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マサチカ「美味しかったね〜〜!!」
ああ、うまかった。
俺は答えず、レジで金を出そうとする。
マサチカ「あ!実弥いいよ〜俺のおごりっ」
俺の手を押し、言う匡近。
匡近は優しい。
でも優しすぎる。
周りの隊士と比べ特に俺には____
言葉に甘え
「悪ぃな」
そうだけ言い、店を出た。
玄関でふとさっきの女の事を考える。
確か、みき、と言ったか。
まださっきもレジであいつの顔をチラッと見たがこの気持ちに嘘をつけないくらい熱い。
「あ゛〜〜〜……」
その場にしゃがみこむ。
恋愛なんぞした事がねぇ
ましてや誰かを好きになった事も
付き合う、そういった事もあるはずもねぇ
それに、俺は鬼殺隊。
いつ命を落とすかわかんねぇ
俺なんかが誰かを好きになるなんて。
気のせいか____
そう思うようにしよう。
きっと。
と
『え〜!!!大丈夫ですか!?』
は?
声の方を見ると
目の前に
「!」
みき、ってやつがしゃがみこみ俺の顔を覗き込むように見ていて___
『やっぱり傷、痛む!?
あ、もしかしてまだ傷あったりする?
手当しようか!?
待ってて!今救急箱を……』
そう言って立ち上がる。
ッ。
ここにいてほしい____
『えっ!?』
気づけば腕を掴んでた。
「大丈夫」
俺は言う。
『え!?ほんとに!?』
みき、ってやつはそう言ったかと思えば俺の方を向き____
『そっか〜〜〜!!』
ギュッと俺の手を握る。
ッ///
顔が真っ赤になるのが分かる。
女に手を握られたのは初めてで____
いや妹にはあるがそれは妹で今はこいつと___
『よかった〜〜〜〜!!!』
俺の方を見て笑顔で言う。
よく喋る
頼んでもねぇのにお節介な
鈴を鳴らすようによく笑う女____
もう、分かってる。
俺はこいつの事____
その時だった。
マサチカ「ごめんね〜実弥ぃ〜!!
ってええ!?どういう状況!?」