テラーノベル
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この作品なかなか前に進まねぇな…(作者
政治的意図、戦争賛美などはありません!史実と異なる部分があります!許せるかたはレッツゴー!!
船が、国から敵国へと進んでいく。
かもめが空を飛んで、それを追うように風がやってくる。この沈んだ気持ちを吹き飛ばすような感覚さえ覚えて、晴れたような、でもなにかがまだ引っ掛かるような気持ちで空を仰ぐ。快晴で、美しい、空。
アメリカ「…綺麗だな…」
おれは、未来を思い描いた。
朝からいやなよかんが止まらない。一応植民地には兵を置いているし、我が国も準備万端の筈だ。でも、なぜか不安で、ずっと寒気がしている。手が悴んだように震える。訳も分からぬ焦燥が襲ってきて、とても煩わしかった。
________まるで絡まった糸のようだ。
そう、焦った自分の気持ちと対照とも言えるほど冷静で呑気なような思いが脳裏をちらついた。
いつ攻撃が来るか分からないこの夜も、ずっとずっと続くのだろうか。
陸「…永遠には続いてくれるなよ。」
そう強く思った。…願っただろうか。
塩っぽい汗が頬を落ちた。
ふぁぁぁ…
そんな呑気な欠伸をする。いつもは陸か海が「だらしないぞ!」って叱るけれど。
今日は二人とも部屋にはいなくて、それがなんだか寂しかった。
空「いつもはこんなことないのになぁ…」
そうのほほんと呟く。
分かっている。こんなことしている場合ではないと。
でも、迫り来る現実にギリギリでも背を背けていたいんだ。
僕らしくないため息をつく。光を吸い込んだ鏡が、部屋のなかで唯一光る。その鏡に写った僕は、哀しい顔をしていた。
慌てて笑顔をつくる。いつもの笑み。
調子がおかしいみたいだ。いつもはこんなことない。
空「…まぁいっか。」
コメント
12件
見るの遅れましたああああああああああ!神作ですね!続き楽しみです!
最高すぎる!
アメを全力で止めたいけど止めれる自信がない、、、、、、、、、