「しょっぴー今度はどうしたの?」
「次の予定決まらないんだ」
この前、びっくりして帰ってきてしまったとしょぼくれていた翔太は、次に9人の仕事があって楽屋で会った時にはちゃんと謝ってて、相手とも楽しそうに話してたから元気を出したかと思ったのに、また泣きつきにきた
「今までだって、そんなに予定決まってなかったでしょ?」
「でも、またって言ってくれたのに…」
「うーん、でも自分からは誘えないんでしょ?」
「むり。恥ずかしい」
「じゃあ、もう気長に待つしかないじゃん」
「そうだけど〜」
机に突っ伏す翔太の頭を撫でながら、やれやれという顔をするラウールと目が合う
「翔太、たまには自分から誘ってみたら?」
「無理だって……どうしたらいいか、わかんないもん」
「なんでもいいじゃない、ご飯食べたいとか、遊びに行きたいとか、いつもみんなに言ってるでしょ」
「そうだけど〜」
「それをそのまま言えばいいの」
「………………」
「翔太、そんなんじゃ、また同じことの繰り返しだよ?」
「うっ」
「今までだって、それで自分の気持ち伝えられなくて諦めたんでしょ?…………照も、佐久間も、ふっかも」
「う〜」
「また諦めるの?」
「やだ」
「じゃあ、今回は頑張って自分からアクション起こしてみたら?」
「断られたら?」
「またって言ってくれてるんでしょ?それを信じなさい」
「……………わかった」
そう言って携帯を両手に持って睨みつける
「ふふ、しょっぴー、喧嘩売るんじゃないんだから、リラックスだよ」
「うん」
そう言って携帯を触り始めた
「あ、今日時間取れそう」
メンバーみんなの共有カレンダーを確認したのか、ぽつりと呟く
「え、今日行くの?早くない?」
すかさずラウールが突っ込む
「だって、勢いで行かないと気持ちが萎む」
「でも、どうするの?」
「うーん、、えっとね……」
つらつらとこの後の作戦を話し始める
あれだけ渋ってたくせに、いざ動くと決めたら結構大胆だ、この男は
「大胆だねぇ、しょっぴー」
「え、変かな」
「いや、いいと思うよ!頑張って!」
「うん、ありがとう。じゃ、おれ帰る」
「翔太頑張って」
「いい報告待ってるねぇ〜」
「お邪魔しました」
さっさと帰って行った翔太の背中を2人で見送る
「うまく行くといいね」
「両片思いなんだから、翔太が意地を張らなければ大丈夫だよ」
「舘さん、お母さんみたいだった笑」
「そろそろ実ってもらわないと」
「だね」
恥ずかしがりながら報告してくれるのを楽しみに待とう
……………
この先はパラレルで物語を展開します。 1人に決めきれなかったのと、 それでも成就までは持ってきたいなと…
三者三様になるように頑張るんですが、 似通っちゃうところもあるかも
温かい目で見守ってもらえたら、 とっても嬉しいです
コメント
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💛も🩷も💜も好きになってたことに驚き、どんだけ気が多いんだよ!!ってなりましたありがとうございます😂😂