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570
ういか🎼🦈☔️
763
りお
4,700
ガラッ
図書館の空き教室。
詳しく言えば自習室。
この時間帯は、別の部屋での勉強者が多いので誰もいない。
静かだ。
茈「ここ、…座って話そ」
赫「…(コクッ)」
ガーッ
静寂な中で椅子を引く音が響く。
余計、緊張してきた。
外は、いつの間にか夕焼け空となっていた。
茈「今日、あっという間に1日終わったな…」
赫「う、…ん」
茈「…なつ、」
赫「な、何?」
茈「そんな緊張しなくていいだろ、」(ニコッ)
手も震えて、顔も強ばっている。
だから、笑顔で接してくれる。
その優しさが辛かった。
赫「お、俺…っ、お前にいわきゃいけないことある…」
茈「うん、」
赫「気持ち悪いって思うかもしれない…っ」
茈「思わねぇよ」
すぐそう思ってくれるのいるまらしい。
少しだけ心が軽くなる。
赫「俺はッ……」
ゞ「声…が聞こえる」
茈「声?話している声と違うのか?」
赫「…。」
ゞ「話してる声とは別の声が聞こえる」
ゞ「悪口とか嫌味とか聞きたくない言葉」
茈「…」
赫「だから、ヘッドホンして…たっ、」
ゞ「その声を遮るために…、紛らわすために」
ゞ「そうでもしないと、頭がおかしくなりそうだったから」
伝えたいことを全部話した。
一方的に。
長い沈黙の末、いるまは少し暗い顔をしていた。
茈「じゃあ…俺が言ったように聞こえてた時もあったのか?」
一番されたくない質問。
顔が強ばる。
言いたくない。答えたくないけど、
ここで嘘を言ったら意味がない。
赫「…ッ聞こえてた」
空気が重くなった。
やっぱり、そうなるよな。
ほら、
だから、嫌だったんだよ。
茈「なつ」
赫「もう……大丈夫」
そういい、俺はこの場を離れようとした。
離れたかった。
茈「なつ?」
赫「だから言いたくなかった…っ」
赫「こうなると思ったから」
茈「……っ」
いるまが何か言おうとしてる。
けど、俺は止まらない。
止められなかった。
赫「気持ち悪いって思っただろ?」
茈「違uー」
赫「違わない!!」
思ったより大きい声で叫んでいた。
誰もいないので部屋全体に木霊した。
赫「分かってるんだよッッ!!」
息が荒い。
胸が苦しい。
赫「お前がいいやつだってことなんてッッ」
茈「…!」
赫「分かってる…っ、分かってるけど…、」
声が詰まる。
拳を握る力が強くなっていく。
赫「でも!」
ゞ「どこかお前を信用していない俺がいる」
ゞ「だから、お前の言葉もみこと達の言葉も全部が悪く聞こえるんだよ……ッ!!」
視界が滲む。
溜まっていた涙が溢れ出る。
赫「本当はそんなこと思ってないはずなのに…違うって分かってるのに…」
ゞ「信じたいのに…信じられないッ…」(ポロポロ)
上手く呂律が回らない。
呼吸も乱れてきている。
苦しい……苦しいッッ、
赫「そんな自分が、大っ嫌いなんだよ!!!!」
ゞ「…っ、はぁはぁ(ポロポロ)」
静寂。
俺の叫んだこけだけが部屋全体に響き渡ってる。
沈黙は続く。
言いたいことは言えた。
もう…、嫌われちゃった。
関われなくなっちゃうんだろうな…。
嫌だな、っ
茈「そっか…」
ゞ「しんどかったな」
赫「え、ッ?…」
茈「正直、びっくりはした」
ゞ「けど、……」
茈「それと嫌いになるのは違うだろ」
赫「ッッ、……」
いるまは、ただ不思議そうな顔をしてこちらを見ている。
嫌な顔は、一切していない。
茈「なつが言ったことを聞いて思ったのは」
ゞ「なつ、ずっと1人だったんだなってことだから」
ゞ「話ずらかっただろうに俺なんかに話してくれてありがとな」
涙が止まらない。
止められない。
声も出ない。
共感された、受け入れてくれた。
それが重なり、何よりいるまの優しい顔を見てしまって気が抜け
泣き崩れてしまった。
茈「いつからなんだ?」
俺もだいぶ落ち着いてきつ頃、いるまはそう聞いてきた。
赫「それは……ッ、今は、話したくないッ、」
茈「そっか、」
深堀して聞いてくれない優しさ。
嬉しさを感じる。
……。
思い出したくない。
声に出しちゃうと鮮明に思い出しそうな気がして嫌だ。
……。
これは、言えない。言いたくない。
ごめんな、いるま。
全部は、流石に伝えられなかった。
けど、心が軽くなったよ。
ありがとな、、
長いよね、うん。キモイぐらいに。
短いって思う人も居そうだな〜
個人的に1500字超えたら長いって思うタイプ〜。
はい。おやすみなさい
コメント
3件
これは物語だけど現実に本当にいるって事を考えると心が痛むです,,,,,
うわ、この話……心臓がギュッてなったよ。なつが言いたくなかった本音を全部吐き出して、しかも「信じたいのに信じられない自分が嫌い」って叫ぶところ、胸が痛すぎた。でもいるまが「しんどかったな」「嫌いになるのとは違う」って受け止めてくれて、もうそこで涙腺決壊……。二人の距離がようやく縮まりそうで、続きが本当に気になる。もみじさん、この空気感の描き方、巧すぎます。