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性癖を詰めたカン腐集
第1弾_ロシドイ 前半
説明_主の性癖を詰めるだけの物語集。
以上!!
(ソナチの性癖詰めが人気だったからこれでまた人気とろうなんて…
思ってないからね、ね?)
設定_
ドイツ連邦共和国
性別_男
性格_表向きは優しい社畜社員
裏向きはメンヘラ
ロシア連邦との関係_恋人(付き合って1ヶ月)
同僚
東ドイツとの関係_双子
ロシア連邦
性別_男
性格_表向きは寡黙で優秀な社員
裏向きは束縛系ヤンデレ
ドイツ連邦共和国との関係_恋人、同僚
東ドイツとの関係_幼なじみ、友人
東ドイツ
性別_男
性格_純粋、家族思いの優しい少年
ドイツ連邦共和国との関係_双子
ロシア連邦との関係_幼なじみ、友人
注意事項_
死ネタあり
ドイツ連邦共和国が病んでる
事実ネタあり
戦争賛美はありません______
朝のアラームの音で一気に目が覚める。
夢がぶち壊されてもう既に不機嫌。
カーテンを開けると、気持ち悪いほどの雲ひとつない曇り空。
デジタル時計の曜日は月曜日を指している。
その文字を睨んで、二日酔いに苦しみながら昨晩の晩酌を片付けていく。
皿を洗った次は朝食を作る。
社畜の朝は忙しい。1日ずっと忙しいが。
いつもの硬いパンを食べる。皆はよく食べれるな、と言うが、美味いんだよ。これ。
…お腹いっぱい。
パンが、残ってしまった。
食べなきゃ。
牛乳でパンを無理やり押し込み流す。
朝食を全て食べたところで洗面所に向かう。
鏡に移る自分と目が合う。
思い出したくない過去が脳裏に過ぎる。
顔をばしゃばしゃと強めに洗って、脳から過去を追い出す。
メガネをかければ…はい。
俺は、ドイツ連邦共和国。
お前以外なんでもない。
お前はただの社畜国。
双子の弟じゃない。勘違いするな。
そう言い聞かせ、歯を磨いていく。
着替え、会社の資料の支度をして、コーヒーを飲みながら会社へと向かう。
今日は会える日だな…
月曜日に絶望を持っていたが、愛するロシアに会える日だと考えれば楽しみになってくる。
ロシアの上司は優しい上司だから平時に帰れるんだよな…
まじで…うちの上司は…っ、
コーヒーの缶を握りつぶし、ストレス発散。
いてっ!
缶がぶっ刺さっちゃった。痛すぎ。
会社に着いた。
嫌な上司に軽く挨拶をして、席に着く。
今日も山のような資料を渡され席に着く。
パソコンのキーを押す音が部屋中に響く。
いやでも耳に入ってくる。
休み時間になっても、資料はまだ少ししか減っておらず、げんなりして自動販売機へと飲み物を買いに行く。
独「あッ…!」
やった!!ロシアがいる!!
俺の愛する恋人、疲れている俺を慰めてくれ、この俺を褒めてくれ!
独「ロシア、おはよう、!」
露「…。」
…。
独「どうした?疲れているのか?」
露「…。」
………。
独「ぁ…ぇ…う…ぁ…?」
露「………..」
独「ッ….、」
え、なんで、
なんでなんでなんでなんで!!!!!!!!??????
酷いな、なんかした?俺なんかしたかな!?
最近冷たいなと思っていたが、ここまでしてくるのか?
もしかして、もう潮時…?
そんなのやだ、なんでこんな…。
唯一の希望だったのに、ロシア…なんで俺にこんな冷たくするんだ…。
目に涙が溜まって…
我慢しなきゃ、ロシアの前で泣けない。心配させたくないよ。
涙を堪え、前を向く。
だけど、その時には…
ロシアの姿はそこにいなかった。
仕事場へ戻って行ってしまった。
ロシアも俺をひとりぼっちにするのか…?
涙がはらり、流れ落ちていくのを感じる
涙が、指の傷に染みて痛い。
枯れていく。自分の心が、悲しみで枯れていくのがわかる。
心が、勝手に過去に飲み込まれていく。
まだ、雲ひとつない空の下、草原で走り回っていた頃。まだ、自由だった頃。
俺には双子の弟が居た。
俺にそっくりの、鏡合わせみたいな弟。
おっとりしてて、優しくて、自慢の弟だったんだ。
ずっと一緒だよ、って、約束したんだ。
俺たちは誰にも離せない。例え地獄に居ようとも。俺たちは2人で1人。
そんな、そんなことを思っていた。
親が戦争に負け、代償を払うことに、
その次に問題となったのは領土問題。
大きな国同士で、対立となった。
その結果、
俺たちの間には、壁ができた。
簡単に離された双子の兄弟。
大人の勝手で引き離された、悲劇の双子。
壁なんて無くなっちゃえばいいのに。
どうしてこんな目に?
俺たち何もしてないよ。
どうして1人にするの…?
