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きっかけは、なんだっけ?

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きっかけは、なんだっけ?

9 - 第9話 進展

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2025年05月03日

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ぺいんと同様、ズボンを寛げたそこから出てきたモノに息が止まる。

呆けた頭がまた現実に戻った。


「ぅ、そ…でしょ…?」


「えぇ?それ褒めてるってこと?」


「む、むり、むりです、ゃ…だ、こわれる…」


ぺいんとのより大きいソレに体が強張った。


「ノアの方が壊れちゃうって。俺のはまだ大丈夫な方だよ」


「だ、だいじょうぶじゃなぃ…お、ぉきすぎ…、おれ、こわれちゃ…」


今更抵抗しても遅い。


「大丈夫大丈夫!こんなんじゃ壊れないって!」


明るいいつものテンションでらっだぁさんは俺の腰を掴みながら言った。


「うぁ゛ぁあ⁈」


そのまま俺のナカに入ったらっだぁさんは抉るようにして突き上げてきた。


「まっ、…まへ、らだ、しゃ…っ」


届いてはいけないような場所に入ってきそうな感覚がしてまた怖くなる。


「うーん、ぺいんとじゃギリ結腸までいかんかったか」


「らっだぁさんなら届くんじゃない?」


「それはノアがしたいんじゃねぇの?」


下から突かれて、不安定や姿勢に余計に怖くなる。

縛られている手をらっだぁさんの首に回ししがみついた。


「ゃ゛ぁあ!こわぃ…ゃら、こわいです…っ」


「かーわい。縋るもの間違ってんのになぁ?」


背筋を撫でられてびくつくしかない。


「いいですよ、らっだぁさん。トラゾーの奥入れてあげて下さい」


「へぇ?」


「俺はそれより奥、入れてあげるんで」


「…ま、それもそっか。じゃ、いれまーす」


意気揚々といった風にらっだぁさんは一瞬だけ思案して楽しそうに言った。


「待っ…まっれ、ま゛ぁぁあぁあ⁈」


必死の懇願も無碍にされて、まだ引かぬ痛みを上塗りするようにナカに入られる。


頭の中に火花が散った。

チカチカと目の前も点滅したような感覚に陥る。


「ぁ、へ?…お、れ…?」


浮遊感、高揚感、多幸感。

どれとも言えて、どれとも言えない感じに涙が止まらなかった。

言葉も出なくて首を傾げる。


「ワケ分かんなくなってる。可愛いくてカワイソウ♡」


これ以上進めないのに更に密着するその感覚にハッと我に返った。


「ひぐっ⁈らだ、さ…?い゛、ゃら、おれこわれちゃぁあ…⁈」


涙は止まらないし、開いた口からは自分ではないような声しか出ない。


「ら、めれす、ぅぁ、らっだ、さッ、ぃあ゛ぁっ⁈」


「ほら、俺のはここまで入ってるよ」


ぐっとお腹を押される。


「ひっ、⁈」


「分かる?トラゾーのナカ、俺のでいっぱいになってるよ」


「ぃ゛あ、ぁあ…っ」


らっだぁさんのモノで圧迫されて、息が苦しい。

呼吸しようと口を開けるも、出るのはさっきみたいな自分じゃないような声ばかり。


酸欠で頭も回らず、はふはふと浅い呼吸を繰り返すばかりだった。


「は、っ、んぁあ…、ゃめ、も、ばかになる、ぅ!」


「可愛いからもっとバカになっちゃえよ♡」


「────、ぁ…ッ!!」


ぐぷり、としてはいけないような音が聞こえた気がした。

さっきのはまだ最奥ではなかったのか、なんてもう他人事のように考え始めていた。


「ノア、ごめーん」


「大丈夫です。もっと奥いくと思うんで」


ちらりと涙目でクロノアさんを見る。

助けてほしかった。

唯一、止めてくれそうな人だから。

でも、目が合ったと思ったらこの場に似つかわしくないくらい無言で穏やかに優しく微笑み返されただけだった。


「、ひ、ぅ゛ぁああぁ…」


この場に味方はいない。

自分の体が違うモノに作り変えられていく。

きっとこれが終わった後、彼らがいなければ生きていけない身体にされてしまう。

そういうカラダになってしまうのだ。


「っ、締め付けやば…ッ」


「も、もぅ…やら、ゃれす…ひ、ぐ、んぁあ…!」


「はッ、俺、もイキそ…っ」


「っ⁈、やだ、ゃだ…も、もぅおなか、ひぁ⁈、はぃんない…!らださ、はなッ、はなしてぇ…ぁうっ、もっ、いっぱぃ、…で…あぇ、ひぃい…⁈」


自分の膨れている下腹部にまた熱いモノが注がれた。

反して、自分のモノからはなにも出てないのにずっとイッた感じがして体が小刻みに震えていた。


「ッ、は…、……ん、あれ?トラゾー、メスイキした?」


「ひ、は、ぁ、あ…?」


断続的に続く、快楽で思考が霞む。


「やッば♡」


「?、ぁ、ぇ…」


ぽこりと膨らむお腹を撫でられる。

じわりとナカが熱い。


「おー、ぺいんとと俺ので結構膨れてんな」


「孕んでるみたいだな」


「トラゾーなら孕みそうじゃね?」


「あー、分かるわ。なんかいけそう」


はは、と明るく笑う2人に言葉を返すのも億劫で。

出来ればここで意識を失いたかった。

疲労感はすごくあるのに、それなのに変に気を保とうとしていて。

無駄なところで変に丈夫な体を恨むしかない。

どうでもいい(ぺいんとたちにはどうでもよくないし、よくここまで我慢できたなと言われる)ことではぶっ倒れるのに。


「ほらトラゾー、今度はクロノアさんのことも気持ちよくしてあげような」

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