コメント
4件
尊い…てかこのさ、一緒に息詰まりそうになるのが好きなんだってぇ…
死にたい赤葦
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梟谷学園
体育館
バレー部朝練1分前
赤葦
「すみません、遅くなりました。 」
木葉
「赤葦、また遅刻ギリギリかよ。 」
赤葦
「ほんとにすみません…落し物を交番に届けてたら…」
猿代
「怒れねぇ理由だな」
木兎
「まぁ別にいいだろ!遅刻でもなれてばわざとではないんだし!」
…すみません木兎さん。わざとなんです。
たまにやってしまう、『わざと』の遅刻
『怒られる』という形で見てもらう事。
怒るのは相手が大切だからと分かってるから。
こうすれば、絶対見てくれる。
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木兎
「ん?赤葦また包帯?」
そして、もう一つ『見てもらう』為にやった事。
左腕の包帯。
この包帯の下には自分で前傷つけたものがある。
でも、周りからはただの怪我にしか見えない。
自分で傷つけてたことではなく、怪我に対して心配してもらえることが目的。
赤葦
「はい、火傷をしてしまって…」
木兎
「火傷かぁ…気をつけろよ?」
赤葦
「大丈夫ですよ、心配してくれてありがとうございます。」
良くも悪くも木兎さんには右腕の怪我はバレてない。
まぁ、気づかれたら終わりだけど。
でも一つ心配の事がある。
鷲尾さんだ。
あの人は普段喋りはしないけど、大事な時によく喋る。
しかも、観察力がいい。
最初にバレてるとしたら、絶対あの人だ。
…でも気づかれるまでは。
まだ、このまま。
誰かに認められてたい。
𝐍𝐞𝐱𝐭 ︎ ⇝2500いいね (また調子乗りすぎ)