テラーノベル
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頼んだ記憶のない荷物が届いた。
「?」
差出人不明の箱。
「トラゾー、なんか頼んだ?」
「⁇いえ?」
ただ、宛名は俺の名前だった。
「(嘘ついてるとか忘れてるとかじゃないっぽいな)」
視線をすぐに俺から手元に戻すトラゾー。
眼鏡をかけてソファーで本を読む彼の横顔を見る。
「……」
箱は軽い。
もしかしたら俺自身が何かを頼んで忘れてるだけかもしれないしと、箱を開封した。
「…ん?人形?」
通りで軽いはずだ。
しかもその人形はトラゾーの形をしていて精巧な作りをしたものだった。
小さい女の子が遊ぶような大きさくらいの人形。
ホントにトラゾーをそのまま人形にしたみたいだ。
「すご…」
手に取って見ようと箱から取り出した時に本を読んでいたトラゾーがきょろきょろと辺りを見渡し首を傾げてまた本に目を戻した。
どうかしたのかと思ったけど、手元の人形をまじまじと見る。
「…?」
俺が頼んだものではないし、こういうものに興味はない。
トラゾーのファンか何かが送ってきたものだろうか。
そう思いつつ、その人形の顔を撫でるとびくっと目の前でトラゾーが跳ねた。
「ぇ⁇ん?」
持っていた本を閉じてさっきみたいに辺りを見渡すトラゾーは俺の方を振り向いた。
「クロノアさん、今、俺になんかしましたか…?」
咄嗟に人形を後ろに隠して、首を傾げる。
「え?この距離でできるわけないでしょ?どうかしたの?」
「いや…何だか、体を触られたような……その触り方がクロノアさんっぽかったので…」
トラゾーはぽぽぽと少し顔を赤くしてぽそりと呟いた。
「(可愛すぎかよ。襲うぞ)」
「き、気のせいですよね!物理的に無理ですし…。俺、自分の部屋で本読みますっ」
数冊の本を抱えて俺の前を通り抜けようとしたトラゾーに、もしかしてと思って確認と確証を得るため人形の股の部分を指で押した。
「ふぁぁっ⁈」
本を取り落としたトラゾーがその場に座り込む。
「(やっぱり)…トラゾーどうしたの?急にそんな声出して腰抜かして」
後ろ手に弄るのをやめず笑顔で声をかける。
「ゃっ、ぁ、なん、ッ⁇」
すごく戸惑ってる。
真っ赤な顔に眉は垂れ下がって。
緑の目も涙で潤んでるし、ずれた眼鏡の状態で俺を見上げてきた。
「あっ、ん、っ、ンう〜〜…っ⁈」
びくびくっと跳ねる肩にイッたんだなと背筋が震えた。
誰が何の目的で送ってきたか分かんないけど、面白いものを手に入れれた。
「はッ、は、ぁ…はふっ…⁇」
「何もしてないのにイッたの?」
座り込むトラゾーの目線に合わせて屈む。
落ちた本を拾って渡すと震える手でそれを受け取った。
「なん、か、おかし…変…ッ」
「変?」
「触ら、れてないッ、のに…クロ、ノアさんに、えっちな、こと…され、てる、みたいで…ッ」
トラゾーは受け取った本をぎゅっと抱えて俺を見上げた。
「俺、何もしてないのに?ひとりで勝手にイッちゃうなんてトラゾーは変態だね?」
「ちが、違います…っ、ほ、ほんとに…ッ!」
「まぁ、とりあえず部屋で休んでな?それにトラゾーは本読むんでしょ?」
ずれた眼鏡を掛け直させ立ち上がるのを手伝う。
されるがままのトラゾーに口角が上がった。
「トラゾーが今日は本読みたいって言ったんだから」
力の抜けた脚でどうにか立ったトラゾーがきゅっと眉を寄せて何かを言いかけた。
「(トラゾーが言ったんだから。今日はそういうことしません!って)」
いつまでもつかは分からないけど。
求めてくれなきゃ今日の俺は何もしてあげない。
“トラゾー”には、ね。
「大丈夫?部屋まで行ける?」
「ぃけ、ます…」
困りながらも若干恨みがましく俺を睨んできた。
その顔が煽ってるの分かんないんだろうな、何度説明しても理解してくれないから困ってる。
