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なんだかよく分からないお話。
自分でもわかっていません。
ただの幻想物語です(?)
なんでも許せる方向け。
世界観も意味不なので。
実質没作
起きたら知らない場所だった。
暗く、壁はどこか古く…とても不気味だった。
周りを見渡しても誰もいない。
「…不気味だ…」
ホラゲとは大違いなレベルの怖さだ。そもそもホラゲもやらないんだけど。ボサっとしているとどこからが何かを引きずる音が聞こえてきた。
ズル…ズル…
「!…だ、だれだ…?」
暗闇から現れたのは意外な人物だった。なにせ知り合いだった。
暗闇から赤い光が出てきたのにすごく驚いた。
「…」
ただ…知り合い……えんちょうだったけれど何も喋らない。目もどこかおかしいことに気がついた。
じっと見つめていると横から今度は緑の光がチラついた。
「……ぺんと…?」
「あ、いぬたぬき!探したよ……!!」
話しかけてきたぺんとはえんちょうに気づいていなかった。そう、僕たちの目の前にいた彼はいつの間にか後ろに回り込んでいた。
「……!!ぺんと避けろ!!」
「っわ……ッ!?あぶなぁい!!!」
「……」
「ってえぇ……!?えんちょう!?」
「やっと気づいたんかい!!」
僕達2人の声に反応したのかえんちょうはニタりと笑って斧を振りかざしてきた。
「うわ……!?」
「…とりあえず逃げよう!ぺんと!」
「う、うん…!!」
結局状況が分からない。
どうしてえんちょうだけ襲ってくるのか。どうしてあんな見た目をしているのか。目の色は赤くいつも通りなのに服装が全く違った。あれは……えんちょうなのか?それとも……。
「……たぬき?」
「あ、ごめん。なんか言ってた?」
「いや、あんまり反応なかったからさ。大丈夫かなって」
「あぁ…そういうことね。大丈夫大丈夫。ただ……どうしてえんちょうだけああなってるのかなって…」
「あー……確かに……見た目も若干違ったし…」
「あれって……ほんとにえんちょうなのかな…」
「……わかんないね…」
「……みつけた」
「ひっ……!!」
「っ、えんちょ…」
「……なに?」
「君……は……えんちょう。?」
「……なんでそんなこと聞くの?幼馴染なのに」
「…えんちょう……」
「どうして?なんで?ねぇ、なんで?」
あぁ……こいつは…えんちょう…なんだ…。ただ…昔の…小学生くらいの子供の感覚…。
「……あのさ、えんちょう」
「ん?」
「どうしてここにいるか分かる?」
どうやら背丈は大人だけど中身が子供になっているみたいで案外話せばわかるタイプだった。……あのニタニタした笑い方は不安でしか無かったけれど。
「んー…わかんない」
「そっかぁ…出口はわかる?」
「……感覚でいいならわかる…」
「か、感覚?」
「かぜ……感じる方に……でぐち、あり…って言われてる…から…」
「そ、そうなんだ!」
「なら案内してもらえる?」
「うん、いいよ」
このまま何事もなければいいんだけどな…。
「……こっち……ここ…」
「ホントの出口だ……!」
まじで何事もなく出口にたどり着いた。
「ここから、かえれるよ」
「まじか!ありがとう!」
「ありがとう!えんちょう!」
「……うん」
僕とぺんとが出口であろう扉に触れた瞬間、光が溢れ目を開けていられなくなった。
「……もう来ちゃダメだよ」
目が紫に光るえんちょうがそう言っていた気がした─