テラーノベル
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レオポルドは門をくぐってきた三人のうち、先頭の男が大剣を担いでいるのを見た。借りた真剣を両手で握り、待ち受ける。
背後に人影はない。避難する生徒を巻き込まずに剣をふるえる。
男は走り込んだ勢いで大剣を振り下ろした。レオポルドは剣へ金属を硬化させる魔法をかけ、刃を斜めに合わせる。地面との固定を強めるグランド・アンカーも使い、押し倒されるのを防いだ。
受け流した大剣が、脇の土をえぐる。
レオポルドは切り返そうとして、止めた。後ろの二人が、左右から槍を突き出していた。固定したままでは避けきれない。
片方の槍を剣で払うと同時に、もう片方との間に土壁を立てた。槍先が壁へ突き刺さる。すぐに足元の固定を解き、後ろへ下がった。
「学生にしては、やるようだな」
大剣の男が、にやりと笑った。刃を土から引き抜き、今度は大きく振らず、短く突いてくる。
レオポルドは半身でかわし、剣の腹で男の腕を打った。男がうめいてが、大剣は落とさない。逆に柄頭で胸を殴られ、レオポルドは息を詰まらせた。
下がれば槍の長さが有利になる。そこで踏みとどまり、もう一度、男の腕へ剣の腹を叩きつけた。
「放せ!」
男は大剣を落としたが、そのまま、つかみかかってきた。レオポルドは相手の上着をつかみ返し、足を払って横へ投げる。
土に倒れた男の前腕を膝で押さえたところへ、槍使いの一人が迫った。
レオポルドはその進路にも壁を立て、男が回り込む間に倒れた敵の手足を土で挟んで拘束した。
「来い。俺はここだ」
二人の槍使いが離れて構える。レオポルドは片方へ向かった。背を狙う槍は土の壁で防ぎ、正面の穂先だけを見て踏み込む。
男は槍を引き、柄の中央へ持ち替えた。レオポルドの剣を柄で弾こうとする。
だが、短く使うなら互いに届く。レオポルドは踏み込みを緩めず、柄へ剣を叩き下ろした。折れて、穂先のついた半分を失う。
男が残りの柄を振り上げるより先に、レオポルドは肩から体当たりし、倒れた男の腕を押さえた。土で手首と足首を固める間も、もう一人から顔を逸らさない。
残った槍使いは、槍を握ったまま門へ逃げようとした。
「止まって、武器を捨てろ!」
止まらない。レオポルドは出口の前へ土壁を立て、駆け寄った。壁を乗り越えようとしていた男が振り向きざまに槍を振る。
腰を落として槍をかわし、剣の腹を両手へ打ちつけると、男は槍を取り落とした。レオポルドは男の服をつかんで壁から引きずり落とし、うつ伏せに倒して拘束した。
剣を構え直す。敵は三人とも動けなくなった。
胸を打たれたところは痛むが、呼吸はできる。大事は無い。レオポルドは門の外を見て、誰も来ないのを確認し、こちらへ向かってくる警備員に声をかけた。
全員が縄で縛られるまで剣を構え、警備員が敵の武器を回収してから土の拘束を解く。後を頼み、建物へ引き返した。
百鬼清風
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#イケメン
高遠すばる
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#初小説
鬼卍。
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コメント
1件
第11章の学園襲撃、読ませてもらいました! レオポルド、めっちゃ冷静に立ち回ってる…!三人相手に土壁と魔法でちゃんと対処してるところがカッコよかった。特に「来い。俺はここだ」っていう台詞、静かな覚悟みたいなものが感じられてすごく印象に残った。 続きがどうなるのか、すごく気になります…!🌙