樹side
北斗「じゅい、あちたプレゼントあるかな?」
樹「ちゃんとあると思うよ。ほら、早く寝な」
北斗「うん、おやしゅみ」
樹「おやすみ」
寝る前、少し不安そうに俺に質問してきた北斗。
事の発端は1週間前……
ジェシー「ほくちゃん食べないの?」
北斗「これ、いらない」
たまたま注文したデリバリーの中にトマトが入ってて北斗が分かりやすくトマトを避けた。
優吾「北斗、好き嫌いしないで食べて」
北斗「やら!」
優吾「じゃあ、サンタさん来ないね」
北斗「えっ……ウルウル」
“サンタさん来ない”と言った瞬間、北斗は固まって涙目になった。
そう、北斗は未だにサンタさんを信じてて来ると思ってる。だから、
北斗「やぁら、しゃんたしゃん…」
大我「トマトちゃんと食べたら来てくれるよ?」
北斗「……たべるっ」
すごい嫌そうな顔しながらしっかり食べた。てか、サンタさん信じてるの可愛すぎんだろ!
この1週間、普段なら“やだ”という物にも“いいこしゅる”って頑張って挑戦してた。
で、現在。 クリスマス当日の朝。
気持ちよく寝てると地震でも起きたかというくらい揺さぶられて目が覚めた。
樹「んんー、なに?」
北斗「じゅい、おはぁよ!」
樹「おはよ」
北斗「はぁくいこ!リビング!」
樹「はいはい」
半分寝ぼけながら北斗に手を引っ張られてリビングまで移動する。
北斗「あぁー!あった!」
プレゼントを見つけた瞬間、俺の手を離して嬉しそうにツリーまで走って行く北斗。可愛っ!
慎太郎「おはよぉ!」
北斗「おはよっ、しーたろぉ!みてみて!」
慎太郎「おっ、プレゼントじゃん!いい子にしてたからだね!」
起きて来た慎太郎にも早速報告する北斗。この後も誰かが起きてくる度にプレゼントを貰ったと報告してた。よっぽど嬉しかったみたいw
樹「北斗、中身何だった?」
開封途中の北斗に話しかけると、
北斗「じゅい、これなぁに?」
そう言いながら中身を渡して来る。
樹「あぁ、チケットだな」
大我「ディズニーランドのチケット6枚だね」
北斗「ディズニー!?ほんとぉ!」
プレゼントの中身はディズニーランドの1日券6枚。前に北斗が6人でプライベートで行きたいって言ってたから用意した。
北斗「ディズニーみんなでいけるの!?」
優吾「そうだねw」
北斗「やったぁぁー!!」
ジェシー「AHAHAHA!めっちゃ嬉しそう」
慎太郎「みんなで行こうな、北斗」
北斗「うん!」
キラキラの笑顔で“やった!やった!”ってジャンプする北斗。正直ここまで喜んで貰えると思わなかったわw俺まで嬉しくなる。
ちゃんと後日6人で行きました。最っ高に楽しかったし、楽しんでる北斗超可愛かったわ!