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trk×gt🔞無し
なんでも許せる人向け
短め
たらこがなるせのことをあまり知らない世界線
『』→ぐちつぼ
「」→ぐちつぼ以外
たらこ視点
え〜ちょっと待ってよぐちさん
それは浮気じゃない?
休日暇だったからぐちさんをつけてたら最悪な場面目にしちゃった。
俺の愛しのぐちさんの隣には可愛らしい女の子。
いや可愛らしくない!俺の方が何倍も可愛いし。
でも、ふわふわのピンク色でボブの髪にThe女の子って感じの可愛い洋服、短めのスカートが風に乗ってふわっと踊る。
スラッとしていて、それでいてモチモチしてそうな足はどこか扇情的だしこの感じ顔も死ぬほど可愛いんだろうなー。
って俺は女の子じっくり見つめてなに査定してんだ。変態じゃん。
まあ、ぐちさんが惹かれるのも無理はないって話。
いや普通に許せないけどね。浮気だよそれ。
まだ隣で歩いてるだけだからセーフの可能性もあるけどね?
はあ頑張ってテンション上げてみたりしてるけどめっちゃ落ち込むな。
無理無理ヤダヤダ。ぐちさんが誰かに取られるなんて絶対いや。
俺だけのなのに。
あーやっば。なんか涙とまんねぇし、俺ヤバい奴じゃん。
恋人のストーカーしながら泣いてるのやばいでしょ、、、。
もう帰ろ、。
家に帰って自分の部屋に籠って毛布を頭まで被った。
うっすらとぐちさんの匂いがする気がしてさらに涙があふれる。
俺のどこが悪かった?俺になくてあの人にあるものってなに?
自分の手首に指を巻き付ける。
小指と親指がくっつく。
俺、全然太ってないよな?
髪、、、自分の髪を触ってみる。サラリと癖のない綺麗な髪。
ぐちさん、ピンク髪が好きなの?俺てっきり金髪が好きなのかと思ってたよ。
だから、ずっと金髪にしてたのに、、、。
この長い髪嫌い?ボブの方が好きなの?
ぐちさんがさ、たまに俺の髪結んでくれるの大好きなんだよ。下手くそだけど。
俺もあんな感じのふわふわした服着たら良い?
もっと女の子っぽい仕草したらいい?
メイクも覚えたらいい?
俺頑張るからさ、頑張って可愛い女の子になるからさ。
あの子みたいになるから。
だから振らないで。
『ただいまー、たらこー?いる?』
「帰ってくんなし、」
小声で呟いた。
今の俺只事ではない顔してるもん。
どーしよ。
『たらこー?あ、いた。』
俺の部屋に入ってきたぐちさんに全力で背中を向ける。
「、、、おかえり。」
『あのさ、言いたいことあんだけど。』
「聞かない。」
咄嗟に言葉が出た。
直感で別れ話なんじゃないかって思っちゃった。
聞きたくない。絶対いや。
『たらこ、こっち向いて。』
「やだ。」
『たーらーこ』
回り込まれて両手で顔を持たれる。
涙でぐしょぐしょの顔が晒されて恥ずかしくなる。
ふいっと目線だけはそっぽを向いた。
『ふはっ笑かわいい。』
「、、、はあ!?」
思わぬ言葉についぐちさんを見る。
バッチリと目が合って、初めてしっかりとぐちさんの顔を見た。
まって、何その顔。
なんでそんな愛おしい物見る顔してんの。
なんでそんなヘラヘラ笑ってるの。
なんでそんな俺を大事そうに見てるの。
『たらこ今日さ、俺の後つけてたでしょ。』
「えっ、」
『隣にいた人、なるせさん。知ってるでしょ?名前は。たらこと同じで男だよ。まあ、性別はあんま関係ないか。』
「ぅん、?」
『あの後すぐ解散した。たまたま駅で会っただけだったから。
たらこきっと不安になるだろうなって思って。ごめんね?不安にさせて。』
「なにそれぇ、っ」
涙がぼろぼろ溢れる。
安心と、もーぐちさん好きって気持ちが混ざってまじ意味わかんねえ。
「おれっ、なにがダメなんだろうって、考えてたっ、」
『うん。』
「おれのっ、髪好き?」
『好き。』
「顔は、っ?」
『好き。』
「っ、体型も?」
『好き。』
「っ、全部好きって言って、」
『全部好き。大好き。』
「よかっだぁ泣、俺もっ、ぐちさんの全部が大好きっ!」
『へへ、でもたらこ、ちょっと太ったんじゃない?』
むにっと腹を摘まれる。
「はあ!?太ってねえし!、なに馬鹿なこと言ってんの!!」
思わず男勝りな声が出た。いや男なんだけどね?ぐちさん相手だとつい口悪くなっちゃう。
『あははっ笑やっぱたらこに可愛い女の子のふりは無理だよ!笑』
なんなんだよこいつ、!
なんか俺の悩み全部バレてるし。ムカつく!
ま、そんなに俺のこと好きなら一生一緒にいてやってもいいけど!
格好つけたってぐちさんは一生俺の可愛い恋人だからな!
なんて、絶対本人にいってやんねぇー!
ベー
とぐちさんに向けて舌を出した。
『なんだよ生意気なやつ!』
ふははっと無邪気に笑うぐちさんがやっぱり大好きだ。
なるせさんダシみたいにしてごめんね。
スパダリなぐちと、なるせさんに闘争心出すたらちゃんが書きたかった。