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つうん
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☭side
「🇫🇮」、『☭』
-雪が降っている小国。
服に落ちて水分になり消えていく。
輝く国。
それに似合わない悪魔を見つけた。
腕を掴む。
悪魔は振り返る。-
「…なんだ」
-居心地が悪そうな顔でこちらを見る-
『…飴が食べたい』
「は?…今は持っていない」
『あるじゃないか』
「どこに…っ!…」
-長い舌で彼の飴を舐めた。
彼は叫んだ-
「いだい…!やめ…やめて!…」
「い”あ”っ…!」
-ボロボロと水が溢れ出す。
しょっぱいはずのそれはとても甘い-
『甘い。砂糖菓子みたいに』
「そんなことあってたまるか…!」
-あぁ、そうか。
砂糖菓子じゃなくて砂糖”水”か。
断続的に砂糖水を流し続けている。
俺の為だろうか。
彼の飴玉は赤く変色してきた。
味変してるみたいに。-
『ずっと舐めていたい』
-12月13日金曜日。
寒い街で誰にもみられないまま
雪国の悪魔と呼ばれてた
スナイパーの達人は
ソレに何も映さなくなった。
あんなにずっと持っていた武器を捨てた。
その変わり、
飴玉から甘い水を
流し続けてくれてる。
俺だけの為に__________
コメント
1件
第2話、読みました……。雪と飴と目玉の比喩がとても異質で美しくて、心臓をつかまれる感覚でした。「ずっと舐めていたい」の一文が本当に衝撃的で、甘さと痛みが溶け合うような読後感がずっと残っています。雪国の悪魔と呼ばれたスナイパーが、ただ一人のために武器を捨てて涙を流す——その倒錯した愛しさに胸が締め付けられました。文体も詩的で、ゾクゾクしました…!