「何々?なんか凄く楽しそうだけど」
佐久間が茶化して、振り向くと
阿部も一緒に視線をよこす
慌てて2人が手を離すと
「何で離しちゃったの?あぁ…残念…」
近付いて来て、言う佐久間に
「一体、いつから気付いてた?///」
真っ赤になって聞いてみると
「最初、挨拶した時位からかなぁ…。隠したって分かるって。それ見て、仲良いなぁって普通に思って…阿部ちゃんと目配せして気付かないふりした」
すると阿部も、近付いて来て
「俺達だけなら、全然OK。やり過ぎは良くないけど…それ位は可愛いもんでしょ」
阿部も理解を示してくれて…
目黒が再び手を握ろうと、ソッと手を差し出すと
「あぁ〜残念、終了です…」
入り口を見ながら…佐久間に言われ
2人もドアに視線を送る
大きな声の関西弁…
これは、彼が来たなと諦めて
2人は距離を保ち、身構える
「康二、舘様、おはよう」
話しながら、2人が入って来て
向井は渡辺に駆け寄った
「しょっぴー。おはよう」
「おはよう、康二」
「今日な…好きそうなお菓子持って来てん。だから一緒に食べようよ」
子供の様な笑顔を見せて
そう言った向井は、渡辺の手を引き別の机へ…
「阿部ちゃん、何で康二は良いの?」
目黒が阿部に説明を求めると
「これはベタベタではなく、スキンシップ!」
そうムキになって、反論された
「康二には聞いてないよ。ねぇ阿部ちゃん…」
阿部に、アレを止めてと…視線を送ると
「まぁ…フラれて落ち込んでるみたいだし…。しばらく大目に見てあげれば?」
苦笑いして返された
「そうやで…心の傷は深いんよ…」
「そんな風には、見えないけどね」
ワザと大きくため息を吐き…
まだ感触の残った手の平を見る
『康二が調子に乗る前に。俺が何とかしないと、駄目かなぁ…』
目黒は1人、そうぼんやり考え始めた
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わあー 2話も上げてくれた…おその★さんの焦らしプレイ🤣🤣