壁を伝いながら持ってる本を落とさないように歩くトラゾーの後ろ姿を見て、人形の背中を爪でなぞる。
「ひゃぅんッ⁈」
「ホントに大丈夫?着いて行こうか?」
「け、けっこー、です…っ」
「(ふぅん?)」
意地っ張りなとこも可愛いけど、早く素直になればいいのに。
そう思って人形の股のところに指を当てて前後に擦る。
「んぁあぁ♡⁈」
バサバサと本を落として壁に寄りかかるトラゾーはわけの分からない事象にめちゃくちゃ困惑して涙を落とした。
「やだ、やだぁ…ッ♡」
小刻みに跳ねる肩に悪戯心と加虐心が増していく。
擦る速度を早めるとびくんと跳ねたトラゾーはその場にまたへたり込んだ。
「トラゾー?今日きみおかしいよ?どうしたの」
トラゾーは俺の目の前で真っ赤になる項を晒して、肩で息をして戸惑った声で首を横に振った。
「わか、わかんなぃぃ…いゃッ、やぁ…!」
へたり込んだトラゾーを抱き起こして自室に向かう。
ぎゅっとしがみつく仕草に危うくそのまま襲いそうになるけど理性でどうにか抑え込んだ。
「はい、着いたよ」
ベッドにそっと下ろすと、一瞬だけ俺の服を握ったトラゾーはハッとしてすぐに手を離した。
「ごめ、んなさ…、おれ、今日、変で、すね…」
ぴくぴくと跳ねる身体は、どうぞ好きなように襲ってくださいと言ってるようなものだけど、今の俺は意地が悪いから触ってあげない。
「疲れてるのかな?本も程々にしなよ。俺、リビングいるから何かあったら呼んで。ドアは開けとくからさ」
水いる?と聞くけど枕に顔を埋めて体を丸めたトラゾーは小さくいりません、とだけ返した。
ソファーに座り人形を見る。
ホントによくできてる。
「トラゾーの顔、可愛いかったな…」
あんな戸惑った顔見たのは結腸抜いた時以来じゃないだろうか。
「あ、これ」
服脱がされるっぽい。
「これ、脱がしたらどうなるんだろ」
ズボンを脱がせるときちんとパンツも履いていた。
「へー、おもしろ」
ずるりと人形の脚からパンツも引き抜く。
『な、ん…⁈』
困惑した声がリビングまで聞こえる。
『やだっ、なんで…⁈』
どういう格好になってるのか気になるところではあるけど、まだダメだ。
「すげ、脚とかも曲がれるんだ」
脚を開脚させると案の定向こうの方でトラゾーの叫び声。
「作り込みすごいな」
ちゃんとトラゾーの性器も後ろも作ってある。
「……てか、トラゾーの裸見た奴がいるってこと?」
ふつ、と胸に湧く昏い感情。
嫉妬とかそんな生易しいものじゃない。
「…そいつは見つけ次第、”話し合い”だな」
開脚させた人形の性器を撫でる。
『んぁ゛ッッ!ふ、ぅぅ、うっ』
あ、声抑えてる。
自分で口塞いでんのか。
爪で先を掻いたり、指の腹で優しく押さえる。
『ふゃぁあッ!』
声が筒抜けだ。
防音完備のとこでよかった。
トラゾーのこんな声他人に聞かせたくないからね。
ついでに上の服も脱がせて全裸にする。
「あは、俺も大概変態だな」
本人のものと変わらない可愛いピンク色をしたソコを爪で摘む。
『は、ッ、ぁ、んンンンッ♡!!』
ナカも弱いけど、いっぱい触ったおかげで胸も弱いもんね、トラゾーは。
『だっ、め!だぇッ♡かりか、り、ぃやぁっ♡♡』
「……やっば…」
ソファーの横に置いてるチェストから綿棒を取り出す。
潤滑油のようなものはないから、そのまま後ろに綿の部分を充てがう。
『ヒッ⁈』
ゆっくり焦らすようにして綿棒を入れていく。
『ぃ゛っ、や、ッ♡』
太い部分が入りかけては抜く。
それを繰り返した。
『ひぃ、っ♡、!、ゃら、や、だ、ゃぁぁ…ッ♡!!』
後ろに綿が全部収まって柄の部分も少し入った。
『んぁあ゛ぁ〜〜〜ッッッ♡♡♡!!?』
奥まで突っ込んで、とん、と綿棒が止まる。
「結構入っちゃうんだね。…そりゃ、トラゾーも俺の全部咥え込めるわけだ」
