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す→すまない先生 緑→Mr.赤ちゃん 赤→Mr.レッド
青→Mr.ブルー 黒→Mr.ブラック 黄→Mr.バナナ
金→Mr.マネー 銀→Mr.銀さん
ミーンミンミン…ジジジジ
セミが途切れること無く鳴き続ける夏
今日の最高気温はなんと38℃。セミも耐えられないほどの暑さになる
それは人間も同じで、すまないスクールの生徒達や先生もまた、暑さにやられていた
緑「あっちぃぃぃ!エアコン壊れるとかふざけんなよ!」
熱気が籠もる教室の中、赤ちゃんの弱々しい声が響く
銀「本当だぜ赤ちゃん、この暑さでエアコン壊れるとか殺しにかかってるよな…」
銀さんも結構汗をかいていて、額の雫が光っている
赤「あー…あちぃ」「弟、アイス買ってこい」
青「おいふざけてんのか兄貴!」「こんな暑い中アイス買いに行けるわけねぇだろ…」
レッド、ブルーの2人は机に突っ伏して「あちぃ〜」と何度も言っている
金「はぁぁぁぁぁぁ!このくらいの暑さでバテるなど笑わせてくれる!」
黒「そう言っているMr.マネー、貴方もバテているじゃないですか」
「なんなら貴方が1番バテている気がしますが?」
と、ブラックがツッコむ
黄「確かにな」
ブラックの言葉に、バナナも軽く頷く
見るとマネーは溶けたアイスのような感じでだらりとしている
本当に溶けてしまいそうなほどに。
銀「お前が1番バテてるじゃねぇーか!!」
銀さんの盛大なツッコミが教室に響く
緑「銀さんこんな暑い時でも元気だよなぁ」
赤「本当タフだぜ」
銀「そうか?俺も暑いのは苦手なんだけどな!」
何人かで笑い合っていると、ブルーがバナナに話しかける
青「バナナ!お前の服装が1番暑そうだけど平気なのか?」
「自衛隊服?みたいなのって風通し悪そうじゃん?」
と
赤「確かにバナナがこん中では1番重そうな服着てるよな」
続いてレッドも話に加わる
黄「僕は…基本的に暑さには慣れている」
「戦場は必ず快適な気候とは限らないしな」
銀「へえ…じゃあ暑くねぇのか?」
緑「俺は上半身裸でも暑いぜ〜?お前やばすぎだろ!」
銀さんも、赤ちゃんも話に加わった
黄「慣れているとは言ったが、さすがに今日は暑いな」
と言って薄緑のマントを椅子に掛け、ネクタイを緩めた。そして一言
黄「茹でバナナになりそうだ」
赤、青、緑、銀『ぷっ…あっはっは!!』
バナナが真顔でそう言ったもんだから4人はそれがツボにはまったのかヒーヒー笑っている
中には目に涙を浮かべて笑っている人も
銀「茹でバナナって…お前wハハハ!」
青「お前笑いのセンスあるなw」
赤「しかも真顔だぜw?破壊力高すぎだろw」
緑「…………www」
赤ちゃんは声が出ないほど笑っている
流石大喜利大会で1番になったバナナ。素晴らしい笑いのセンスを持っていた
黄「そ、そんなに面白かったか、?今のが」
バナナはピンときていない様子
赤「あー…たくさん笑ったら何か暑さが酷くなったな」
銀「それな!あー!暑い!」
黄「僕の服装は確かに重いが…Mr.ブラック、お前の仮面はどうなんだ?」
バナナは立ち上がってパソコンをいじっているブラックの元へ向かった
青「それ俺も思ってた!」
黒「私ですか?」
パソコンをパタン、と閉じてブラックは5人の方を向く
黒「私の仮面は超高性能クーラーがついているので平気です」
「なんなら少し肌寒いくらいですかね」
黄「ほぉ?便利なものだな」
緑「いいなぁぁぁ!俺もその仮面欲しい!」
黒「駄目です」
緑「チェッ!ケチ〜」
バテていたマネーも話に加わり、話が盛り上がる中教室の扉がガラガラ、と開いて聞き覚えのある声が教室に響いた
