この作品はいかがでしたか?
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🖤サイド
🖤「は…?婚約!?」
父さんに呼ばれて何かと思えば、結婚して会社を継いでくれって…。
もう相手も決まってるらしい。
🖤父「今度の日曜日、婚約相手と会うから。」
🖤「はい…。」
会社継ぐのは兄さんでいいじゃん。
今まで俺に見向きもしなかったくせに…。
嫌なんですけど。
💚「蓮様?」
🖤「ひゃっ!…なんだ亮平か。」
💚「そんなに驚かないでくださいよ。何かありました?」
🖤「それがさ…」
さっきまでのことを全部話した。
💚「婚約…」
🖤「うん…。」
💚「そんなに嫌だったんですね。」
なんか前から知っていたような口振りだな…。
🖤「何?知ってたの…?」
💚「それはまぁ…。」
🖤「なんで早く言ってくれなかったの?」
💚「僕も今日聞いたんですけど。それと…」
🖤「それと…?」
💚「僕、蓮様の婚約が正式に決まったら執事やめますから。」
🖤「はい…?」
え…。
辞めるって何…?
意味が分からない。
🖤「は…?」
マジで理解できない。
やめるの?
俺の執事を?
🖤「嫌だ。」
絶対にやだ。
亮平と離れるとか考えらんない。
だって俺亮平のこと好きなんだもん。
💚「でも、旦那様が…」
父さんに言われたらどうにもできないよな…。
俺だって逆らえないし…。
🖤「…じゃあさ、残りの時間、俺のお願い全部叶えて?」
💚「…はい。」
🖤「ねぇ、亮平?」
🖤「俺さ…」
🖤「亮平が欲しい。」
💚「はい…?」
💚サイド
💚「はぁ…。」
先ほど旦那様に蓮様が婚約されることを告げられ、
それと同時に蓮様の執事を辞めてくれ、と言われた。
なんとまた急な…。
旦那様はそういう人って分かってるはずだったのに。
💚「蓮様?」
🖤「ひゃっ!…なんだ亮平か。」
💚「そんなに驚かないでくださいよ。何かありました?」
🖤「それがさ…」
蓮様も考えてるのは同じことだった。
💚「婚約…」
🖤「うん…。」
💚「そんなに嫌だったんですね。」
旦那様が蓮様に会社を継いで欲しいなんて言うと思わなかった。
🖤「何?知ってたの…?」
💚「それはまぁ…。」
🖤「なんで早く言ってくれなかったの?」
言わなきゃいけないよね。
やめること。
💚「僕も今日聞いたんですけど。それと…」
🖤「それと…?」
💚「僕、蓮様の婚約が正式に決まったら執事やめますから。」
🖤「はい…?」
🖤「嫌だ。」
嫌だといわれま言われましても…。
💚「でも、旦那様が…」
一応雇われの身。
反論はできないだろう。
🖤「…じゃあさ、残りの時間、俺のお願い全部叶えて?」
💚「…はい。」
叶えてあげよう。
僕もその方が心残りがなくて良い。
そう覚悟を決めていた。
🖤「ねぇ、亮平?」
🖤「俺さ…」
🖤「亮平が欲しい。」
何を言っているのかよく分からなかった。
💚「はい…?」
僕が欲しいってどう言うこと…?
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続きお願いします🙇♀️