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「昨日あの後夢見どうでした?」
何言ってるんだこいつ
「夢見?」
「あれ、覚えてないの?」
?
「まぁ、それでもいいけど」
「湊帰る家って、」
あ
「…ない」
「ここに住む?」
「え」
「部屋余ってるし、人一人増えたところで変わりはしないよ」
いや変わるだろ!初対面の男だぞ!←泣きついた男
「どうします?」
「どうするって、」
このまま帰っても殺されるし、かと言って住む場所もないし、
「………たのむ」
「はーい!」
「ご飯食べたら日常品買いに行きましょ」
「でも俺今金 」
「貢ぎまーす!」
え
こうして俺は強引にリビングに連れていかれふかふかのソファーに座らせられ、可愛い猫のぬいぐるみを抱かされた
「あ、かわいい」
写真を撮られたような気がしたが気の所為だ、気の所為
猫のぬいぐるみ可愛い…ふわふわしていい弾力
「ご飯できたよー」
「今行く」
席に着くと味噌汁、ご飯、鮭、などなど一般的な朝ごはんが並んでいた。
「いただきます」
「いただきまーす」
暖かいご飯なんて久しく食べていない、ましてや手作りなんて
味噌汁を啜ると温かさが身体に滲みて、
「泣くほど美味しいですか?」
「ひさしぶり、なんだよ」
「後で冷やしましょうね」
なんでこいつは俺に優しくするのか、なんで何も聞かないのか、ありがとう。
すき、迷惑だやめろ、ずっといて、やめろ、あいして、こいつに迷惑をかける訳には
『愛してあげる』
知らない、こんな気持ち知らない、
蓮__
湊は、考える過ぎると口に出るみたい
「すき」「迷惑」「ずっといて」「やめろ」「あいして」
両手でお椀を持ちながら呟いている、かわいい
もっとなにかしてあげたい、俺も変わったな、前ならこんなこと思わなかったんだけど
ああ、そのまま俺に堕ちてくれないかぁ…
湊__
「ご馳走様でした」
「ご馳走様でした」
「洗い物したら買い物行こうね、服は俺の貸すからソファーって待ってて」
「ああ」
「おまたせ」
これ服ね、と渡されたのは少しブカブカの黒シャツと緩めのズボンともふっとしたコート
「寒かったら言ってね、湊が着れそうなのなくて、」
「いや、暑いくらいだ」
その後マフラー、手袋、耳あて、すごいさせられたしかも車には暖房が入っていた正直暑い
「結構遠いいから寝てていいよ」
お言葉に甘え、少し眠る。
______
3話 こんな気持ち知らない 8⁄15
すれ違いもバットエンドになることも無いハッピーエンド従者
ちなみに起きた時湊は自分が蓮に抱きついてて混乱して蓮を殴りました
湊は結構溜め込むほうなので安心したせいで本音がポロポロ出てきちゃってると思うんですね
4話
「着いたよ」
「ん、」
「まだ昼まで時間有るので買い物しちゃおう」
「湊はどんな服が好き?」
「特には、着れればなんでもいいし」
「じゃあ俺がコーディネートするね」
「ああ」
蓮が服を選んで、俺が試着して蓮が可愛いって悶え苦しんで、何してんだこいつ。
「あとは歯ブラシとか靴も買おうか、あと食器」
ここまで買ってもらうのは申し訳ないな
「湊と買い物出来て嬉しいな」
「そうなのか?」
「すっごい嬉しいよ」
おかしな奴…
「そろそろ昼だね」
もうそんなに経ってたのか
「何食べたい?」
「うーん、」
食べる、昔から食べる事は好きだけど、まだ味わからんな、え?なんで俺蓮の飯の味わかったんだ?
「あれ、」
「どうしたの?」
「いや、俺、味覚障害だったんだよ、前まで」
「え?」
「でも蓮のご飯味がして…」
「レストラン入ろうか、それでご飯食べてみよう」
「ああ、」
「何食べたい?」
「…オムライス」
「オムライス好きなの?」
「…好き」
「美味しいよね、俺はハンバーグにしよ」
「すいません!」
目の前に運ばれてきたオムライスを口に運ぶ
「どう?美味しい?」
「美味しい…」
なんでいきなり味がするようになったのか
「じゃあ、治ったんだね良かった」
「うん…」
「そうだ、まだ自己紹介してなかったね」
え?
「じこ、しょうかい」
「そう、俺は今警察官だよ」
警察!?
