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~学校~
スマイル「…おはよう…ございます。」
先生「チッ、やっと来たか。早く掃除をしろ。他の生徒が来るだろう。」
スマイル「…すぐに、やります。」
先生「無能のお前が出来ることなんてこれくらいしかないんだから。」
朝誰よりも早く来て掃除をするのは当たり前。
俺にはこれしか出来ないから。
ガラガラッ
生徒A「先生おはようございまーす!」
生徒B&C「おはようございまーす」
先生「おぉ、お前ら早く来て偉いな。朝の会議があるから先生はもう行くな。」
生徒「わかりましたー!」
生徒A「…無能君おはよーう、今日も学校に来て偉いね~w」
生徒B「お前が来ても意味ないのになw」
生徒C「そんなこと言ったらかわいそうじゃ~んw」
生徒A「まぁまぁ、優しい俺たちが無能君に役割を与えてあげてるんだから。」
「付き合ってくれるよな?」
スマイル「…はい。」
・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・
~校舎裏~
生徒B「俺試したいことあるんだよね~。昨日、風の刃みたいなの出せるようになったからどれぐらいの切れ味か見たいんだよ。」
生徒A「良いじゃーん!風の刃ってカッケェな。じゃあ無能君はそこに立ってろよ。」
スマイル「…」
生徒C「はぁ?返事しろよっ」(ドゴッ
スマイル「い”っ」(ジュウウウ
生徒C「あ?ごめ~んw炎の拳で殴っちゃったw」
生徒A「やばぁw」
生徒B「じゃあやるかぁ」
・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・
こんなことが毎日ある。
朝も、昼も、放課後も…
クラスのやつ、いや、この学校の生徒全員からいじめを受けてるんじゃないかってくらい。
もう分かんないや。
・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・
生徒C「結構切れ味悪いなぁ。練習するしかないかぁ。」
生徒A「俺も水の刃とか出せたら良いのになぁ」
生徒B「あ、ほら無能君に治癒の薬あげるよぉw」
生徒A「お前わざわざ持ってきてあげたの?やさし~w」
生徒「じゃあ、また付き合えよ~ww」
スマイル「…クソッ」
この世界には怪我を治す治癒の薬がある。
誰かが開発したこの薬のせいで、俺は傷が一瞬で治ってしまう。
だからいじめが毎日続く。
スマイル「この薬使う時、痛いんだよ…ッッ」(ジュワァ
「はぁ…教室行かなきゃ」
・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・
~教室~
ガヤガヤガヤ
「今日クラスに転校生が来るらしいよ!」
「男子かな、女子かな?」
「能力なんだろ~」
「強いやつが良いな」
スマイル(転校生か…)
「また、いじめる人が増えるのか…w」
「せめて、強い能力じゃないことを願うしかないか…」
ガラガラッ
先生「お前ら席に着けー!今日は転校生が、なんと2人来るぞー!」
生徒「女子ですかー?」
先生「男子だーw」
生徒「イケメンですかー?」
先生「それは見てからのお楽しみだな。入って良いぞー」
???「おはようございまーす!」
???「おはようございます」
また新しい1日が始まる。