くるくると柄を回すと、止まらない嬌声がリビングまで響く。
『ん、ぐッ♡ふやぁぁ〜〜っ♡ひぅ゛っ!、だめ、そ、こッ♡、くろの、あさ、んッ♡♡ぃがい、だめぇぇ…っっ♡♡!!』
ぴたりと手が止まる。
『はぅんんッ♡やら、たす、け、ッ、も、イキ、たくなぃぃッッ♡♡!く、ろのぁ、さッ、ん、たす、♡けへぇ…っ♡♡!!』
人形から綿棒を抜くと部屋の向こうで大きく喘いだトラゾーの嬌声が止まった。
無言で彼の自室に向かう。
ベッドでぐったりと横たわるトラゾー。
そこはいろんな体液でびしょびしょに濡れている。
「くぉおぁ、ひゃ…ッ♡⁇」
快楽と涙でぐずぐずに蕩けた緑が俺を捉えた。
「たすけ、…こ、こ、おかし…ッ♡ナカ、っ、くろのあさんじゃ、ないの、はいっ、ちゃ…♡」
「ココ?」
指を挿れると柔らかくて熱いソコは俺の指を締め付けた。
「んぅっ♡!」
「俺以外の挿れたの?」
ふるふると首を横に振って俺の服を掴んだ。
「な、かにッ♡なんか、はい、るか、んじ♡が、してっ、でも、な、にも…ッ♡、かん、か、くだけで…ッ♡」
トラゾーがきゅんとナカを締めた。
「ン、んっ♡くろの、あさん、のゆび、きもちぃ…ッ♡」
「っっ♡!」
ゆっくり起き上がったトラゾーがあの人形のように脚を開き、俺の指を締め付けるソコを広げた。
「こ、こっ♡、く、ろのあさん、のが、ッほし…♡」
「っ、ぐッ」
「ふぁっ♡!!」
指を引き抜き柔らかいソコに自分の熱を1番奥まで押し込む。
耐え性は俺もなかったみたいだ。
「ひゃぁあ〜〜ッ♡♡♡!!」
俺の背中に手と脚を回して抱きつくトラゾーのやらしい声で余計に自身が重くなっていく。
「はゔッ♡⁈おっき、♡♡!!」
「そんなに俺のが好き?可愛い♡」
「らって、♡!あな、たの、じゃなきゃッ♡♡」
「こんなにイッてんのに?潮吹きまでしちゃって淫乱な身体だね」
ぐりっと奥を抉れば、高い嬌声が上がった。
「わけも分からずいっぱいイッたトラゾーにはお仕置きだよ♡」
トラゾーの太ももを掴んで身体を脚が肩につくくらい折り曲げる。
「ぃやッ♡嫌ですッ♡く、るし、♡こ、のかっこ、はずかし…っ♡♡!」
「俺のが入ってるのよく見えるでしょ?」
「ん〜〜ッッ///♡!!」
目を見開いて激しく首を横に振るトラゾー。
嫌なら目ぇ閉じればいいのに。
でもナカ出入りするの無意識に視線で追ってんの丸わかりだし。
「ははッ♡ガン見してんじゃん♡トラゾーのえっち♡」
「ん゛なッ♡♡っ〜〜〜〜ッッッ♡゛♡♡!!!」
トラゾーが弱いところをわざと外して突く。
「ぁ、んんッ♡や、!やっ♡」
どうしてって顔して見上げてくるトラゾーに、にこっと笑った。
「お仕置きだもん。勝手にイキまくったトラゾーは俺のことイカせるまでこのままね♡」
「いじ、わ、るッ♡!」
「頑張って俺のことイカせてよ♡トラゾー♡」
キッと睨み上げる表情にぞくりと背筋がまた震える。
「(うわぁ…思いっきり啼かせてぇ)」
「…ねぇトラゾー。きみに見せたいものあるんだ」
「は、ぇ♡♡⁇」
そんなトラゾーの前に人形を見せる。
「?、おれ、の、人形…♡⁇」
「うん」
「くろのあさん、あなた、そんな趣味あっ、たんですか…?」
困惑の中に少し引いた表情のトラゾーにイラッとした。
俺が動きを止めたから余裕ができたんだろうけどそうはさせない。
「えい♡」
「んひゃあぁ゛あっ♡♡⁈」
寝転んだ俺の上に乗っからせる。
トラゾー本人の後ろは俺のを深く飲み込んだようでプルプルと上で震えている。
「ナカイキした♡?俺をイカせろって言ったのにまたトラゾーだけイッたの?」
「ぃ、きな、りッ♡ひど、い、です…っ♡!」
「ひどくねーし。あ、で話戻すけど」
「も、どすなよぉ…♡!!」
ツン、と人形の後ろを触る。
「んゃぁッ♡⁈」
「コレ、トラゾーと感覚繋がってるみたいなんだ♡」
「⁈、ま、さかッ♡、さっ、きま、でのっ、て♡!!」
