おおお続きです!!!
今回もBL nmmn要素ありますのでそれでもおkって人はどうぞ!!↓
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僕は目をぱちくりさせた。
ここは本当に夢なのだろうか。大先生が僕を好きなこと、あるわけない。
「………」
顔を真っ赤にさせながら俯く大先生を目の前に見て、夢ではないことがわかった。
僕は再びボワっと一気に顔が熱くなる。
「へ、」
この数日間、言葉に言い表せないほどひどかった。
死にたいと何度も思った。
どうして僕は生まれてきたのかとずっと考えていた。
生きる理由を探し、失望して眠りにつく毎日。
涙も出なくなっていた。
どんどん腕の傷が深まるばかりだった。
家に帰りたくなくて。あの視線が針のように突き刺さってくる気がして。
全てがいやになった。
そんな僕でも、生きる理由を与えてくれたのは大先生だった。
ぽろりぽろりと涙が溢れた。
久しぶりの涙だった。
自分でも不思議に思った。
「…うええええええええとんち!?!?ごめんマジで!!!!そんなにいややったんか、なんかごめん!!!」
ちゃうんよ大先生。
この涙はうれしいときの涙や思うんや。
自分のために謝らんでくれ。
そんな言葉は全て涙に吸収される。
ただただ泣くことしかできなかった。
「ほんまに、ほんまにごめんな、俺のこと、ど忘れしてとりあえず…」
ぎゅっ。
僕が座っているベッドに恐る恐る近寄って覗き込んだ大先生に、溢れた気持ちを全て込めて全力で抱きついた。
「ぅわっ、ト、トントン…???」
あわあわと戸惑いつつ抱きつき返してくれる大先生。
全てが愛おしく、もっとぎゅっと抱きついた。
「ぅ“、うえ、トントン、たんまたんま、しぬんご…」
それでも強く、強く、抱きしめた。
涙が止まらなかった。
好きか嫌いかそういうレベルではもう言い表せないほど、人生にとって一番大切にしたいものだと心から思った。
こんな僕を必要としてくれる人がこの世にいたこと。
その人が一番大好きだったこと。
外見がどうであれ、性格がどうであれ、大先生は大先生なのだ。
僕の一番の好きな人。
生まれてきてくれて、ありがとう。
「……ありがとう」
涙ながらに俺は大先生の胸の中でそう言い残した。
あまりにも安心してしまって、うとうととそのまま意識は深い溝に落ちていった。
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最後まで読んで頂きありがとうございました!!!!
ほなまた〜ばいばい!






