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ユウカ『…あれ?』
シュンスケが、学校に来ていなかった。
…彼はサッカー部のエースで、いつも
明るく微笑んで、みんなと仲良く楽しく…
それで。体調なんて今まで崩したことはなかった。
シュンスケと仲の良いエイト君に聞いても
シュンスケは体調を崩したことなんて
1度もないらしい。
ユウカ『おかしいな…』
先生が入ってくる。何か暗い雰囲気だ。
先生『えっと…シュンスケ君についてですが』
嫌な予感がした。聞きたくなかった。
でも聞かないと行けない。
聞きたくないけど、聞かないとダメだ。そう
直感で感じた。
先生『シュンスケ君が…入院しました。』
ユウカ『…入院?』
…なんだ。大怪我とかかな…?
心配だけど…嫌な予感は外れたのかな。
ユウカ『先生、お見舞いにいきたいんですけど、何処の病院ですか?』
先生『…西村高等病院等学園というところです。』
ユウカ『え!?』
驚いた。そこは私達の住んでいるところで
1番大きい病院なのだ。しかもとても
有名な病院だ。
ユウカ『そこに入院するほど…そんな大怪我なんですか?』
先生『…行ってみれば分かります。外に車が来てるので、お見舞いに行ってみたらどうですか?』
ユウカ『…はい。』
シュンスケのことを見に行きたい人は結構多かった。でも、小さな車で1人しか行けないということなので、ジャンケンになった。
私は見事勝って、シュンスケの所に
お見舞いに行った。
ユウカ『…205…どこだ?』
ユウカ『…え?』
嫌な予感は、外れてはいなかった。
ユウカ『緊急非常特別治療棟…?』
204の先には扉があり、そこにはそう書いてあった。意味は分からない。でも
いいところでは無いということは
なんとなく分かった。
ユウカ『…!!!』
気づけば、走り出していた。
走っては行けないなんて。そんなこと
考えることは出来なかった…
ユウカ『…205…シュンスケ』
私は、扉をゆっくり開いた。そこには、
沢山の点滴を刺されて、
驚くほど痩せたシュンスケが居たのだった…