この作品はknhbとなっております。言わずもがな二次創作のBLです。BL等が苦手な方は見ないことをおすすめします。(関係ない話。ガチで下手です。無理やり切った感えぐい。独占欲っていいよね)
「雲雀、これあげる」
最近奏斗に色んなものを貰っている気がする。奏斗と会う度にこんな会話をしてるし…餌付けかなんかされてる?最初はお菓子とか飲み物だったけど段々アクセサリーや香水に変わっていってびっくりはしたけどせっかく貰ったしって普通に使ってた…けどある時ふと気になって値段を調べたことがあった。貰ったもの全てが万を超えていてこれをなんも気にせずに使ってたんだとか奏斗の財力どうなってんだとか考えて少し頭が痛くなった思い出がある。アイツになんか返そうとしても貰ってくんないんだよな、まぁ押し付けたけど。…でそんな中俺は明日奏斗と遊ぶ約束をしている。これがどういう意味かわかるか?…誰に問てんだろうな俺。すごい期待してるみたいで嫌だな…またなんか渡されても困るし断っても強引に渡してくる。俺もなんか買えばいいんか?万超のなんか………もういいやお菓子持ってこ。奏斗のことは諦めた方が良さそうだし。早く寝て明日遅刻しないようにせんと。
ピピピという目覚ましの音で目が覚める。まだ寝てたいが起きなければ約束に間に合わなくなってしまうため渋々起き上がる。顔洗って、朝ごはん食べて、支度して時間が来るまでエゴサなりなんなりして待つ。そうすれば時間はあっという間にすぎ予定の30分前になった。家を出てコンビニでお菓子とか買って待ち合わせ場所に行く。約束の時間まで後10分。俺にしてはかなり早いのでは?なんて考えているとドンッと何かとぶつかった音がした。
「痛ってェなァ!!!」
なんだコイツ。お前からぶつかってきたクセになにキレてんだよ。
「あ〜骨折れたわw慰謝料くれよ」
…何言ってるんだほんとに。今ので折れるなんてどんだけ弱いんだよ。てかお前みたいなヒョロヒョロが骨折れて平気に立っていられる訳ないやろ。
「おい無視かよ」
「俺に言ってます?」
「お前以外に誰がいんだよ」
「…金が欲しいなら働けよ」
「あ”?生意気だなテメェ」
「生意気もクソもないやろ」
「ぁ…」
「なんだ?怖気付いたか?」
「お前死んだな」
「…俺のに手ぇ出すなよクソ野郎」
「は?割り込んで来んなよ」
「お兄さん。俺の方が金持ってるからさ」
「こっち着いてきてよ」
「…奏斗?」
「ちょっと待ってて」
「着いてったら金寄越せよ」
「はーい」
…チョロ。骨折した設定はどうしたんだよ。奏斗のことだし穏便に解決する…と思うけどさっきの顔マジだったんよな。殺してないといいけど。…フラグ立ったか?
「雲雀〜おまたせ」
「…うわ」
「なんで引くんだよ!」
「第一声がそれとか傷つくんですけど〜」
「せめてその手を隠して欲しかった」
「一応ここ公共の場ね?」
「バレないよ袖長いし」
「はぁ」
「早く行こ、ここ暑いし」
「うぃ」
「お邪魔しま〜す」
「いらっしゃーい」
「何やるん?」
「ゲーム?」
「考えてないんかい」
「あっはいこれ」
「お菓子?」
「そ」
「別にいいのに」
「俺の気がすまんから」
「ふーん」
「そういえば、さっきの奴に変なことされてない?」
「ぶつかったくらいよ」
「ならいっか」
「…なんだお前」
「なんでもないよ」
「ひばこれあげる」
「は?」
…予想的中。最悪だ、どうやって断ろう。
困ったな。
「なにその反応」
「俺反応間違ってないぞ」
「えー?」
「まぁ雲雀に拒否権はないよ」
「え」
「どうやって断るか考えてたでしょ」
「なんでバレてる!?」
「顔に出やすいんだって」
「…マスクするか」
「いーや変わらないね」
「変わるだろ」
「僕にはお見通しだよ」
「クソが」
「口悪w」
「てか開けてよ」
「今!?」
「そ」
「………。」
「ありゃ?」
「お前、これ何円?」
「安かったよ」
「お前のそーゆーとこ嫌い」
「なんでだよっ!」
「…ハンカチ」
「スカーフな」
「こだわりスカーフか」
「1.5倍速?w」
「俺話すしかできんw」
「よわw」
「なぁ奏斗」
「なに?」
「お前なんでこんな物くれるん?」
「しかも俺にだけ」
「なんでだと思う?」
「わからんから聞いとるやん」
「確かに(?)」
「俺、雲雀のこと好きなんだよね」
「ん?」
「どういうあれ?」
「もちろん恋愛ね」
「what!?」
「だからさ〜」
「いやスルーすんなや」
「独占したくなるんだよね。」
「俺があげたものを使ってるとさ俺のもの…みたいで気分が良くなるし」
「…おん?」
「実際は誰とも会って欲しくないよ」
「楽しそうに話してるの見て毎回妬いてんだよ。なぁ知ってるか?」
「なにを?」
「お前の逃げ場がないこと♡」
「…は?」
「可哀想な雲雀」
「こんなやつに狙われるなんてね」
「精々頑張って捕まんないように逃げてね♡」
コメント
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わ、わ、わ、まじで私好みのお話すぎて…!!供給不足で干からびれたのでめちゃめちゃ嬉しいです…!!ガチで助かります…!!!