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冬の贈り物___。

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冬の贈り物___。

1 - 贈り物___。

♥

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2022年12月25日

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冬の贈り物__。

-桃赤-  -黄青-


クリスマスの物語です!

意味が伝わると嬉しいです..。

_______________


12月25日。


毎年この日は俺も桃ちゃんも用事をいれず、一緒に過ごしていた。





_______________


「赤~!お邪魔しますね!」

「黄ちゃんいらっしゃ~い」


大きな袋をかかえて、黄ちゃんが元気のいい挨拶をして家に来た。


「青ちゃん寝坊したから少し遅れるって」笑

「相変わらずマイペースだね~、黄ちゃん連れてくればよかったのに」笑


部屋に移動して、飲み物を用意しながら会話をする。


「それも考えたんだけどさ~、この前お出かけに遅れてきた時にさ___。」


黄ちゃんが少し呆れたように話し出した。


「___連絡しても出てくれないから家行ったら寝ててさぁ!いっくら揺らしても起きないの!」

「あぁ~それで今回も起こしても無理だと思ったわけか..」笑

「そのとーり!」笑


そんな初々しい話に笑みがこぼれる。


「まぁ~ちゃんと連絡してきてくれてるだけ成長ですかね」

「そうだね~」


この後何しようとか色々話しながら準備を進め青ちゃんが来るのを待った。


しばらくして青ちゃんも合流した。

青ちゃんもお菓子をたくさんかかえてきて、

“お菓子ありすぎでしょ!”なんて話しながらのんびり過ごした。


黄ちゃんと青ちゃんは3年前からクリスマスにはいつもたくさんのお菓子とジュースを持って俺の家に来てくれていた。





_______________


いつもより遅めに設定したアラームがなった。


アラームに気づきうっすら目をあけると俺の大好きな匂いに包まれていた。

彼の腕の中にいるのだとすぐにわかり俺も彼の背中に腕もまわす。


顔を少しあげれば気持ちそさそうに寝ている彼の姿。


「んふっ」笑


可愛さに思わずにっこりしてしまう。


するとそれに気づいたのか、彼の目が少し開いた。


「おはよ」

「ん、おはよ..」


まだ少し眠そうに返事をした。


それからぎゅーっと強く抱きしめられ、おでこに軽くキスをした。


「起きるか」

「うん!」


今はもう10時すぎ。

これじゃあ、朝とお昼ご飯が一緒になっちゃうね。笑



俺らは2人してクリスマスが好きだった。

誕生日とか特別な日もそうだけど、冬が好きな俺らにとってはクリスマスが一番の特別な日。


「今日はどうする~?」

「ん~何しようか..あ!夜はイルミネーション見に行きたい!」

「そうだな」


笑って彼も答える。


のんびり起きて、のんびり支度して。

特別な日に特別なことをするのでもなく、自分たちのしたいことをした。




夜になれば外は一気に輝き出す。

隣にいる彼もいつも以上に眩しくて。


繋いでくれている手からは温もりを感じ、

たくさんの人の中に俺たちも溶け込んでいく。


必ずは毎年行っているイルミネーション。

会場の真ん中にある大きなツリーの輝きには目がひかれる。


いつも遅い時間に最後のこのイルミネーションを見に来ているから人はあまりいない。


“この前はこんなことがあったね”とかいろいろ話しながら最後までこの輝きを目に焼き付ける。


「赤」

「ん~?」

「これあげる__。」


首に手をまわされ少し驚いて反応したが、すぐに離れた。


首元にある小さなリング状の物の感覚。

赤と桃の綺麗なグラデーションがされていた。


「クリスマスプレゼントな」

「きれい..ありがと!」


彼もすかさず口をひらく。


「帰ったら赤もちょうだい?」


真っ直ぐでどこかからかっているようなそんな目で俺を見る。


でも少し照れながら俺も答える


「..ぅん..//」


あの目はただのプレゼントがほしいんじゃないんだな~なんて思いながら頷いた。


そして最後は決まってこう言う。


「来年も見に来ような。」


いつもの約束。


「うん!」


俺も元気よく返事して、帰り際には彼からの口づけの贈り物を貰う__。




_______________


目が覚めて辺りを見回しても誰もいなかった。


そうだ、黄ちゃん達帰ったんだっけ。

イルミネーション行ってるかな。


そんなことを考えながら部屋をうろうろして。


不意に気づきポストを確認しに行った。


中には1つの手紙。


相手は大好きな彼からだった。

もう顔を見て話すことも触れることも出来ない彼から。


3年前から届くようになった彼からの手紙。


クリスマスが好き。


大好きな彼の好きな日だから。


大好きな彼からの言葉が送られてくる日だから。


手紙を持って部屋に戻り1度机の上に置く。


コートをとり、あの日貰った贈り物を身につけ、毎年の約束をしっかり守るように、イルミネーションを見に出かける。


この日、あの場所に行けば彼に言葉が届く気がするから。


息を整えにっこりと笑い、


「いってきます!」


と、声をあげ夜の街に向かった。




_______________


「桃くんってほんとに素敵な人ですよね」

「そうだね」


手を繋ぎゆっくりと夜の街を歩く。


赤と桃くんに教えてもらったイルミネーション。


いつも以上に輝く夜の街にワクワクしながら溶け込んでいく。


「手紙、書いたりしないでくださいね」

「え..?」


隣にいる彼にお願いをする。


「居なくなったりしないよ」


言いたいことが伝わったように彼がそう言った。


涙目になりながら下を向き、手を強く握った。


赤たちやイルミネーションを見ていると“素敵だな”と思う反面怖くもなる。

そして赤がどれだけ辛い思いをしているのかも。


彼にはまだこの手を離して欲しくなかった。







最後のイルミネーション。


いつ見てもすごい輝きに僕らは顔をあわせて笑い合う。



そして最後にお願いごと。



赤の思いがどうか彼に届きますように___。









𝑒𝑛𝑑___









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