匡近は
俺たちが手を握り見つめ合ってるのを見てびっくりしたようで
マサチカ「えっ!さっ実弥!?」
あわあわとしている。
と
パッとみき、は手を俺から離し
『傷が痛そうだったから、手を握って元気送ってたのっ!!』
なんだよそれ
意味のわからねぇことを言う。
マサチカ「実弥ずるいよ〜俺も!頼みます!」
『ふふ、いいよ〜』
匡近の手をさっきの俺と同じように握る。
まあ別に____
こいつにとっちゃあ俺なんて
ただの客でしかねえ
匡近とみき、のやり取りを背に。
早く帰りてぇ。
そんな事を考える。
と
『今日はお2人ともありがとうございました!』
マサチカ「いえいえ!また来るよ」
『ふふ、是非』
そう言ったかと思えば
トントン
俺の背中をつついたかと思えば
(また来てくださいね、さねみ、さん)
耳元で
こう言った。
「〜〜〜〜ッ///」
こいつ……!!!!
睨みつけてやろうかと振り向くと
『またね!!!』
笑顔で言う。
あ゛〜……
あ、そういえば
俺はみき、に近づく。
そして
「これ、あんがとな」
手当してくれたところを指さしそう言うと
『どういたしまして!!』
笑顔で言った。
また
そのとき
全身に暖かい風が吹いたような気がした____
この後、匡近に
「さっき何話してたのさ!?」と詰められうざかった。
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