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話は続いておりません。別の話として見てください。
出てくる人↓
青井らだお
成瀬
伊藤ぺいん
MOB
青井らだお→?→成瀬
青井らだお←♡←成瀬
⚠️注意⚠️
嘔吐の表現があります。
苦手な方は見るのをお勧めしません。
ガタンゴトンガタンゴトン
俺達は今電車に乗っている。
数分前
ぺいん「らだお〜?今暇〜?」
本署の駐車場に俺はいた。
ぺいんがきて俺に話しかけてきた。
らだお「何ぺいん?なんか用ー」
ぺいん「ちょっと行ってきて欲しい場所があってさぁ」
らだお「どこよ」
俺はぺいんに質問する。
ぺいん「○○○○ってとこなんだけどー」
らだお「めっちゃ遠いじゃん、しかも電車乗んないと行けないとこじゃん、だるぅ」
ぺいん「いいじゃん、お願い(人>ω<)」
らだお「えー、なんでそこなの」
ぺいん「欲しいタオルがあってさぁそこ限定なんだよねぇほらこれ!」
ぺいんはそう言いながら俺に写真を見せてきた。
確かにぺいんが欲しくなりそうなデザインだった。
らだお「ぺいんが行けばいいじゃん」
ぺいん「俺忙しいんだよぉお願いしますらだお先輩〜」
らだお「いや、お前俺と同期だろ」
ぺいん「そんな事言わずにさぁ」
俺たちがそんな会話してるとそこに成瀬がやってきた。
成瀬「何してんの?2人で〜」
ぺいん「お!成瀬くんちょうどいいところに!」
成瀬「なんですか〜」
ぺいん「らだおと○○○○ってとこ行ってくんない?」
成瀬「んーまぁいいっすよ」
成瀬(らだおと2人きり〜♪)
らだお「まじ?」
ぺいん「やったぁ!ありがと!お金は後で渡すね!じゃよろしくねぇ」
ぺいんはそう言ってその場を去っていった。
そして今の状況に至る。
ガタンゴトン
らだお「ねぇなんで俺たち私服なの?別に警察服のままでも良かったんじゃ」
成瀬「ダメダメ!警察服で電車乗ったらヤバいやつだって笑」
らだお「まぁそれもそうか、」
俺達は私服で来ていた。
俺は普通にスウェットで緩やかな感じ、成瀬は上着を来ていて下はジーンズだった。
そして2人ともいつもの被り物を外していた。
らだお「だとしてもヘルメットは外さなくても良くない?」
成瀬「まぁこっちの方がファッションにはあってるからね笑別にいいっしょ笑」
らだお「まぁ笑」
そんな話をしながら電車に乗っていた。
あと少しで着く頃だった。
mob「ぅ゛、おぇぇ゛ぅ゛ぐっぅ゛ぉ゛っ」
mob「おい、大丈夫かよ笑」
mob「やばい、ぎもぢわるいぃ」
mob「良かったな袋持ってて笑持ってなかったら巻き散らかしてたぞ笑」
mob「ほんとだよぉ」
電車に乗っていた人が吐いていた。
その人は最初から気持ち悪いことがわかっていたらしく袋の中に吐いていた。
俺はそれを見てしまった。
俺は嘔吐恐怖症だ。
嘔吐している人を見ると自分も気持ち悪くなってしまう。
今まさにその状況だった。
らだお(気持ち悪っ)
成瀬「らだお?大丈夫?顔真っ青だよ?」
らだお「いや、うん、大丈夫…」
成瀬「いや大丈夫じゃないでしょ、そういやらだおって嘔吐恐怖症だっけ?気持ち悪い?」
らだお「うん、吐くかも…」
成瀬「わかったとりあえず駅まで我慢しよっか」
らだお「頑張る、」
頑張ると言ったものの電車の揺れで酔い、もっと気持ち悪くなってしまう。
吐き気が漂う。
電車が止まり目的の場所に着いた。
成瀬「らだお立てる?降りるよ?」
らだお「うん、ぅ゛頑張る、」
俺は立ち上がり電車を降りる。
とりあえずトイレに向かう事にした。
駅は人混み。
俺はさらに酔ってしまった。
成瀬「らだお?」
成瀬がこちらをむく。
ドンッ
mob「あ、すいません、」
俺は誰かにぶつかってしまいそのまま成瀬の方へ倒れる。
その瞬間今まで我慢していたものが出てしまう。
らだお「ぅ゛おぉぇ゛っぅ゛ぉ゛っぇ゛ッ」
成瀬「ッ!!」
俺は成瀬の服に吐いてしまった。
成瀬「大丈夫?!」
らだお「ぅ゛ぅご、めんなざい、ごめん、な、さい、…」
やってしまった。
成瀬の服を汚してしまった。
俺は泣きながら謝った。
成瀬「いいよ、大丈夫大丈夫、泣かないの」
成瀬「ちょうど上着だったし脱げるから、とりあえずほら、これ持ってトイレまで行こ?」
らだお「ぅ゛、ありがとッ、…」
成瀬は優しい。
まだ吐き気が残ってる俺をトイレに連れて行ってくれた。
俺はトイレの個室に行く。
成瀬は俺が吐いてしまった服を洗っていた。
本来は俺がやる事なのに成瀬は俺を気遣って自分がやると言ってきた。
なんて優しいのだろう。
俺はまた汚物を吐く。
