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夕「はるちゃーん!!連れてきたよ!この子!楓ちゃん!」


私たちの席がかたまっているからか、夕海と樋口さんがこちらにくる形で班決めは始まった。


夕海が連れてきた、ザ、日本美人。

樋口楓さん。


楓「はじめまして。夕海ちゃんから誘われたの。本当に仲間に入れてくれるの?ありがとう」


そう言って微笑む姿はまるで卑弥呼…いや、小野小町…あのー3大美女の..誰だっけ、クレオパトラ?


雪「はるちゃん!一緒の班!蒼ナイスだったよーさんきゅ」

は「あーそれ!!まじで蒼くんナイスすぎた、

そして樋口さん!よろしくね、島村はるかです」


ペコリと会釈をする。

樋口さんもつられてペコリ。

クスッと笑みが漏れた。



蒼「んじゃー…えーっとまず、凛、起きろ」


ペシっと涼風くんの頭をはたく。

また寝てたのか…寝不足なのかな?


凛「ん…..勝手に決めてていいよ。…班長はパス」


少し高いけど、綺麗な、そして寝起きの掠れた声で呟く。

そしてまた突っ伏した。


そんな姿にまた、見惚れそうになってしまった。



雪「もー、凛ってば!せっかくはるちゃんたちが組んでくれたのに!」

蒼「まぁ、参加するだけよしとするか、何気に班長とかの話ちゃんと聞いてたっぽいし」



そう言って班長決めが始まった。



は「はい。蒼くんがいいと思います」

夕「私もそれ思ったー!蒼くんは?」

蒼「え、いや、えーっと俺は…」



なんだかしどろもどろな蒼くん。


珍しい。


班長、やりたくないのかな?


強要はできないよね。


楓「あの、もし白鳥くんが嫌なら、私やりますけど…」


そう、樋口さんは小さく手を挙げて立候補してくれた。


蒼「本当?嫌じゃない?」

楓「はい、大丈夫です」

雪「ありがと!じゃー頼んだ!」



ニッコリスマイルを楓に向ける雪斗。

楓も微笑み返して、


楓「頑張ります」


と。








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