す「すまなーい…」
とすまない先生が教室に入ってきた
赤「すまない先生、いつもは元気に入ってくるのに今日は元気ないっすね」
いつもとは違うすまない先生の様子に気づいたレッドがツッコミを入れる
す「そうなんだよ〜今日暑すぎて!」
そう言って額から流れる汗をハンカチで拭った
す「皆も暑そうだね…」
すまない先生は辺りを見回しながらそう言った
銀「本当ですよ!今日の最高気温は38℃っすよ!?」
「熱中症になるわ!」
緑「あー…海に行きたいぜ」
青「まじそれ、海行きたい」
生徒達が口々に「海」の話題を話すもんだからすまない先生まで海に行きたくなる
す(僕も行きたくなったなぁ…)
す「じゃあ今日は学校終わりにして海に行く?」
生徒達「え?」
す「いやぁ…さっき校長に言われたんだけど、もう暑すぎて学校休校にしようってなったらしいんだ」
生徒達「……」
衝撃の一言に生徒達は言葉を失った。でもそれは一瞬の出来事ですぐに歓声が上がる
生徒達「いぇぇぇぇぇい!!」と
赤「すまない先生!本当に海に行くんすか?」
金「はぁぁぁぁぁ!高級水着を持っていかなければ!」
す「本当だよ!今からスクールバスを用意するから皆は家に戻って水着を持ってきて、ここに集合ね!」
すまない先生が声を張り上げる
黄「僕は遠慮します。訓練をした方が得なので」
黒「では私も遠慮します。研究をしなければ…」
ブラックとバナナが立ち上がって家に帰ろうとしたのですまない先生はすかさず扉の前に立った
す「何いってんの2人共?」
「勿論君たちも海、行くんだよ?」
黄、黒「……はい…」
あまりのすまない先生の圧に2人は従うしか無かった
す「ほら皆早く早く!海行くよ?」
「水着の準備してきてね〜!」
と言い終わると『すまなぁぁぁぁぁい!』と教室に入った時とは真反対の元気な声を出して廊下に飛び出していった
緑「ほら早く行こうぜ〜!」
青「海ーーーー!」
何人かはワクワクして、何人かは面倒くさそうにして、生徒達はそれぞれの家に帰って水着や海に行く準備をした
すまない先生がスクールバスを用意して校門の前に駐車させた時にはすでに生徒全員が集まっていた
それぞれ水泳バックを持ってきていて、そのバッグは学校でのプールの授業に使うものだった
す「皆学校の水泳バックなんだね!」
思わずそう言うと、
銀「まぁ水で遊ぶなんて授業以外しないので学校のしか持ってないんすよ」
「多分皆同じです!」
という返事が返ってきた。そして銀さんの言葉に他の6人も頷いた
す「そっかぁ…遊ぶ機会なんてそうそうないもんな!」
「よし!今日は思いっきり遊ぶぞぉ!」
すまない先生はより一層声を張り上げた
金「お金のことは俺に任せろ出してやるぅ」
マネーは胸を張りながら「はぁぁぁ!」といつものように叫んだ
全「いぇぇぇぇぇい!」
青「マネーありがとな!アイスいっぱい買うぜ!」
赤「激辛ラーメンあるかな…」
黒「マネーありがとうございます」
生徒が口々にマネーに感謝を伝え、声が静まったところで先生は口を開く
す「じゃあ皆!バスに乗って!」
「海に行くぞーー!!」
生徒達「はい!」
生徒全員がバスに乗ったことを確認して、傾いたバックミラーを直してすまない先生は大声をだす
す「よし!準備はいいかい?」
生徒達「はい!」
すまない先生の大声に負けないくらいの大きな返事が返ってきた
その事を少し笑いながらまた、すまない先生は声を張り上げる
す「よぉし!アクセル全開!」
先生は思いっきりアクセルを踏むと、凄い音とともに車体が揺れ動く
生徒達(あ…)
生徒達はこれで悟った…そういえば、すまない先生は運転が壊滅的に下手だった!
