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國神と千切は考えていた。
なぜなら、お互いの出身地が離れているからだ。國神は秋田で千切は鹿児島。
「どうする千切。」
「俺の出身地を知ってもらいたいけど、國神もだろ?」
2人はずっと悩んでいた。
「潔に秋田か鹿児島か選んでもらうか?」
國神は提案したが千切はいい反応しない。
「でもさ、潔の体力とか不安になるよな。多分、無理してでも行くぞ?……そういうの考えるとさ」
千切は國神の意見に賛成していたが潔を考えると不安になる。
「やっぱ、表参道とか、都内か?いつものとこだし」
國神が考えた結果、千切は「そうだな。」と反応してやっと決まった。
「潔ー、少しいいか?」
潔に声かける。
「國神と千切か、どうした?」
千切は國神を見て「お前が言え」と言わんばかりの顔して國神に言わせた。
「あー、あのさ俺と千切と潔で表参道とか出かけないか?」
國神は言い終わった瞬間心臓をバクバクさせる。(潔、お願いだ……!)
「いいな!行こうぜ!」
千切と國神は潔をデートに誘えた。
「國神!潔とのデートだぞ。どこ行くか決めるか?」
「いや、当日は潔が主役じゃないとダメな気もするな……」
そう言って潔とのデートに心躍らせる。
潔をいつものカフェで待つと潔が走ってくる。
「お待たせ!待った?」
潔が息を切らせていた。
「待ってないよ。少し飲むか?」
と千切が潔を見て提案する。
「いいのか?ありがとう!」
潔は席に着いて息を整えながらドリンクを飲む。
「潔、どこか行きたいとかしたい事はあるか?」
そう國神は言ったが、やべっと顔して千切を見る。
「俺?うーん。2人はどこか行きたいとかないの?」
千切と國神はドキッとした。何も考えてなかったのと潔ファーストだったからか潔に合わせようと思って考えを回してなかった。
咄嗟に千切は考えて潔に言う。
「そうだな……アミューズメント系とかかなぁ。みんな楽しめるし」
その言葉を聞いた國神は(よく言った!千切)と心で思う。
「そうだな!そうしよう!」
潔は千切の言葉に賛成した。
3人は普段やらないようなローラースケートをした。
「潔、子鹿みたいに足震えてんぞ」
笑顔で國神は言うと潔は顔を少し赤くする。
(可愛いな、本当に)
「ほら、潔。俺の手を繋ってれば安心するだろ?」
千切は手を差し伸べる。
潔は千切の手を握って滑っている姿は王子と姫みたいだった。
國神は潔が転ばぬように大きな手で支えてあげながら滑る。
「千切達がいるから安心するよ」
潔に言われるとドキドキが止まらない千切と國神。
「潔、休憩する?」
千切が提案して潔は頷いたから近くの椅子に座らせる。
「潔、千切飲み物買ってくるよ」
國神は近くの自動販売機に行って飲み物買ってる間に千切と潔は話す。
「潔、また成長してたな。俺も追いつけるようになるよ」
千切は笑顔で言った後に頭を撫でる。
「千切、ありがとう」
潔は照れたように言うのが可愛くて仕方ない。
そこにナンパしに来たようなのが千切に声かける。
「キミ、可愛いねぇ。どう?俺達と遊ばない?」
「俺、あんたみたいなの興味ないんで。」
千切はキッパリと断るもしつこく迫る。
「そんなこと言わずにさぁ〜」
それを見た潔は千切を守ろうと声を上げる。
「この子、俺のなんで。」
そう言うと潔をギョロっと見て襲いかかろうとする。
俺のに触んなと言わんばかりの顔で睨みつけるといなくなった。
「潔!大丈夫か?」
國神は潔が怪我してないか聞く。
「俺は大丈夫だよ。2人は?」
そう聞くと笑顔で答える。
「俺達は潔が怪我してないなら嬉しいよ。」
そう言って近くのホテルに泊まる。