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ゆゆゆゆ
#doublefedora
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耳元。
チャンスの息が近い。
さっきの囁きの余韻がまだ残ってる。
それだけで。
背中がぞくっとする。
なのに。
チャンスは離れない。
むしろ。
少しだけ近づいた。
「……エリオット」
低い声。
耳に直接落ちてくる。
その声だけで。
胸の奥がきゅっとなる。
俺は笑おうとした。
いつもみたいに。
「なに」
でも。
声が少しかすれている。
チャンスはそれに気づいてる。
絶対。
耳のすぐそばで。
さらに声を落とす。
「さっき」
少し間。
「もっと攻めろって言ったよな」
息が耳にかかる。
ぞくっ。
背中が震える。
俺はソファに沈んだまま。
天井を見る。
頭の奥がじんとする。
チャンスがさらに囁く。
「ほんとにいいのか」
低く。
静かに。
「後悔しない?」
その声。
さっきより近い。
耳に触れそうなくらい。
ぞくぞくする。
背中から腕まで。
細かい電気みたいな感覚が走る。
やばい。
全身がじわっと痺れてくる。
俺は小さく息を吐く。
笑う。
でも。
さっきまでの余裕じゃない。
少し震えてる。
「チャンス」
「なんだ」
俺は目を細める。
耳元の距離。
まだ近い。
「今」
少し笑う。
「めちゃくちゃ反則」
チャンスが少し黙る。
俺は続ける。
「でも」
声が少し低くなる。
「やめる気ないでしょ」
チャンスは小さく息を吐いた。
そして。
耳元で。
もう一度。
さらに低く言う。
「ない」
その一言。
耳の奥に落ちる。
その瞬間。
背中から首まで。
ぞくっと大きな震えが走る。
俺は思わず目を閉じる。
……やばい。
完全に。
痺れてる。