銀「先生ストップストップーーーー!」
黄「これは…海に着くまで命が持つだろうか」
黒「どうでしょうね、だけと間違いなく怪我をする」
生徒達は冷や汗が流れた
す「よし!出発ーー!!」
す「いやっほーーーい!」
生徒達「あぁぁぁぁぁぁ!」
生徒達にとって、地獄の時間が始まるのだった
生徒達「はぁ…はぁ…うっ」
結果、すまない先生の運転により皆酔ってしまった
すまない先生以外全員顔色が優れない
そんな皆を見てすまない先生は「あっはっは!」と呑気に笑っている
それを見た生徒達、(マジでこの人は…💢)という意見が一致した
黒「なんとか生きていられましたが…ウゥ」
黄「はぁ…すまない先生が運転をするとろくなことが無いな」
緑「オロロロロロ…」
皆本当に顔色が悪く、全回復するまでに30分は掛かったそう
やっと回復した生徒達。水着に着替え、ついに海に入る時が来た
緑「やったぜぇぇぇ!海ーーーー!」
青「わーーーい!」
金「これは美しい海だな」
銀「早速入ろうぜ!」
夏の暑さに耐えきれなくなったのか、生徒達は次々と海に飛び込んで行く
所々で水しぶきが上がり、直にはしゃぐ声が聞こえた
す「いやぁ!海に来てよかったね!本当に楽しそう!」
「僕も入るぞーー!」
刹那、生徒達と先生の楽しそうに笑う声が響いたのだった
赤「おいマネーそこに寝っ転がれ」
金「ん?構わんがどうしたんだ」
赤「ヘヘッいいからいいから」
金「?」
マネーが砂浜に寝っ転がるとレッドはブルーと赤ちゃんを呼んだ
金「おいお前ら、なぜシャベルを持っている?」
寝そべっているマネーの周りを取り囲むようにレッド、ブルー、赤ちゃんの順番で何故かシャベルを持っていた
そして3人の顔はニヤついている
そして______
金「おいやめろ!なぜ俺に砂をかける!?」
ザッバサッバサッ
シャベルを手に取った3人は休む暇無くマネーに砂をかけ始めた
赤「へへへっお前を黒焦げにしてやるぜ!」
青「あはっ!帰りが楽しみだな!」
緑「うぉぉぉぉ!俺の怪力を使う時が来た!」
金「やぁぁぁぁめぇぇぇぇろぉぉぉ!」
マネーの叫びも虚しく、マネーは首から下が砂に埋められてしまった
金「お前ら後で覚えておけよ…?」
す「銀さん!僕と水鉄砲で勝負だ!」
銀「はい!俺負けませんよ!?」
数分間はお互い良い勝負だった。しかし、途中ですまない先生が「あ、やっぱり水鉄砲使うよりこっちが楽だ!」と手で水を目で追えないくらいの速さでかけ始めたため、銀さんは攻撃する暇も無くやられてしまった
銀「それずるいだろぉぉぉ!!」
す「ん?そういえばバナナ君とブラック君は?」
銀「はあっはあっ…あの2人なら…あそこに…」
銀さんが指をさしている方を見るとブラックとバナナはビーチの傘がある日陰の所でゆったりしていた
ブラックは読書、バナナは砂浜に寝っ転がっていた
す「あーー!あの2人海に来て遊ばないの!?」
銀「あの2人は焼けたくないんだと」
す「…いいこと考えた!」
すまない先生は浜辺に上がり、真っ先にくつろいでいるバナナとブラックの方へ向かった
黒「なんかすまない先生こちらに近づいてきていませんか?」
黄「…本当だな、何故だ?」
2人が考えている時間もそんなになく、あっという間にすまない先生はブラック、バナナの元へ辿り着く
す「君達!海に来てまでこんなところにいないの!」
「ほら、僕達と一緒に遊ぶぞ!」
黒、黄「えぇ……」
抵抗するまもなく2人は海に無理やり連れて行かれた
黄、黒「ゲホッゲホッ」
黄「すまない先生💢僕は結構だと言いました!」
黒「私もですよ…?何故塩水に浸からないといけないのだ💢」
す「そんな事言わずに!」
「皆!2人に水をかけるぞー!」
その掛け声と共にブラック、バナナの周りはレッド、ブルー、赤ちゃん、銀さんに囲まれた
黒、黄「!?」
す「いけぇーー!」
ブラックとバナナはすまない先生達に集団リンチされ、怒りが頂点に達したのかブラックは超高性能水鉄砲Version15、バナナはロケラン(水鉄砲Version)を取り出して彼等を取り囲んでいるすまない先生達を撃ち始めた
す、赤、青、銀、緑「うわぁぁぁぁぁぁぁ!」
次々と超高性能水鉄砲Version15とロケランによってやられ、海に沈んでいく者をみてもまだブラックとバナナは撃ち続けている
よほど頭にきたのだろう、すまない先生達は2度と2人を怒らせないと誓ったそうだ
でも数分経てば普通の水の掛け合いになり、砂浜に埋まっていたマネーを掘り起こしてマネーも一緒に水の掛け合いに参加した
