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「ごちそうさまでした!」
幸せの時間は一瞬にしてすぎる
お会計をするために、カバンから財布を取り出そうとすると、
ガタッ
スタスタスタ
あ、まって!
先に行ってしまう照くん
そして、さっさとお会計を済ませている。
「ちょ、私も出すよ!」
照「しーーー。ここお店。声大きいよ。」
「あ、ごめん。でも…」
店員「ありがとうございました~」
カランコロン
照「今日、待たせちゃったお詫び。カフェぐらい奢らせて?」
うぅ…
そんな、可愛くお願いされたら、断れないじゃん!
「えっと…ありがとう」
照「いーえ」
照くんが私を家まで送ってくれるみたいで
一緒に歩く
照「そーいや、由衣さ、最近ふっかと仲良いの?」
ん?ふっか?
あー、最近は優里関係で話したり、そこから、脱線していろんなこと話したりもしてるし、
仲はいいのかな?
アイドルというより、もう普通に仲良い友達だ
「仲はいいよ~。最近よくメールとか電話とかくるし。」
照「え?まじ?」
「うん。」
照「俺、ふっかに負けてるな…」
「ん?」
照「あー、こっちの話。」
着いたぞ。と彼の声がして、
帰り道の時間があっという間だったことに気づかされた。
「今日は、ありがとう‼お仕事の後で、疲れてるのに。」
照「こんぐらい大丈夫。」
「ちゃんと、休んでね。」
照「ん。わかった。」
私が帰ろうと後を向こうとした時、
照「ちょっとまって」
と片腕を引っ張られ、その場に止まる
後ろから、私の耳元で
照「なー由衣、この前のこと誰にも言わないでくれて、ありがとな。お前がいなかったら、俺前に進めてなかった。」
そう落ち着いた声がして、
ギュッ
後ろから軽く抱きしめられる
照「ちょっとだけ、充電した」
と、すぐに離れる彼。
私の頭はうまく回っていないのに、
時だけが過ぎて、また今度な。
と、彼から言われ、頷くことしかできなかった。