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やっぱりBLいいな~~! 官能小説とはまた違う、このほんのりとにやつける雰囲気が最高です‼️
へへへ😏グヘヘヘへへへ😏 普通にニヤけてもぉたぁ!💖

夜の静けさを切り裂くように、雨が窓を叩いていた。蓮(れん)は薄暗い部屋の隅で膝を抱え、息を潜める。誰にも縛られず、自分の足で生きたいその願いを胸に、彼は逃げ続けてきた。
けれど、どんなに隠れても、必ず彼を見つける存在がいる。
「……こんなところにいたんだ、蓮」
低く甘い声が、背後から響いた。
振り返らなくてもわかる。颯真(そうま)だ。
その黒い瞳は、いつも蓮だけを映し、誰よりも深く執着している。
「なんで……どうして居場所がわかったの」
「そんなの、決まってるだろ。君は俺のものだから」
逃げ場はない。
腕を伸ばされれば、あっという間に捕まってしまう。
頬に触れる指先は優しいのに、そこから伝わる熱は、甘さと狂気を混ぜ合わせたようだった。
「蓮。俺から逃げても無駄だよ。君の居場所は、俺が一番よく知ってる」
耳元で囁く声に、蓮の胸は恐怖と安堵のあいだで揺れる。
捕まりたくないはずなのに。
なぜか、彼に抱きしめられると心が落ち着いてしまう。
ふと授業中に思いついたやつ☆
久しぶりに小説書いたな〜…
まぁ、テスト期間中だから投稿頻度は許して!