すまない先生達は日が暮れるまでずっとずっと海で遊んだ
全員「はぁ…はぁ…」
海から上がった時には全員とても疲れていて、でも顔は皆笑っていた
す「あー!楽しかったね!」
銀「そうですね!海に来たのは久しぶりでしたから!」
す「僕もだけど、皆めっちゃ日に焼けたね」
すまない先生が生徒を見回す
全員明らかに黒くなっていてこんがりと焼けていた
だが、明らかに黒すぎなものがいた…
す「ん?海で遊んでた時は夢中になりすぎてて気づかなかったけどマネー、君凄く黒くない?」
黒「本当ですね、昆布みたい」
黄「茹でたらいい出汁が採れそうだ」
銀「バナナ!マネー茹でるなよ!?」
皆の視線がマネーに集まる
一呼吸置いて、マネーは声を張り上げた
金「俺がこんなに黒くなったのは彼奴等のせいだ!」
と、赤ちゃん、レッド、ブルーに指を差す
金「こいつらが俺を砂浜に埋め、暑い中ずっと俺は日に焼かれていたのだ!」
赤「マネー見事に黒焦げになったな」
青「だな!ブラックが言った昆布みたいとはよく言ったぜ」
緑「あっはっはっはっはっ!お前黒すぎて夜になったら闇と同化するんじゃね!」
「夜になったら絶対光るやつ身につけとけよ!周りから見たらただの光ってる物しか見えないつってな↑」
金「なっ…!」
上の言葉を赤ちゃんが言い終わると何人かが面白さで吹き出し、笑いが巻き起こった
赤「ははっ!赤ちゃんお前最高だぜ!」
特にレッドが1番笑っている、目に涙を浮かべるほど
そんなこんなで全く反省していないレッド達を見たマネーは一言
金「お前等体術の授業の時…覚えてろよ…?」
「俺の本気を見せてやる!」
その言葉を聞いた瞬間3人に冷や汗が流れた
す「まぁまぁ!そんな事で喧嘩しないの!」
「海の家行って『かき氷』食べよ!」
その言葉を言い終わった後、何人かの生徒が歓声を上げた
緑「よっっしゃかき氷!早く行きましょ先生!」
特に赤ちゃんは1番テンションが上がっている
す「ささ!早く行こう!海の家閉まってしまうよ!」
皆は駆け足で海の家へ行き、各メンバーカラーのかき氷を頼んだ
金「お会計は俺に任せろぉ!」
と言ってくれたマネーはダイヤモンドを1スタック渡して店員を驚かせた
皆でマネーにお礼をし、皆で並んで浜辺に座る
夕方になった浜辺にはすまない先生達以外誰もいなかった
夕日を見ながら食べるかき氷はとても冷たくて、でも今までで一番美味しい味がした
太陽のオレンジ色の光が8人を優しく照らす
少しオレンジに染まった皆の顔、その顔をちらっと見たすまない先生はカップに残っていたかき氷を口にかき込み、呟くように言った
す「また…皆で海、行きたいな」
銀「そうですね…今日は本当に楽しかったです」
隣りにいた銀さんはえへへっと優しく笑った
す「皆!また絶対海に行こう!約束だよ!」
と、今度は大きい声で言った
誰一人嫌、と言うことは言わず「勿論です!」という言葉が飛び交った
す「ありがとう!」
夕日でオレンジ色に染まった海は昼の時とは違う美しさがあり、皆で数分海を眺めた
青「先生、少し肌寒くなってきません?」
そう言われれば…とすまない先生は皆に声を掛ける
す「よし皆!着替えに行くぞ〜!」と
皆も少し肌寒いのを感じていたのかすぐに更衣室に行き服に着替えた
す「皆着替え終わったね?」
皆が揃ったのを確認したすまない先生はスクールバスに座るよう促す
そしてバスに乗ると、疲れていたのか何人かはすぐに寝た
眠っている数人を見たいつもはうるさいマネーも、今回ばかりはおとなしくしているようだ
す「…じゃあ帰ろうか、すまないスクールへ」
すまない先生はバスのエンジンをかけ、行きとは違う上手な運転ですまないスクールへと向かった
皆の頭の中には今日やった楽しかった思い出が次々と蘇っていくのだった
〜青い青い1日を〜 Fin
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ん〜最高だねッ☆何周したかな…6週だ! 何回みても笑っちゃうな〜w最後の方は私保護者目線だったもんw どうやったらそんな上手に書けるの〜?良かったら教えて欲しい! …私もミクル1000人記念コンテストやろうかな?
駄目だー!!面白すぎるー!!二週したけど両方めっちゃ吹いたwww 夢羽ノベル上手いね!私より上手いんじゃない? いやー…青春って感じするね!蒸しバナナとかすまない先生の暴走運転とか最高すぎるって笑いすぎてやばい! 夢羽の小説…やっぱ最高!!