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昔から親のレールに沿って生きてきた。
親の言われるがままに小学校受験をし、小2で塾に通い始め、言われるがままに中学校受験をした。
塾に入った頃から親は私を某名門女子校●●に入らせるつもりで、その学校に特化した受験対策コースに入らされた。
その頃から私は疑問だった。
「これは本当に私の望むことなのだろうか」
答えは否だ。
親も、小6の春頃には
「—も●●に入りたいよね?」
と私の意思を確認してきた。
でも、私は行きたい中学校などなく、極度の面倒臭がりだったので今までの努力を無駄にしないよう
「うん、そうだよ」
そう答えた。
もう、●●のために費やした時間を無駄にしたくない……..言わば後に引けなくなっていた。
学力的にギリギリだった●●には、本番強い性格もあってか奇跡的に合格出来た。
そして春休みを挟み、入学式へ
周りの皆賢そうな子ばかりで、気圧されそうになった。
それでも入ってみると、皆いい人ばっかりで
この場にいていいのか不安になった。
明確な意思無く受験して、合格出来た自分が。
学校生活が始まった。
私の下の名前と同じ下の名前をした子がクラスに3人も居た。
「じゃー君は○△□って苗字だからあだ名は△□ね!」
いつの間にかそのあだ名はクラス中に浸透していた。
別にいじめとかではなく、いいあだ名だと私も思う。
私は明るい性格だ。 だったはずだ。
学校ではひたすらに喋りまくって友達も私の話を笑って聞いてくれる。
しかし、やはり喋るのにはエネルギーがいる。
喋れば喋るほど、家に帰った時は反動で直ぐにベッドに突っ伏してしまうし、家ではほとんど喋らない。いや、喋れないのだ。
家に帰って、『スイッチ』がオフになる。
オフになると、私の脳は切り替わり、親とは必要最低限しか話さず、ひたすらにスマホをいじる。
唯一心の救いになるのは小学校の親友と中学校で出会った女の子1人だけである。
2人とも、一緒にデ○ズニーも行ったし、頻繁にLINEをする仲だ。
小学校の人とは、その親友以外接していない。
クラスLINE、学年LINE共にある日前触れも無く抜けた。
小学校の人は、一緒に居て別に楽しくないし、関係を持つ必要性を感じなかったからだ。
そして私は関係性を極力狭くし、楽がしたい。
私の事を嫌っている、親友の友達がいる。
親友は私とその子の仲を取り持とうとしているが、私は到底御免だ。
1度嫌われれば、その失った好感を取り戻すことは不可能に近いし、少なくとも私は1度嫌った人をもう一度好きになることは出来ない。
朝、7時に起きる。
そして7時20分に家を出て
8時20分に学校に着く。
それまではYouTubeで『○○の主役は我々だ!』や『日常組』、『にじさんじ』などを見ながら通学している。
学校の最寄り駅に着き、階段をのぼりながら
「本当は今日、学校が休みで」
や
「本当に行きたくない」
など
また、うちの学校は坂がある。
「この坂を転げ落ちたら、合法で学校も休めて、勉強もしなくて良くて、、、」
など縁起でもない想像をしながら学校に通う。
学校に着き、教室に入る。
そして、△□おはよう!という声を聞く。
すると私は途端に明るくなる。
「あ、○○!おはよー!」