⚠注意⚠
・捏造!!
・ノベル初心者!
・nmmn作品!
・ご本人様方の名前や企画名を使用していますが、ご本人様とは関係ございません。
・参考元wt様ホテペト
【雨の罪】
ここはイギリスのロンドン。この街は雨が多く降るため、『空が泣く街』と称されている。
その雨は止むことを知らず、1滴1滴の短く、小さな命を彩るかのように降り注いでいる。
…まるで俺の心の中のように。
「先生!本読んでほしい…!」
今日も元気な少女の声が耳に入る。この少女は肺に病を患っており、寝たきりだが性格自体はとても明るく、彼女はまるで天気雨のようだった。
「みんないいな〜。私も外で走り回りたいな…。」
たまに暗くなってしまうが、それでも彼女は希望を捨てようとしなかった。
sm「大丈夫。いつか先生が治してあげますからね。」
「ほんと!?外行ったら…鬼ごっことか、かくれんぼしたいな〜!」
遠いのか遠くないのかも分からないような未来でも彼女は諦めず、明るい将来を想像して笑っていた。
絶対にこの少女を、好きに動ける身体にすると心に固く誓った。
だが、それは叶わぬ夢となった。
俺は少女にある薬を処方した。だがその薬の効果の都合上、地上では決して飲ませてはいけない禁断の薬だった。
この過ちがあった以上、俺自身も生きていてはいけないと思い禁断の薬を再び作った。
なんとなく街を歩いていたときに、とある噂が耳に入った。
『あのホテルに泊まった者は決して帰ってこない』と。
俺はすぐにそのホテルを調べ、自作薬を持ってそのホテルへ向かった。
sm「ここがHOTEL PETRICHOR…」
唖然とした。こんなにも美しい墓があったのか。
sm「俺の死に場所には似合わないか…w」
俺は乾いた笑いをこぼしながら、グランドフロアでチェックインを済ませた。
こんなにも良い所で死ぬのは、あの子には申し訳なかった。
壊れた心と少女を殺した重い罪を背負ったまま、俺は444号室へと姿を消した。
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