いわふか
※暴力有
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ドゴッ
深澤「う”っ、あ”、」
ドガッバキッ
深澤「いっ、”…」
岩本「あーすっきりした。じゃーな。」
ガチャ
深澤「ッ、……」
どーしてこんな毎日になってしまったんだろう。
毎日増える傷、あざ
それは少し前に照が「夜遊び」に足を踏み入れたことが始まりだった
…気がする
深澤「絆創膏、まだあったっけ、」
そういえば明日はメンバーで旅行に行くんだった
もちろん、照もいる
傷、どうしよう
深澤「なんとか言い訳つければな。大丈夫、」
絶対に通用しないことなんて分かっていた。
もし通用することを口に出したならばメンバーにも手が及ぶかもしれない
たとえどれだけ言われてもいいから
被害は俺だけにおさまってくれ、…
深澤「顔はまぁ、ファンデで、」
深澤「足、腕、腹、…」
深澤「…もういいや。」
深澤「準備はもう出来てるし、もう寝よ。」
ここ最近はあまり料理が食べれていない
照に喉殴られてからあんまり味がしなくなってったんだよね
うすーく感じるみたいな。
食レポとか大変だよ。
ま、味しなくてもそもそも食べようと思わないし。
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深澤「おはよー、」
向井「おはよっ!!」
目黒「おはよーございます。」
岩本「よしっ、全員そろったな!行くぞー」
※少し飛ばしますっ!
目黒「うぉっー!風呂でか!」
向井「せやなー!」
深澤「…………」
9人一気に入るのはあれだから、4人と5人で別れることになった。
5人は
俺(深澤)、目黒、向井、阿部、佐久間
残るメンバーは4人チーム。
とりあえず照と離れられてよかった
佐久間「ほらふっか!はやくはいろ?」
深澤「そっ、だな!」
阿部「………………」
向井「はー、あったけー、」
目黒「まじ疲れ吹っ飛ぶ、」
佐久間「あれ?ふっかは?」
阿部「まだ体洗ってるよ。 」
佐久間「OK!」
佐久間「ねぇてかさ、ふっか全身にタオルあててるの珍しかったよね。」
阿部「あ、それ俺も思った、」
向井「確かに言われてみれば、」
目黒「体に隠したいものでもあったのかな、」
向井「あ!ふっかさんくる!」
目黒「ふっかs」
バタッ
佐久間「え、ふっか!!!!」
阿部「ふっか!!!!!」
視界がぐにゃりと曲がり
消えゆく意識の中でそう叫んでる声が聞こえた
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深澤「んっ、…」
見上げると眩しいライト、白い天井
深澤「あれっ、俺風呂はいってたんじゃ、」
周りを見るとさっきのメンバーが集まっていた
阿部「ふっか、?」
向井「グスッ、ふかしゃん、?」
佐久間「ふっか大丈夫、?」
目黒「…気づけなくてごめんなさい、」
あぁ、傷見たんだ、
最悪、とにかく最悪
阿部「とにかく、一つ一つ聞いて言っていい?」
深澤「…………うん」
阿部「まず倒れた原因って分かる?」
深澤「多分、ご飯ずっと食べてないからそれかも、あとは…貧血とか」
阿部「うん。わかった。」
阿部「あの傷は誰に付けられたの。」
みんなこれほどにまで無い目で俺を見ている
きっと回答の答えはみんな知っていると思う
…俺は言っていいのだろうか
言ってしまってみんなに被害が及んだら
命を落としてしまう人がいたら
考えただけで、背筋が凍るようだった
でも、…助けてくれるかな、
少し話したら楽になれるかな、
深澤「…照、だよ。」
ギュッ
みんなが包むように抱きしめてくれる
向井「ふかしぁん辛かったなぁ、」
目黒「ほんっとに自分が情けない、」
佐久間「俺らなんで気づけなかったんだろう、本当にごめん」
阿部「俺、なんてふっかにいったらいいか、」
深澤「ポロポロ、ッ、あれ、なんでっ、」
阿部「ふっかさ、嫌だったら断っていいんだけど、」
阿部「照にどんなことやられたか具体的に話せる?」
深澤「…うん、」
それから全部を話した
正直、自分で口に出していて辛かった
俺の大好きだった照は
もう消えてしまった
そう思うとまた涙が頬を伝った
その間にもめめや佐久間は背中をさすってくれた
なんでいいメンバーなんだろ
あべちゃんは真剣に話を聞いてくれて
康二はめめの膝に乗って号泣してる
深澤「みたいな、…ほんっと笑えるよね、」
そう言って笑おうとしたけど骨格があがらない
阿部「ふっか無理に笑わなくていいんだよ、」
目黒「…拒否は、しなかったんですか、?」
それは俺も何回も考えた
なんでこれが言えないんだろう
このことぐらい言えばいい
でも言えないのは、
深澤「…好きなんだよ」
深澤「俺大好きだった照はもういない、だけど」
深澤「岩本照っていう存在がすきだから」
佐久間「ッ、」
阿部「さくま、ここおいで」
佐久間「グスッ、コクッ」
阿部「ふっか、これからのこと、どうするの?」
阿部「このまま照と一緒にいたらふっかがいつどうなってもおかしくないよ?」
阿部「だから、…ふっかは嫌かもしれないけど、」
阿部「…少しの期間、離れてみたら、?」
深澤「……そうするしか、ないのかな」
阿部「今のうちは、…これだけかも」
深澤「わかった、。少し、離れるよ、」
苦渋の決断だった
でも、俺にはこんな優しいメンバーがいるんだ、
目黒「その間にもメンバーに伝えて岩本くん説得するから。」
阿部「レコーダーとってて良かったね。」
深澤「でもっ!おれからおねがいがあるんだ!、」
阿部「ん、?どうしたの?」
深澤「俺は、まだ照と一緒にいたい」
深澤「だから、…照が目を覚ませばオレはそれでいいんだよ、」
深澤「傷なんて後からでも治るから、」
阿部「……」
目黒「……」
深澤「任せといてあれだけどっ、…本当にお願いします、」
阿部「…すごい好きなんだね。ふっかは笑」
目黒「わかった。すぐにでもふっかが戻ってこられるようにこっちでも準備しとくね」
深澤「みんなっ、ありがと、」
[END]
コメント
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うわぁ〜!凄い✨…こういう系あれかもなのにめっちゃ好k((((((((((殴←語彙力もなくてすいません