風邪ひいちゃった、デート行けなくてごめん」
「移したら悪いからお見舞いはだいじょうですごめんね」
その文章をなんども読み返す
本当に体調が悪いのだろう、あいつにしては文章がぐちゃぐちゃだ
…なんとなくムカついてきた
こいつは自分より先に俺様に気を使いやがる
ソファから立ち上がり、上着を羽織る
ネクタイを強く締めた
見舞いに行くに決まってんだろ、むかつく
歯を強く噛み締めた、ぎりぎりと音が立つ
家にあるスポドリと粥を作るための材料を、コンビニ袋に詰め
モブの家へと向かう
一応家に着いたは良いものの
チャイム鳴らすか…?いやいや家内の奴らにとっちゃただのスーツ着たおっさんだ、勧誘にしか見えないだろう
ましてや無理やり家に入ろうとするなんて…、『警察呼ばれてもおかしくないよなぁ…』
そう思い悩んでいるとシゲオの部屋から見える、窓を見つけた
窓から入っちまうか?
通常なら考え、悩むものだろうが
今すぐにでもシゲオに会いたかった
段差を使って窓を目指す
…あ、やべ窓鍵かかってるかも、考えてなかった…
…奇跡的に窓は開いていた
ちらっと中を覗くと布団に横たっているシゲオがいた、あと粥も置いてあった
(粥作って貰ってたのか…材料持って来ちまったな…)
手に持っているコンビニ袋を睨む
、まぁいいや
窓の縁(ふち)に手を掛ける
ガタッ
…音が鳴ってしまった
シゲオはビクッとした後こちらをゆっくり見てきた
「え、エクボ…?」
バレてしまった、、顔を渋々出した
「な、なんできたの!?お見舞い要らないって言ったのに!!」
シゲオは声を荒げて言ったから少し苦しそうに見えた
『シゲオが風邪引いたんだ、見舞いに行くに決まってんだろ』
手を曲げ、腰を縁に掛ける
「入ってこないで!、ゴホッケホッ」
「エクボに移したくない…」
そういうと手を俺様に突き出してきた
多分超能力でも使う気なんだろう
だが俺様には自信があった
『なんだァ?俺様は悪霊だぞ?風邪なんか移るわけないだろ笑』
そう自信満々に言ってやると突き出してある手を恋人繋ぎのように握りしめて
シゲオの腰に片方の手を当てた
照れなのか、熱なのか分からんが、顔はいつもより赤くなって震えていた
『大人しくしてろ、風邪なんかすぐ治してやる』耳元でそう言った
耐えきれなくなったのかシゲオはその場にへたり込むと「ずるい…」と唸っていた
その様(ざま)が面白おかしくてにやけが止まらないと思いつつ、袋からスポーツドリンクをとり飲ませようとした時に悪戯を思いついた
俺様は口にスポドリを含み、シゲオに口移しで与えた
ーーーッ!?
ビクッと縦に震えたのを感じた
唾液と水が入り混じる、水濁音が立つ
「はっ…んぅ」と甘い吐息が聞こえる
本当なら離したく無かったが、シゲオが死にそうだったので仕方なく離した
「ぷはっ…」息が荒い、口から唾液が垂れて、とてもエロく見えてしまう
ニヤニヤしているとシゲオは此方を睨み
「エクボのばか…」と言い顔を手で隠した
(なんだこいつ…煽ってんのか…?)
自分の中で何か切れる音がした
今度は口に含まず、だたの濃厚なキスをした
「あっ、ひゅ…ん」とろけそうな顔をするあいつを見てもっと虐めたくなった
服のボタンを外し、皮膚が露出する
驚いた顔をしていたがキスが喋らせなかった
布団に倒し、首に噛み跡を付けた
「ぃら…ふっ」
次に腹、胸、首の順番で舐めてやった
首に近づくにつれ、甘い声をだす
「え、エクボぉ…っぅ!ばかばか、移っちゃう
んっ、あぅ…」
これ以上やると熱が余計酷くなっちまう…
不完全燃焼だが途中で切り上げた
「お前ってやつは…」とシゲオに恨まれ口を叩かれたがそれが快感だった
『今度は最後までやってやるから…な?』
そう言うと耳まで赤くして顔を見せなくなった
(おまけ)
3日後…
『ゴホッ、カハッ…』風邪が移ってしまった…悪霊なのに、、
「エクボ、お見舞いに来たよ」
と言うシゲオはスポドリ片手にニヤニヤしていた、、