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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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〖 第5話 〗 恋愛諸事情
















今日は珍しく、渡辺くんが来ていなかった。


なぜか少し不安に思い、用事のついでに彼のいる教室を覗いてみた。

そこには。

彼の幼なじみ……、宮舘くんに教わりながら、勉強をしている渡辺くんの姿があった。


渡辺くんが勉強なんて…初めて見た、、


渡辺くんが間違えると、宮舘くんが的確に指摘をした。

そして、うなだられる渡辺くんの頭を宮舘くんは優しく撫でた。


……渡辺く〜ん、顔真っ赤だよ?


2人の空気を乱さないため、私は静かに持ち場に戻ることにした。



ガラ


私は扉を開け、固まった。

誰もいないと思ってた保健室に、制服を着崩した生徒と、ピンク髪の生徒__深澤くんと佐久間くんがいたからだ。




佐「あ、え、あ、せんせー、」

深「び、びっくりしたじゃないすか、笑」




私に気づくと、明らかに焦りだした2人。

……何かしてたんだな、これ。




『なにしてたの? サボり?』


佐「んなわけないじゃないですか!!」

深「俺らは翔太とは違うので、笑」



『じゃあ何してたの?』




私がもう一度聞き直すと、2人は少し目を合わせて口を開いた。




深「……恋バナしてたんです。」



『………え?』




予想外な答えに私は思わず聞き返した。




『こ、恋バナ?』


佐「ま、深澤の話しかしてないですけどね〜」

深「おい佐久間!!」


『て、ことは…深澤くん、好きな子いるんだね』


深「おいぃぃ!バレたじゃんかよ!!」

佐「ごめんごめん!笑 でもまだ相手があの…っ」

深「お前一旦黙れ!!」




佐久間くん、ポロッと出ちゃうタイプか…笑

深澤くん、ファイト、笑




『でも…なんでここ?』


深「最初は翔太の恋バナ聞きにきたんだけどいなくて、流れで…みたいな、?わら」




渡辺くん…なら1人心当たりが…、、




『それって…、宮舘くんのこと?』


佐「えっ、?!先生、翔太から聞いてたの?!」


『空気感がねぇ、笑』


深「すげぇ、」

佐「ふっかも気を付けないとばれるかもよ〜?♡」

深「げ、…気をつけよ、」


『はいはい、笑、じゃあそろそろ戻って…、』




ガラ




私がそう言いかけた時、閉まっていた扉が開いた。




深「ぇぁ、あれ、照?、どーしたの?」


岩「いやいや、どーしたの?じゃねーわ、

探したんだよ?」




先日、深澤くんのここに来たことのある岩本くん。

私の方にぺこりとお辞儀をすると深澤くんと話し始めた。




岩「次移動な」


深「え、まじ?早く行こ」


岩「あ、ごめん、俺ちょっと体調悪くて……」


深「んじゃ、俺もここにいよ」


岩「いやいや、なんで……」


深「体調良くない奴、1人にさせたくないじゃん?」


岩「…ふ、笑 これは止めてもここにいるやつだな」


深「せーかいっ!わら」


岩「とか言って、サボりたいだけだろ、笑」


深「人聞きの悪いこと言うな!わら」


岩「わぁったよ笑 …ありがとな?」


深「……早く寝て治すよ、//」


岩「はいはい、笑」




……なるほどね、笑

深澤くんもわかりやすいなぁ、、笑

というか、もう付き合ってそうな雰囲気…、




佐「あれで付き合ってないって…不思議だよねぇ…、」




佐久間くんが2人を見ながら呟いた。

でも”あれで”ってことは… 私の予想も間違ってはなさそうだな。


屋上チームの中に片想いしてる人が2人も…。

なんでかわからないけど、応援したくなった。

密かに応援することを、私は誓った。





𝐍𝐞𝐱𝐭 … ♡100

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