テラーノベル
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※注意 急に始まります。
瑞「…ここは、」
桃「閉架書庫だよ。ここなら誰も来ない…来る人は少ないだろって思って」
とても暗く、どんよりとしている場所。
難しい本が沢山置いてある。
だから、人の出入りが少ないんだろうな。
いるとしても勉強している人…ぐらいだ。
らんくんが先導で窓側の席へと向かった。
向かい合うように座った。
瑞「…」
桃「…」
沈黙。
気まづいわけではない。
ただ、落ち着かない。
閉架書庫の時計の音が響く。
カチ。
カチ。
カチ。
まるで時間が迫ってくるような圧にも聞こえた。
桃「こさめ」
瑞「…ん?」
桃「無理に話さなくてもいいよ」
ゞ「でも、聞いて欲しいなら聞く」
その言葉が胸に刺さる。
優しい。優しすぎる。
だからこそ、この人に話してしまったら
寄り添ってくれる人が消えてしまうんじゃないかって思ってしまう。
嫌われる、面倒くさがられる、
キモがられる。
もし話して嫌われたら、
今までみたいに話せなくなる…っ。
瑞「ら、らん…くんっ、」
弱々しく、震えている声。
桃「ん?」
瑞「…っ、こさね」
言葉が詰まる。
何度も言うのをやめた言葉。
何度も隠してきた言葉。
それなのに…。
瑞「こさ、反応遅いでしょ?」
桃「え…、まぁたまに…?」
らんくんは少し驚いた顔をして答えた。
あまり、深く捉えてない。
特に特別な問題があるように思ってないような返答だった。
瑞「らんくんが思ってる感じじゃないんだ」
ゞ「ただ遅いんじゃなくて…っ、」
ゞ「世界が遅く見えるの」
言えた。
少しすっきりしている。
らんくんは表情が固まっている。
当然だ。
意味わかんないよな。
瑞「投げるボールも、歩く速さも、話す声も違う」
ゞ「普通の人より遅い世界を生きている。」
俯く。
怖い。
だから、顔を上げらんない。
瑞「俺なりに必死について行こうと頑張ったんだけど無理だった」
ゞ「今まで言えなくてごめん…、そして迷惑かけてごめんなさい、 っ」
らんくんと出会って関わりが増えてから言いたかったこと。
570
ういか🎼🦈☔️
763
りお
4,700
何度も心の中で繰り返してきた言葉。
瑞「ごめんなさい、っ」
静寂が続く。
返事がなかった。
キモがられたかな?
でも、予想してたし…。
言わきゃよかt
桃「なんで謝るの?」
瑞「…え?」
なんで?ってどういうこと?
思わず顔をあげる。
桃「それって、こさめが悪いの?」
真っ直ぐな目。
ただ純粋な質問。
責めてるようには見えない。
瑞「で、っでも!…」
桃「こさめがなりたくてなった訳ではないだろ?」
瑞「…(コクッ)」
桃「じゃあ、謝る必要なくない?」
そうであっても迷惑はかけたはずだ。
瑞「でも、迷惑…」
桃「かけられた覚えないんだけど」
あっさり言われた。
簡単に返された。
桃「少なくとも俺はない」
ゞ「むしろ大変だったことに寄り添えなかった俺が謝るべきだ。……ごめん、辛かったよな」
なんで……。なんで、っ
らんくんが謝るの?
ずっと一人で抱えてた苦しみ。
それが少しずつ解けていく。
瑞「……っ、なッ、なんで……らんっくんが謝るのッ」(ポロポロ)
泣くつもりなんてなかった。
らんくんの前で泣きたくない。
けど、止まってはくれなかった。
桃「こさめ」
ゞ「今までよく頑張ったな」
その言葉に俺は、声をあげて泣いてしまった。
そこで勉強している人がこっちを見ている。
けれど、別に恥ずかしさはなかった。
誰かの前でこんなに泣けたのは初めてだ。
そして、こんなに自分を追い詰めなくてもいい。
そう思うことができたのも……。
めずらいですよ。
自分が2日連続であげるってことは
槍降ってきますね(?)
♡とかコメントいっぱいで嬉しいです!!
引き継ぎお願いします!
コメント
3件
槍降って来るのかぁ避けなあかんわ(?)今日のお話も面白いです!
ああ~~もう泣いちゃったよ……!!😭💦💦 こさめが必死に言葉を絞り出して、らんくんが「謝る必要なくない?」ってさらっと返すところ、めちゃくちゃ沁みた……。ずっと一人で抱えてたものをやっと出せた安心感と、拒絶されなかった温かさが、地の文からじんわり伝わってきて胸がぎゅーってなったよ。 しかも「むしろ俺が謝るべき」って……なにそれずるい、尊すぎて鼻血出るわ!!😇💕 こんなふうにちゃんと向き合ってくれる人がいるって、それだけで救われるよね。 更新お疲れさま&ありがとう!引き続き推す!!🔥🌸