「そ♡俺♡」
「し…しん、じらんないッ♡うそつ、きっ♡!」
逃げようとするトラゾーの腰を掴んで固定する。
「こら、何逃げようとしてんの。俺のことちゃんとイカせなきゃダメだろ」
「ぅぁああっ♡」
「それに勝手に送りつけられてきた物だし、まさか本人と繋がってるなんて思わないじゃんか」
人形の後ろに小指の先を当ててゆっくり入れていく。
「ひ、ぎゅっ♡く、る、ひッ♡♡だめ、やめて、ゃめ……───────〜〜〜ッッッ♡♡゛゛♡!!!」
「あ。入っちゃった♡」
一体どんな感覚なのか。
挿れられた状態でナカに入ってくる感覚とは。
量の少なくなった潮を吹いたトラゾーが俺のお腹に手をついてどうにか倒れ込まないように必死で突っ張っていた。
倒れ込んだら抜けちゃうもんね。
こういうことしてる時、ナカから俺のを勝手に抜いたらどうなるか分かってるから頑張ってるみたいだ。
「〜゛っ、つ〜〜♡、♡⁇」
「えらいね♡抜けないようにちゃんと締めて倒れないように耐えれて♡」
焦点の合ってないトラゾーの口は半開きになって、舌が少し覗いていた。
ちょっと可哀想になって人形から指を抜くと身体が弓のように仰け反っていた。
きゅぅぅうと締め付けられるナカ。
「ナカイキで気持ちいいけど俺まだイッてないよ?ほら、トラゾー腰動かして頑張って♡」
半分以上、いや8割くらいはわけが分かってない状態で俺の言う通りに腰を動かし始めた。
「あ♡、ぅ、んッンン♡♡」
お腹に手をついて辿々しく腰を上下に動かしてきゅっと締め付けるトラゾーの頑張りは可愛くて苛め倒したくなる。
「っ、ん、トラゾーじょーずだよ♡」
困った顔をしながら嬉しそうにする表情にまた反応する自身。
落っこちちゃうんじゃないかってくらい緑の目を見開いたトラゾーは俺に叫んだ。
「も、うッ♡ばかっ、おっき、くすん、なぁ♡!!、イケ、って、ばぁぁ…っ♡!!」
トラゾーは力を振り絞ってギリギリまで引き抜いて1番奥まで挿れなおした。
「、っ、ぅくッ…!」
その苛めたくなるような言動にずっと我慢していた分の精をトラゾーのナカに吐き出す。
「ぁンン゛ッッ〜〜〜っ♡!!」
「〜〜っ、は、ッぁ、…っ」
完全に力の抜けたトラゾーは上に倒れ込んだ。
その拍子にナカから俺のが抜ける。
肩で大きく息をする背中を撫でて真っ赤になってる頬を掴む。
「ん、ゅッ」
「んっ」
軽いキスをして顔を離した。
「気持ちよかったね?トラゾー」
「あん、たッ…っっ〜〜!バカ変態ッ!!」
体力だけはあるトラゾーが顔を真っ赤にして怒ってきた。
いや、そんなカオで怒られても怖くねぇんだけど。
「あれ?まだそんなこと言う元気あんの?」
ベッドに押し倒して、トラゾーを見下ろす。
「ちょっ⁈、は⁈嘘、無理っ!むりむりむりッッ!!」
「へろへろだったくせに。やっぱ体力あるね」
ぐしゃぐしゃのシーツに手を縫いつけた。
「俺のことイカせたトラゾーに今度はご褒美あげる」
「お、おれ、もう、なにも出なッ…」
白濁が溢れるソコを蓋するようにゆっくりとナカに入っていく。
「ぁっ♡」
「意地悪もしちゃったからね?謝罪も込めていっぱい可愛がってあげるよ♡」
「くろ、のあさ、んの、絶倫ッッ♡!!」
「褒め言葉として受け取っとくよ。はい、もう俺に集中ね♡?」
口は嫌だって言っててもカオが嫌がってないの、気付いてないんだろうな。
まぁ、一生気付かなくていいけど。
可愛すぎて苛めたい。
もっと啼かせたい。
そこで、なるほどこれがキュートアグレッションってやつか、としみじみ思った。
コメント
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感覚共有!!!大好き!!!! 自分も書いてみたんですけどここまでうまくできませんよ…!相変わらず素晴らしい作品です(≧∀≦)