テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
ミリス
956
290
脳てゃ
172
コメント
1件
塁くんの「話したいことがある」って言葉、めっちゃ気になる…!今までゆっくり距離を縮めてきた二人のクリスマス、告白の予感がしてドキドキしたわ。季節が夏から秋、冬に変わっていく描写が、自然に近づく二人の関係を象徴しててすごく好き。続きが待ちきれない!
第31話「クリスマス、話したいこと」
あの日から――。
陽葵と塁は、少しずつ会う回数が増えていった。
映画を観に行ったり、カフェで話したり、ただ一緒に街を歩いたり。
会えば会うほど、二人の距離は自然と近くなっていった。
そして季節は、夏から秋へ。
気づけば、街には冬の空気が流れ始めていた。
クリスマスが近づき、街のあちこちがイルミネーションで彩られていく。
そんなある日の夜。
いつものようにLINEをしていると、塁からメッセージが届いた。
塁「そういえば陽葵、クリスマスって予定空いてる?」
陽葵「クリスマス?うん!今のところ空いてるよ〜😊」
塁「そっか」
少し間が空く。
そして――
塁「空いてるなら、遊ぼう」
陽葵は嬉しくなって、すぐに返信する。
陽葵「いいの?行きたい!✨」
塁「うん。ちょっと行きたいところもあるし」
陽葵「どこ行くの〜?🎄」
塁「それは当日のお楽しみ笑」
陽葵「え〜!気になる😂」
すると、塁からもう一通届いた。
塁「あとさ……話したいことがあって」
陽葵の指が止まる。
陽葵「話したいこと?」
塁「うん。ちゃんと話したいことがある」
陽葵は少しだけ不思議に思った。
でも、塁が何か大切なことを話そうとしていることだけは伝わってきた。
陽葵「分かった。クリスマスの日に聞くね😊」
塁「ありがとう」
スマホを置いた塁は、静かに息を吐いた。
ずっと胸の中にしまっていた気持ち。
何度も一緒に過ごして、何度も笑って、少しずつ確信に変わっていった。
――俺が好きなのは、陽葵だ。
クリスマスの日。
塁は、その気持ちを陽葵に伝えるつもりだった。
一方の陽葵は、まだ何も知らない。
ただ――
「クリスマス、楽しみだな」
そう思いながら、スマホの画面を見つめていた。
二人にとって特別な一日が、少しずつ近づいていた。