「え、」
「ちょっと耳貸して、」
ちょいちょいと呼ばれ耳を貸す。
「実家は、ヤクザなんだけど、あ、悪いことはしてないよ多分」
多分!?
「そんな大事なこと俺に言っていいのかよ」
「これから住むんだし、知ってても問題ないよ」
「そうか、俺は一応看護師で働いてる」
「えっ、すごい!」
「新人だけどな」
「仕事、今日大丈夫なの?」
あ
「あ」
「もしかして、 」
「ゆ、夕方から」
「仕事服は!?」
「…家」
「…買ってあげようか?」
「いや、取りに行くよ」
「俺も行っていい?」
「きて、ほしい」
「うん、いいよ」
レストランを出て車に戻り助手席で道案内をして俺の家へ向かった。
怖い
「大丈夫だよ」
優しい声が優しい手が俺の手に触れる
「大丈夫」
たった一言なのに酷く安心できる。
「もし良ければ俺が取りに行くよ?」
「俺が、取りに行く、けど」
「一緒に来てくれ…」
「いいよ、絶対守ってあげる」
着いたのは少しボロいアパート
「2階の奥側の部屋」
「行こっか」
「ああ、」
ピンポーン
『誰だよ』
「ひゅ…」
こわいやだきらいいたい、
「…あ、いきなりすみません、俺香流君の友達の如月って言います」
『あいつの?おい、あいつの居場所知ってんだろ?教えろよ!』
「何故ですか?」
『俺はあいつの父親だぞ?』
「ですから?今日俺は荷物を取りに来ただけなので 」
『は?荷物?』
「今日から香流君は俺の家に住むことになりましたので」
『はぁ!?勝手に決めてんじゃねーよ!』
「ちゃんとお話して決めたことなので」
『俺は許してねぇぞ!』
「もう成人しているんですから決めるのは自分では?」
『あいつにはまだ恩を返してもらってねぇんだよ!』
「恩、ねぇ、じゃあなにかしてあげたんですか?」
『育たてやったんだよ!』
「殴ったり叩いたりするのがですか?」
な、んで
蓮__
初めて湊が来た日、泥だらけだった服を勝手ながら洗った、その時にみたのが殴られた跡、煙草の押し跡、頬は腫れていた。
『そんなことした証拠はどこにあるんだよ!』
「身体を見せれば1発ですよ」
「荷物取りますね」
『っおい!不法侵入で警察呼ぶぞ!?』
「湊には許可頂いてるんで、お好きに呼んでください 」
「あ、警察は呼んであるので呼ばなくていいですよ」
『はっ…?』
「行くよ湊、さっさと帰ろ」
「ああ…」
ああ、震えてる、早く出なきゃ
蓮は湊の肩を抱き、歩き出す
「取った…」
「行こうか」
玄関を出た時にはパトカーが来ていた。そう俺が呼んだのだ。
「如月さん、お勤めご苦労様です」
「ご苦労様、俺たちは先に帰るね」
「はい、あとはお任せ下さい」
湊__
「大丈夫だった?」
「うん…ありがとう」
「1回家帰ろうか、」
「うん、」
「職場まで送るから病院名教えて」
「え、悪いだろ」
「いいの、いいの、あと終わる時間教えて、迎えに行くから」
「ありがとう…」
「うん」
家に帰った俺はシャワーを借りて、まだ服が乾かなかったから服を借る。
「じゃあ行こっか」
「ああ」
数十分で病院に着いた
「気をつけてね、頑張って」
「ああ、頑張る」
蓮が頭を撫でてくるのが恥ずかしくて俯きながら返事を返す。
「じゃあまた夜迎えに来るね」
「ありがとう」
「おはようございます」
「おはよう、あれ服変わった?」
「借り物で、 」
「今日から知り合いと住むことになりまして、」
「あら、そうだったの 」
この人は森さん、優しくてよく俺が研修の時に着いてくれた人だ。
「石川さんが会いたがってたわよ」
「石川さんが?」
石川さんは俺が介護していたおばあさんで、よく話を聞いてくれた人だ、入院理由は足の骨折だ。
「あれ、石川さんってなんで骨折したんでしたっけ」
「ジムで転けたらしいわ」
ジム?????
「え」
「石川さん元気よね、 」
げ、げんきどころじゃない、
_______
4話 8⁄15
石川さん、湊の親をやっちゃってください
付け足し
結構セリフいじりました
警察+ヤクザなのは最強すぎる攻めが大好きという趣味です