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初任務から帰った俺はヘトヘトだった。
怪我はしてないもののやはり初めてってので緊張してたんだ。
そんな俺を見てそうまさんは笑って言った。
💛「おつかれ。どうだった?」
💚「俺の方は全然いつも通りだったんですけど・・・
あの、ゆきむらさんって何者ですか、?」
💛「凄かったでしょ。
あいつは魔力量が異常に多いんだ。
ただ、その分運動神経は一般人平均。
そこを魔術で強化してるんだ。
魔力で一時的に身体を強化して筋肉量を増加させることはできるけど、ダメージも大きいんだって。」
あぁ、なんか世界が違う・・・
💛「それから普通空は飛べない。
魔力量が多い人はたくさんいるけど、今、あれができるのはゆきむら。だけだ。」
へぇ・・・
やばい言葉が出てこない。
でもなんでそんな人が俺の任務に?
そうまさんの幼なじみってのもあるだろうけど、そんな凄い人を動かせるそうまさんも何者だ?!
💚「あの、そうまさんって・・・」
言いかけた時に呼び出しがかかった。
俺じゃなくてそうまさんに。
そうまさんは仲介人と任務内容を話していた。
そしてこっちを振り返って
💛「そのうち分かるよ。」
と、なにを聞きたがってるのかわかっているかのようにネックレスをこっちに向けた。
そのネックレスはそうまさんがいつもしているもので黄色の小さな宝石が付いていた。
そのネックレスは異様な雰囲気を放っていたからそれについて聞いたことはなかった。
そうまさんも行ってしまったし、特にやることもなかったので帰ることにした。
別室で昼寝をしていたてるとを起こし、散々抱きしめられたあと、家に戻った。
※そうまくん目線💛
しゆんの初任務の後、仲介人から呼び出しがかかった。
任務の呼び出し。
でも、それは表面上だけ。
俺はゆきむら。に会いに行った。
💛「やっほ」
💜「おつかれ。」
💛「今日はありがとね。」
💜「お前から頼み事なんて珍しいだろ。
で、その期待の新人があいつね。
お前と同じタイプだからお気に入りか?」
💛「そんなんじゃねーよ。
お前も見ただろ?
あいつはすごい戦士になるよ。」
💜「だろーな。」
💛「お、やっぱりお前もそー思う?」
💜「初任務が青紫なことはよくあるけどあの早さで仕留めんのはなかなかない。
それに無傷。
で、なんでわざわざぼくなんだよ。
ぼくだって忙しいし、お前の感覚なら分かるだろ。」
💛「あんなの始めてみたからさ。
確信が持てなかった。
でもお前もそう言うなら間違いないな。」
💜「ぼくのこと過大評価しすぎじゃね?」
💛「え?そりゃジュエリーレなんだから当たり前でしょ?」
💜「そまもだろ。
・・・それに、しゆんも。」
💛「あぁ、ほぼ確だな。」
💜「それに周期はあと10年くらいだろ?
ぼく達どうなるんだろうな・・・」
💛「今のジュエリーレは3人だろ?
あと、3人。
周期に合わせて強いのが入ってくるよ。
それに、俺たちは選ばれたんだ。
きっと大丈夫だ。」
ジュエリーレ。
この魔法界で最高位に立つ逸材。
総合力または飛び抜けた才能があるものが選ばれる。
人数は6人。
だが、6人が揃うことはほぼないまま代替わりしていく。
500年周期で6人が揃い、その度に強敵が現れる。
古い文献からわかったことだが、500年前には巨大な龍のダークメイトが出現。
額には20箇所も核があり、白く光っていたという。
ジュエリーレによって無事討伐されたが、6人中4人が消息不明。
残りの2人の話によると、4人は光の渦に吸い込まれたのだという。
しかし、通常1人でもかけた時点で輝きを失うジュエリーレのネックレスは輝きを失わなかった。
つまり、4人は生きていることになるが、渦は1度しか発現しなかったため救出も不可能だった。
渦は龍の討伐完了寸前で発動されたためダークメイト側の最後の足掻きだと言われている。
討伐後3時間程、ネックレスは輝きを持っていたが、最終的に輝きは失われてしまった。
実はその龍は浄化できる人がいなかったため今でも厳重な警備の元、莫大な魔力の込められた装置に繋がれて保管されている。
龍の石化を解き、もう一度渦を発生させることも考えられたが、他に戦える人がいなかったため復活は取りやめになった。
残りの2人は4人を助けるために復活を望んでいたが、疲弊しきっていたため止められた。
そのまた500年前にも強敵が現れている。
記録は少ないが巨大な鳥のダークメイトが出現。
素早い空中戦に苦戦。
500年前と同じく渦にジュエリーレ2人が吸い込まれた。
ダークメイトは無事討伐され、この時は魔法界で総力をあげて浄化された。
2人が吸い込まれたあとやはり3時間ほどネックレスは輝いていたが結局輝きは失われてしまった。
このことから今回も白い渦が出現することがほぼ確実とされている。
しかし、あまりにも情報が少なく対策も組めない。
そんな状況の中、ジュエリーレ6人は強敵と戦うことになる。
ここまでは普通の小学生が魔法少年しゆんとして戦うようになるまでのお話。
この後、しゆんは順調に力をつけ、弟のてるとも同じく魔法少年となった。
これから先は現実世界の生活と戦士としての生活を両立する2人の様子を覗いて見ましょう。