さっきよりも気持ち悪さが無くなってきた。
成瀬(まだ吐いてんな、大丈夫か、)
俺は今服を洗っている。
らだおが吐いてしまったから。
別に俺は怒っていない。
ただらだおが心配だ。
俺は服を洗い終わりトイレの外に出る。
成瀬(水、買っといた方がいいよな)
俺は近くに自動販売機があったので水を買うことにした。
洗った服はビニール袋が売っていたのでそこで買い、しまった。
今日はもうこれ以上連れ回すのはやばいと思い俺はぺいん先輩に連絡し帰ることにした。
プルルルプルル
ぺいん「あ、もしもし?どうしたの〜?」
成瀬「いやぁ実はらだおが吐いちゃって今日はもう帰りますね、ぺいん先輩が欲しいって言ってた奴はらだお送った後に俺が買いに行くんで」
俺はぺいん先輩に話す。
ぺいん「え!らだお吐いちゃったんだ!大丈夫??」
成瀬「まぁ大丈夫だと思います、」
ぺいん先輩もらだおの事心配していた。
ぺいん「そっかすぐ帰ってきていいからね?俺が欲しいって言ってたヤツ実はこの近くにも売ってるんだよね笑らだおと成瀬くんに楽しいデートしてきて欲しいなって思って頼んだんだ笑ごめんねぇ笑」
成瀬「そうだったんですか笑わざわざありがとうございます!じゃ帰りますねぇ」
ぺいん「ん!気をつけてねぇ〜」
プツッ
俺は電話を切る。
まさかぺいん先輩が俺の事気にかけてデートをさせてくれるなんて意外だった。
まぁ今度なんか奢ってあげなければと俺は思う。
らだおがトイレから出てきたので俺はらだおの場所へ向かった。
少し落ち着き俺はトイレの個室を出る。
成瀬はいなかった。
もう洗って外に出ているのだろう。
俺は手や口を洗い外に出る。
成瀬「あ、どう?気持ち悪くない?」
成瀬は俺が出てくるのを待っていたのかトイレのすぐ近くにいた。
らだお「うん、でもまだ後味が…」
成瀬「ほら、これのみな?買っといたから」
成瀬は俺に水を渡してきた。
なんて気が利く男なんだと俺は思った。
らだお「ありがと、後でお金払うね、」
成瀬「いやいいよ、水だけだし笑」
らだお「そう、じゃ今度お礼させて?」
成瀬「ん!」
俺は水を飲む。
吐き気はもうなくなり段々と良くなってきた。
成瀬が話し出す。
成瀬「今日はもう帰ろっか、」
らだお「え、でもぺいんの欲しいやつ買わないと」
成瀬「大丈夫だよ、もう先輩には伝えたから 」
らだお「え、ぁうん、」
成瀬「よし、帰るか〜!」
らだお「ぅうん、」
俺達は帰ることになった。
すぐ帰ることになったので人は少なかった。
俺は電車に乗る。
ガタンゴトン
成瀬「席、座れて良かったね」
らだお「うん、」
成瀬「どうしたの?なんか元気ない?」
成瀬が俺の顔を覗いてくる。
俺はいつの間にか泣いていた。
らだお「ごめん、俺のせいで、迷惑かけちゃって、ぺいんにも成瀬にも、ポロポロ 」
らだお「泣いちゃ、だめなのにっごめっ、」
迷惑をかけてしまった。
泣いては行けないことをわかっていたけど抑えられなかった。
そんな俺をみて成瀬は言う。
成瀬「謝んないで、しょうがないでしょ?らだおのせいじゃないの、そんな泣いてるとまた気持ち悪くなっちゃうよ?」
らだお「うん、、、気持ち悪い、」
成瀬「ほらね笑」
成瀬の言う通り俺は少し気持ち悪くなってしまった。
成瀬が少しこちらに近づく。
トン、、ポンポン、
らだお「ん、」
成瀬は俺の頭を肩に置き撫でてくれた。
成瀬「目つぶって?寝ていいよ?」
らだお「え、でも成瀬の肩痛くなっちゃう」
成瀬「舐めんな警察だぞ笑」
らだお「ありがと、」
成瀬「いえいえ、笑」
俺は成瀬の肩をかり目をつぶる。
成瀬が俺の頭をポンポンする。
さっきまでの気持ち悪さがすぅーと消えていく。
成瀬の匂い、体温で落ち着く。
俺は一気に眠くなる。
ガタンゴトンガタンゴトン
成瀬「らだお、着いたよ、」
らだお「ん、ふぁあ〜、成瀬ありがと!」
成瀬「よし行くか!!」
らだお「うん!」
俺達は歩いて本署へ向かう。
ぺいん「あ!2人とも〜おかえり〜!!」
成瀬「ただいま〜!!」
らだお「ごめん、ぺいん、」
ぺいん「いやいいよ笑あのタオルよく考えたら本署の近くで売ってるらしいんだ笑」
らだお「そうなの?!」
俺は驚いた。
ぺいん「そうそう笑いやぁ悪いね笑」
らだお「まじ1回殴っていい?」
俺は冗談気味に言う。
まぁ多分俺に気を使ってくれたんだろう。
成瀬「いけー!らだお笑」
ぺいん「えっちょらだお?!成瀬くん?!」
らだお「笑笑笑」
成瀬「あはは笑笑」
俺達は少し話をした後仕事に戻る。
俺の周りには優しい人が沢山いる。
ぺいんや成瀬に感謝しなければと俺は思った。
end