最終話
めめside
佐久間くんが死んでからもSnowManは活動を続けた。10周年をこえ、15周年。そこで俺たちの活動は終了した。俺はその後もソロ活動や、俳優としての活動を続け、自分の人生を全うした。
SnowManのメンバーとはちょくちょく会っている。まだ活動したい気持ちはあるんだけど、それぞれの体が持たないんだよ笑
特に最年長のふっかさんは腰の状態が悪いらしい。(岩本くん情報)
でも、まだ歌声は健在しているため、カラオケ行くと全員で大合唱しちゃうんだ笑それが楽しくて…笑でも、やっぱり彼が居ないのは寂しい。
家に帰れば1人。彼の温もりも、匂いも感じない。一人でいることが寂しい。でも、死ねない。
佐久間くんの願いだもん。頑張らないと…
あれから何年もたち、俺の命ももうすぐ終わる。
ふっかさん、岩本くん、翔太くん、涼太くん、阿部ちゃん、康二。俺より年上の人達はみな先にお空へ行ってしまった。
俺ももうすぐあとを追わないと…一つだけ心残りがあるとすればラウールかな。ひとりぼっちになっちゃう。心配だ。なんて思っていたら
「めめ、僕のことは心配いらないよ?僕だって10年以内にはみんなのとこに行くんだもん。だから、早くみんなに、そして、最愛の人に会いに行きな。ここまでよく頑張ったね…お疲れ様…幸せになるんだよ…。」
安心した俺は、目を閉じ、息を引き取った。
そして、天国へと向かった。
指にはずっとつけていた指輪があり、俺の姿は大介と付き合っていたときの姿に若返っていた。指からでる赤い糸を頼りに俺は最愛の人を探す。
そのうちに色んなところを回った。
最終的にたどり着いたのはたくさんの花が咲き誇ったお花畑。なんとなくここにいる気がした。
赤い糸を頼りに向かうと、そこにひとつの人影があった。
あぁ…会いたかった人がいる…
彼は俺の姿を見るなり俺の元へと走ってきた。
「会いたかった」彼はそう言い俺に抱きついてくる。久しぶりに感じる彼の温もりと彼の匂い。 「俺も会いたかった…」抱きついてきた彼を抱き抱え、持ち上げる。
見つめ合い、満面の笑みを浮かべた彼は俺の顎に手を添え、唇を落としてきた。
「空いた時間埋めようね!蓮」
「うん!」
花畑で誓った互いの愛。俺たちは天国で幸せな生活を送った。
周りにはたくさんのキキョウが俺たちの幸せを祝福してくれた。
俺の体をみんなが埋めるまで… 完結𓂃𓈒𓏸︎︎︎︎
キキョウの花言葉→永遠の愛
コメント
11件
めっちゃ感動しました泣きました😭
これ、一年前の投稿だったんですね。宮玉のお話しは書かないんですか?
泣きました。上手すぎます。読み応えありましたよ。