⚠注意⚠
注意書きは一話にあります。
何かあればコメント欄にお願いします。
【たくぱん視点】
山吹:あれ?みんなは?
柳瀬:どっか行ったな…
山吹:迷子?
柳瀬:さあ?山田かはるてぃー辺りが勝手に行って追いかけて…ってとこだろ
山吹:あーね。歩き回ってたら見つかるでしょ
柳瀬:そうだな
祭りに来ていたメンバーとどうやら逸れてしまったらしい。〇〇の言う通り、会場はそこまで広いわけではないので歩いていれば見つかるだろう。
一番は歩き回りたくないということ。ゲームみたいに走っても疲れなかったり、一瞬でワープできるわけではないので体力の少ない俺は動きたくない。
はー、勝手にどっか行くなよあいつら。余計な手間をかけさせやがって。
それはさておき、〇〇と回ろうにも幼い頃からこの祭りには来ているわけで、新しいものといえば流行りに乗っかった屋台ぐらいでこれと言ってめぼしいものはない。
食べ物を買おうにも、山田から巻き上げた金でしこたま買った訳で花火が打ち上がるまで有に時間を過ごせる。過ごせたところでまだまだ時間は有り余っている。
あてもなくただほっつき回るのは苦行だったりする。食べるものがあるなら花火会場の席をとっておくのもいいかもしれない。
柳瀬:なぁ〇〇…
山吹:おじさ〜ん、串2本くださ〜い
おじさん:あいよ!!
柳瀬:おい、勝手に行くな
山吹:いやー美味しそうだったから…たっくんも食べるでしょ?
そう言って出された、串に刺さったお肉。甘辛そうなタレをテカテカ輝かせて、美味しそうな匂いを漂わせている。
山吹:食べないの?
柳瀬:………食べる。
山吹:んふふ。ほっぺにタレついてるよ
柳瀬:え?マジ?
山吹:ほんとほんと………はい、取れた
柳瀬:ありがと。髪の毛巻き込んでる。……髪までは美味しくないでしょ?
山吹:美味しいわけ無いじゃんww
【うた視点】
春田:は?あれで付き合ってないってマ?
御崎:どっか行こうって言っておきながらあの二人の観察かよ……
百日紅:あの二人まじで付き合ってないって
春田:なんでたくぱんみたいなやつが女子といるのに俺にはいねーんだよ!!
百日紅:それは神様に言ってくれ
御崎:女子から見てはるてぃーはどんな感じ?
百日紅:え?A組にいるやつ
春田:まだ知名度ないのか……
御崎:そりゃもてねぇな
ワーワー言ってるけど久美さんだって女子だろ。それで女子が隣にいないって言ってるはるてぃーは余計にモテることはないだろう。
それはさておき、いつからかは存じ上げないが、一年はたくぱんと〇〇さんのことについて調べていたらしい。たまに二年の教室の前まで来てなにかしているのは知っていたが声をかけたら、すぐにどこか行ってしまうので分からずじまいだった。
そんな中、はるてぃーがたくぱんから離れて観察しているということは一年も同じことをしていたのだろう。
見ていて思ったこと。たくぱんと〇〇さんとではまあまあそれなりの身長差がある訳で、普通に〇〇さんが手を伸ばして、拭こうとするのに少々辛いものがある。それを知ってか知らずか、スッと腰を屈め拭きやすい高さに合わせているのだ。
はー、紳士かよ。
二人の関係は幼馴染ぐらいにしか知らないが、こうやって見ているとお祭りに来たカップルのように見える。しかし、付き合っていないとは驚きだ。あいつらの距離感バグってるだろ。
バグってるのはそーちゃんだけにしてくれ。
コメント
2件
最後のうた君好きまぐ…ww