支援してくれる国から、暖かいご飯も家も提供して貰った、けど、
喉が痛くて、詰まって、美味しく感じれなかった。涙で頬が濡れ、食べ物も濡れていく。
布団に入っても、隣にいる温もりが無く、寂しかった。おばけがでると喚いた夜も、一緒に寝て、安心を得ていた。
けど、もう、独りで住まなきゃいけないなんて、涙が止まらなかった。
夜中に家を飛び出し、壁に向かって走った。憎いあの壁。弱い拳を叩きつけ泣いた。
静かな都市に泣き声が響いた。
体力もなく、疲れ、壁にもたれた。
でもその時、声が聞こえてきたんだ。
その声は、俺を慰めた。
嗚呼、とても安心する、その慰める声は弟のものであった。
嬉しかった、けどそれと同時に、こんな兄貴を見せちゃったなんて、少し恥ずかしくて、また涙が溢れた。
俺はその後からよく夜中に壁へと話しかけた。それが、弟との唯一できる会話の時間、唯一の楽しい時間だった。
だが、その時間を少なくなっていった。
東「病気になっちゃったんだ、僕。」
西「えっ…?」
東「大丈夫、すぐ治るよ、」
弟はそう言ったのを最後に壁に現れることは無かった。
それから時間が経ち、俺達は大人になった。
毎日、仕事だらけになって、壁にも行かなくなってしまった。
そんな俺たちに、最後の希望が微笑んだ。
冷戦が終わった。
西と東を分けた壁が無くなる。
兄弟に会える。
走って、走って、走って、
西側へ行く人々の流れに逆らって兄弟を探し始めた。
東側の景色は覚えている景色とは違った。
沢山人が殺されたようで、壁には血痕が着いていた。
人が西側へ移動した為、街がガラリと空いていて殺風景となっていた。
たどり着いたのは壁の周辺にあった病院。そこまで環境が良くない。
だけど、ここに兄弟がいる、そう思った。
病院の一室、咳き込む音が聞こえ駆け込んだ。
兄弟だ。
嗚呼、なんで…?
兄弟はげっそりと痩せていた。
俺を見つけると、驚き、そして笑った。
東「兄ちゃん…」
西「な…なんで…っ…?」
東「ごめんね、兄ちゃん…」
西「謝んなくていい!!!全部、全部俺のせいで…ッ…全部ッ!!あいつらのせいで…!!!」
後悔で揺れる声。
兄弟がおいで、と両手を広げる。
何年ぶりのハグだろう。
昔よりも、兄弟は細くなっていて、兄弟が置かれていた環境を考えるのが怖くなった。
看護師も、医者も居ない、ほかの患者もいない病院に残った世界一可哀想な双子。
西「ねぇ…外の音、聞こえる?」
東「喜びの歌だぁ…。」
西「よく歌ってくれたよね、ありがとう」
東「へへ、兄ちゃんが喜んでくれて嬉しい」
何気ない、会話。
とても、素敵な、時間、だった。
掠れた声も、とても暖かくて、心地よかった。嗚呼、兄弟と居れて…しあわせだなって
啜り泣く声が聞こえ、兄弟の顔を見る。
頬に涙が流れ落ちている。
東「お兄ちゃん…僕…っ…」
西「えっ、え…?どうしたの?」
東「もう、無理みたいなんだ、」
西「…、」
東「ごめん…約束…守れないの…」
西「…大丈夫..っ!!大丈夫だよ…ッ…….」
東「うん…ッ…うん、」
東「でも…でもっ、僕、死んじゃっても
ずっと…僕お兄ちゃんを見守ってるからッ」
東「だからッ…お兄ちゃん、
どうか…独りなんて思わないで…っ…」
東「僕たち、ずっと、繋がってるからね、」
西「ッうん…っ!」
兄弟の頬にまた涙の粒が落ちる。
微笑んでいる。
安心したような笑みを浮かべている。
それが、兄弟の生きている姿を見た最後の時であった。
外ではまだ人々が歌を歌っている。
まだ暖かい兄弟の亡骸を抱える。
繋がっていた点滴や呼吸器をとる。
神様、
今日だけは…一緒にいさせてください。
目を覚ました。
兄弟はもう冷たく、固まっていた。
少しハエが集り始めた兄弟。
まだ離したくなかったが、棺桶の中へ入れてあげた。
葬式には色々な国が参列した。
ほぼ東ヨーロッパの人々。
心はとうに枯れていた。
独りじゃない…独りじゃない…と思ってもそこにあるのは孤独の道だ。
見守ってくれるだろうか…….
今も、
過去の回想から目を覚ます。
休み時間が終わっている。
急いで戻る気力もない。
現実逃避してもしきれない。
嗚呼、本当にバカみたいだ、
結局…過去からも離れられない。
ロシアについても…自分から離れられるほど…心は強くない。
指の傷と睨めっこして、また仕事を再開する。
いつか、兄弟のところに早く行けたらいいな
力尽きてしまったのでここで一区切り…
ロシドイより過去談が多くなってしまった…
すみません、次はちゃんと書きますので!!
コメント
5件
ドイツ君可哀想で可愛いです‼ ドイツ君はロシアに冷たくされた、と思ってるけどロシアはロシアで、ドイツ君のことめっちゃ心の中で好きって思ってそう...
性癖詰め詰めロシドイだと?これは見るしかない!ってとんできた!その結果まだ前半なのに口角が消え去りました!これで明日は頑張れそうです!
読み終えたわ…。ドイツの過去が重すぎて胸がギュッてなった。双子の弟・東ドイツとの別れ方が現実の歴史を思わせて、ただのフィクションじゃ済まない苦さがある。ロシアに冷たくされてからの回想に繋がる構成、上手いなと思ったよ。あの「壁に向かって拳を叩きつける」シーン、めちゃくちゃ印象に残った。続き、ちゃんと読ませてもらうわ。アイウエさん、お疲れさま🔥
アイウエ
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